2024/04/26 07:03

昨日も、夜中も、ご支援ありがとうございます……!


現在、達成率150%というネクストゴールを目指しております。
ご支援いただいた皆様、もし身近に性のことで悩んでいそうな方がおられましたら、その時はぜひ、このプロジェクトや本の存在をご紹介してもらえたらうれしいです。


さて今日は、先日わたしが「子ども向け性教育の講座」を依頼された話を書きたいと思います。


わたしには娘が3人いて、(3人目は去年生まれたばっかりの赤ちゃん)
長女と次女には、数年前から家庭でも性教育を行っています。


ちょっと前に、知人の紹介で、女性のフェムゾーンにおけるケア方法、という講座を受講したのですが、そこで講師の方が、説明用にオナホールを使ってはったんですね。

簡易的なやつで、特にやらしくもない、ただ穴があいてるだけのやつやったんですけど、
わたし「これめっちゃええな」て思いまして。
なんと数日後、お尻つきの、3kgという重量のある、まぁまぁガチのオナホールを買いました。

その日のインスタより。Amazonはやさしかった。

で、後日、これを「女性の陰部の模型」として、娘たちにいろんなお話をしたんですよ。

そもそも大人の女性の陰部をまじまじと見ることはないだろうし、
子どものものとはちょっと違うので、ゆくゆくはこうなりますよっていう意味合いもあったし、女性は穴が3つもあるから、その位置関係とか(オナホールには尿道口はなかったです)、
それぞれの部位の名称とか。


生理がはじまったらこうなるとか、
セックスのときはここに陰茎を入れるのだとか、
実際に、模型の膣の中に指を入れてもらって、ヒダを感じてもらったりもしました。
(健康的な女性の膣は、ヒダや弾力があります)

娘たちも、おもしろいーー!て言ってて、
今まではお風呂のときにそこまでしっかり見て洗うことはなかったかもしれないけど、
改めてよく観察してみてね、と伝えました。


ていうような話をインスタでしてたら、ひとりの男性(6年生の娘さんのパパ)が

「自分の娘にも講座してほしい」って連絡くれたんです。


性のことは、父親から娘には伝えづらいし、そこは妻に任せればいいんだろうけど、
妻としても、なにをどこまで伝えればいいのかはっきりはわからないっぽい、とのことで。

ママ友さんと話してても、妊娠や避妊のことを伝えたいけど、
まだまだ小さい子にそこまで話したら、変なことになるんじゃないの?!と不安だ、ということでした。よくわかります。


結局、その話がすすんで、5月にわたしがその方の地域まで出向いて、
講座をすることになりました。参加家族は4組。
ただ、先に保護者さんたちとコミュニケーションをとっていると、
このオナホールを膣模型として使うには刺激が強すぎるということになり(そらそうや)

当日は、ホワイトボードを使って、図などで説明しようと思ってます。


そこで思ったんですけど、
保護者さんたちは、お子さんに対して不安や心配があるし、
嫌な目にあってほしくない、幸せに生きてほしい、と望んでいることは間違いないのだけど、

【いつ、どのタイミングで、性の話をすればいいのか?】

【親が教えるのに抵抗のある、まだまだ触れてほしくないテーマについて、子どもはどうやって正しい知識を得るのか?】

というところがポイントなんやなーって感じたんです。


で、もっというとやっぱり、

子どもの教育の前に、まずは親なんですよね。

親がフラットに話せるか。


そもそも親が性的なことに抵抗を感じていたり、
少し偏った価値観をもっていたり、
乱暴にいうと間違った知識をもっていると、

それはそのまま子の教育に影響します。


無駄に隠したり、叱ったり、ゆがめたり、恐怖をうえつけたり。


わたしたち自身、性的なことは大人から学んだわけではなく、
本やメディア、先輩や知人、あらゆるところから「なんとなく」得てきた知識だったからこそ、

中年になった人たちが、今こんなにも、
相手との関係に悩んでいたり、セックスレスになっていたり、なんやかんやと悩むんじゃないかなと思うんです。もちろん、性暴力なんて、教育の不十分さそのものです。


性教育講座をされる方々って、産婦人科医、助産師、保健師、などが多いです。
あんまりそこに鍼灸師は入ってこない。


でも、鍼灸師って、「小児はり」というこども向けの施術をするので、
実は妊婦さんとも、小さいお子さんとも、接する機会が多いんですね。


人が命を授かり、お腹の中で育み、生まれて、何年もかけて育つ。
それは、性のエネルギーの営みそのものです。

鍼灸師は、常に、性の活動に触れているのだと思います。


そこに、身体のサインをよみとったり、
東洋医学の知識をあてはめることができるので、
実は「相談役」として、ものすごく頼りになるやつらなんですよ。


おとなにむけて性相談の場をもうけることと
子どもにむけて性教育を行うことは
似てるようでいて、結構違うことが多いので、わたしは今まで「性教育」というのを
全面に押し出して活動はしていません。


だけど、性教育が大事だというのはすべてのおとなに知ってほしいし、
まずは大人が学んでほしいと思うから、この本も書いてます。
そして臨床でも伝えてます。


エロいことを教えるのが性教育ではありません。
自分のことを知って、他人のことを知って、自分も相手も、どちらも大事にするということを学ぶ機会なんですよね。


このクラファンでも、「7700円」のリターンに上乗せ支援をしていただくことで

わたしがなんか講座やります、というリターンにすることができます。

↓ここの活動報告にも書きました!

https://camp-fire.jp/projects/746863/activities/568729#main


もし、わたしと一緒に、あらためて性について考える機会を設けたい、という方がおられたら、ぜひこのリターンに申し込みください。残り2枠です!