2023/11/01 20:28

「いっぷく、これからどうするの?」とたくさんの方に質問されました。今日も役場に報告に行きましたら、やはり今後についての話し合いになりました。ゆっくりゆっくり日常に戻っていく頭の中で考えています。

もう使わないだろうと手放した着物をまた集めなおそうか。また着物を自分で着られるように練習しようか。どこかの先生について、また茶道を勉強しようか。どこで、どのような頻度でいっぷくをやれるのか?道具も家具もたくさんあって、一人では運びきれなくなってしまっているし、テントの設営も一人でできない。ましてや着物ではもっと厳しい。今回のように絶え間なくお客様が来る状況でワンオペでは対応できない。優秀なチームはまた作れるのか?ついてきてくれる仲間はいるのか?

改めて簡単ではないのだなぁ、と痛感しています。

会場に足をお運び下さった方はお気づきかと思いますが、各工房と先生の特徴をお伝えしていたかと思います。裏だてでほとんど表に出てこれない私に代わり、夫が。しかもかなり必死で(笑)。

この企画を進めていく中で大切にしたかったことがあります。作家さんと買い手を繋ぐことです。作家さん自身が宣伝トークがばっちりで、ネットでも販売することができて、ブランディングも完璧で…そんな方見たことありません。少なくとも私は。むしろ苦手な方が多いのでは、という印象です。それに自分で作った作品をガンガンと売り込んでくる作家さんは特にここ日本では、ちょっと胡散臭いと捉えられることになりがちです。

だからこそ第三者がその役割を買って出ることが出来たらな、と思いました。今回は色んな制約があり、作品を気に入って買いたいと、または興味があると申し出て下さった方がいらしてもその場でお売りすることが出来なかったのです。それが私にとってはとても残念でした。今後の課題でもあります。

いっぷくは茶屋の姿をした広告塔です。今回は箕輪の作家さん、事業者さんを知っていただくきっかけになればとあらゆる手を打ちました。副次的な効果として来場者に景勝地で野点(のだて)を楽しんでいただけました。

今後の展開については信頼のおける人に相談しながら、今はまだボーっとしている頭をフル回転させて答えを出していけたらと思います。