2018/04/25 01:07

クラウドファンディング、残り5日になりました!

先週末はひょうたんたけしさんのイベントで、八王子まで出店しに行ってきました。ガレリアサローネさんと、ひとひとても一緒の出店で、縁でつながって輪になったようなイベントでした。

 

「おいしいお菓子やさんがあるから行ってみて!」 という友人の言葉を頼りに、あてずっぽうに見つけたひとひとて。扉を開けて入った時のあの気の抜けたいい感じ。そして、おいしそうに焼けたお菓子たちが並ぶ。。ひとひとてのあつしくん、美里ちゃんとはじめて出会った2013年のある日のこと。

「これから色々やっていきたいんで、色々やっちゃってください」
出会ったばかりの私に、あつしくんがそう言うので、遠慮もなくカレーのバイキングイベントなんかもやらせてもらうことにしたのでした。
そのころ、ちょうどカレーの屋台を始めたばかりだったわたしは、何かをやりたくて、そういうのができる場所を求めていたので、待ってましたとばかりにあれこれ、ひとひとてに持ち込ませてもらった。あつしくんはいつでも、なんでもやっちゃってください。なんて気前の良いこと言うので、それこそなんも遠慮なく。。(あつしくんに美里ちゃん、重ね重ねありがとう)

 

ずっと一緒になんかやってきて、これからもなんか一緒にやれる人たち。
ひとひとての焼き菓子は、zaranの回遊ヤタイ実店舗でも時折顔を出してもらうことも今後予定しています。
もしかしたら、ひとひとてが若葉町へきて、焼き菓子を販売することもあるやもしれない。
つながってきた人や、ことがぱたりと切れてしまうのではなくて、
なにか縁があって「今」があるのだから、
自然とつながって、続いていくこともあるでしょう。
そこへ、新しい風が舞い込むのもOK。
そういうのを大事にしたいなと、かんがえるのです。

 

つながってきたこと、のひとつとして、zaranの回遊ヤタイの看板猫の話ですが、
この看板、もともとは恵比寿駅にあった下着屋さんの看板だったものでした。
学生時代に恵比寿を散歩していて出会ったのですが、黒猫に引き寄せられて入ったお店の中もそれはそれはかわいらしくて入り浸った場所のひとつでした。いいことがあったり、面白くないことがあったり、何か誰かに聞いてもらいたい時、いつでもこの下着屋さんの扉を開けた。店主のおばさんはいつも話を面白いと言いながら聞いてくれ、あったかくて旨いジャスミン茶を絶え間なく注いでくれる。時折飛び出す下着の歴史とか、そういう話も夢中になって聞いた。いい気分になって、私は店で歌を歌ったりして、帰るころには、あー今日もいい日だった、さよなら!ってそんな気分になっちゃう。学生が終わった後も
時々立ち寄った場所だったのです。
それが2008年だったかなあ、40年近くやってきたけど、違うことやりたくなったからお店たたむことにしたのよって電話がきて、あわててかけ付けた。「あの看板はどうなっちゃうの?」って聞いたら「あなたにあげるわ」って、お店で使っていた椅子と一緒に、ネコの看板をもらい受けたわけなのです。

もうひとつ、この下着屋さんへ通った理由の一つが「TUNIC」という下着メーカーの商品。どれも奇抜でコケティッシュで衝撃的で、新商品が出るたびにドキドキした。TUNICを作ったのは、昭和の初期に閉鎖的だった女性下着界に革命を起こした鴨居羊子さんという人で、この人がまた面白すぎるのでした。映画館の幕間に下着ショーをやったり、絵を描けば人形も作ったり、そうかと思えばフラメンコを踊り、料理をふるまう人。そんな鴨居さんが書いていた言葉を引用

「……何々のためにやる、というのが気にくわない、やりたいからやる、それだけだ……」

19歳の私には、わー、そうなんだ!やりたいと思う気持ちに意味なんかいらないのだ! なんて、そこだけやたらと響いてしまって、その感覚は今も変わらないなあ。話が横道それ過ぎましたが、そうそう、こういう下着やさんからもらった看板の黒猫なのです。今はビンディつけて、インドカレーの屋台の看板になってもらっています。

で、その屋台カードを作ってくれたのはひとひとてのあつしくん、という風に、なんだかちょっとなにかが循環しているかんじなのです。看板猫にはそういういきさつがあったのでした。(写真はzaranのヤタイになっていますが、カイユムが加わって、回遊ヤタイ、となったのです)


人と出会って、別れて、でもどこかでつながって、
またあたらしく紡いでゆく感じがいいなあって
おもうのです

今日までもこれからも

泣いても笑ってもあと5日。
目標金額まであと少し、ぜひご支援のほど、よろしくお願いいたします!


zaran