2019/11/20 10:19


東京学芸大学アメリカンフットボール部SNAILSを支援していただきありがとうございます。

マネージャー3年 倉山 裕子です。


皆さんは、“momentum(モメンタム)”という言葉をご存じでしょうか。

日本語で「勢い、はずみ」などを意味し、あらゆるスポーツで耳にするこの言葉。

中でもフットボールは「モメンタムのスポーツ」と言われており、私たちも試合や練習の中で意識する場面が多くあります。


11月17日(日)。

第6節 上智大学戦は、その言葉の意味を改めて実感する試合となりました。


先制点を相手に奪われたものの、なんとか同点に追いついた第3Q。


全員でパシュートし、全員で相手キャリアを押し込むなど、最後まで執念のプレーを見せたSNAILS DEFENSE。


約300人の大応援団からの声援と共に、着実にゲインしたのはOFFENSE陣。

フィールド、サイドライン、そしてスタンドの誰もが、1ydでも前に進もうともがきます。


完全にモメンタムを掴んでいたあの瞬間、少しの恐怖を帯びたどうしようもない楽しさに、全員の胸が高鳴っていました。


しかし、“moment”umは、その名の通り刹那的であり、不安定なものに過ぎません。

敵陣深くに攻め込んだ後、確実にFGを決めて勝ち越し点を奪おうと試みるも、相手のブロックにより失敗。

試合終了が迫る中、今度は相手の攻撃が始まります。

そこから瞬く間に前進され、それと共に立ち込めた不穏な空気。


しかし、どうにかこちらに攻撃権を戻し、最後にはFGを決めてなんとか勝利することができました。

相手にペースを掴まれた瞬間に漂った、今までにない緊張感と怖さは、今でも私の中にこびりついて消えません。



今、私たちに必要なのは、“モメンタムを掴む”ための努力ではありません。

ただ目の前の1プレーに、全身全霊をかけてぶつかる。

それを重ねていくだけです。


これまで以上に接戦となることが予想される、成蹊大学戦、そして入替戦。

小さなミスが命取りになるため、1プレー1プレーの精度が求められることになります。


まずは最終節で必ず勝利し、入替戦への切符を手に入れます。


―GAME7―


vs. 成蹊大学 ZELKOVAS

12月1日(日)

17:45 KICK OFF

@アミノバイタルフィールド

https://www.ajinomotostadium.com/access/