【ご挨拶・プロジェクト立ち上げについて】


 

はじめまして!

なんば農園代表の難波頌治と申します。晴れの国岡山で祖父の代から3代に渡り60年以上桃を栽培しております。私は銀行員として6年勤務した後、桃農家を継いで4年目(32歳)になります。今回で3回目の挑戦となりますが、気持ちを込めてこのページを作りました。是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

前回は下記白桃ネクターの製造でCF挑戦し、製造の目標が叶いました。

【達成率:250%、支援総額:376,500円、支援者数:61人】

https://camp-fire.jp/projects/view/742534?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show


 

          ※主なリターンのイメージ 清水白桃 2キロ箱(8玉~9玉入り)

 

【なんば農園について】

 なんば農園は県下最大産地の倉敷市玉島地区で60年以上、3代に渡り桃農家をしています。難波家は古くは宮大工として玉島地区で活躍(江戸中期頃)しておりました。ロゴにある【yama-san】は【ヤマサンナンバ】として地元で呼ばれていたと言い伝えられています。現在でも古い工具や農具には【山三】のシンボルが刻印されています。どのような意味を持つのかは、今となっては不明ですが先祖代々伝わるシンボルをロゴとして設定しました。先祖代々、分野は違えど、ものづくりの精神を受け継いでいます。

 

 

なんば農園の桃づくりの最大の特徴は灌水(水やり)を一切しないこと

 桃は当たりハズレがあると言われますが、これは梅雨時期に出荷される桃の影響が多いです。桃は収穫時期に雨が続くと味が落ちてしまいます。糖度が上がらない、味が薄い、といった桃は雨の影響を受け、水分を多く含んでしまった可能性があります。それぐらい桃の甘さを決めるのは水分量が重要なんです。なんば農園では味を凝縮させ、糖度にこだわった桃を作る為に水を与えないようにしています。そうすることで、糖度は高く、甘くて濃厚な桃になるんです。

 

なんば農園の桃がどれくらい甘いのか

 2021年度は、出荷の3割以上が糖度『14.5度以上』という非常に甘〜い白桃を出荷できました。なんば農園で出荷をした桃の平均糖度は『13.7度』と、全体的にみてもとても甘い桃です。(2022年~2023年は桃が完売してしまったため、糖度を測るJAに出荷ができず、測定ができませんでした。実際に食べられた方のお声は後ほどございます。)

この甘さは、桃の最高ランク「通称”ロイヤル”」の基準糖度12.0よりも、かなり上の数字です。

 

 

最高ランクと比べると、なんば農園は平均糖度が+1.7度も甘く、糖度13.7度でした。糖度が1度(または0.5度)違えばランクが下がる程、1度は大きな違いです。ですが、実は言うと、なんば農園の作る白桃は、必ずしも最高ランクではないんです。と言うのも、糖度を求めるためになんば農園では、水を全くあげていません。ですが、"甘さ”と引き換えに、桃の大きさは”小ぶり”になってしまうことが多いんです。このランク(等級)を決める基準には、「甘さ」以外にも「大きさ」や「見た目」という評価規準があるんですよね。評価基準を満たすためにも、水をあげて「大きさ(重さ)」を大きくする『玉太り』をさせることもできるのですが、、、、それは同時に味が落ちてしまうことを意味します。

写真はイメージです

 これでは、ウチの味を好んでくださる方をがっかりさせてしまいます。最高ランクに捕われることなく、今も変わらず、甘〜い白桃を作ることにこだわって作っています。これは、ウチでしかできない方法だからこそ、なんば農園の味を大切に守り抜いていきたいんです。こんな常識を逸脱した農家はほとんどないでしょう。少なくとも、私の住む玉島という地域では白桃農家が200〜300戸ありますが、水をあげないなんて聞いたことがありませんし、周りの桃農家に言っても信じてもらえません。


【なんば農園の桃の品種】

 

                                  

🍑日川白鳳・・・6月中旬~下旬で収穫される早生品種になります。早生品種にしては旨味も多く、バランスの良い桃です。桃をいち早く楽しみたい方にはおすすめの品種です。

🍑白鳳・・・7月上旬~中旬に収穫される中生品種になります。岡山の桃らしく、果汁多く味わいも上がってきます。お中元シーズンにも合致する品種で清水白桃よりは安価な為、手頃に本格的な岡山白桃が楽しめます。

🍑清水白桃・・・7月中旬~下旬に収穫されます。白桃の女王とも言われる、味、見た目、果汁量、柔らかさ、どれをとっても1番の桃です。栽培は難しく、価格は高めになります。

🍑白麗・・・7月下旬~8月中旬に収穫される晩生品種になります。白く麗しい見た目をしています。晩生品種特有の高糖度、果肉は固めとなっており、しっかりとした食感が楽しめます。


【桃づくりのこだわり】 

①高い糖度、洗練された味

うちは祖父の代から、白桃を極限まで甘くするために、水を全く与えずに白桃を育てています。これが、なんば農園の最大の特徴で、桃が甘くなる理由です。桃作りにはハードな斜面での栽培により、水はけが良く、その割には土中の水もちが良く、桃作りでは常識とされる灌水(水やり)は一切行わない為、濃厚な味に仕上がります!他の桃農家仲間に話すと「そんなん、無理じゃろ!(でしょ)」と言われるほど、珍しい方法で育てています。通常であれば、水やりをしていないと桃の木が枯れてしまうのですが、特別な土質のおかげで水をあげずに育てることができています。こうしてできた、なんば農園の白桃は甘〜く濃厚です。食べると甘い果汁がジュルりと溢れ出す程、濃醇な桃になっています。

 

②草生栽培、農薬使用は最低限

斜面栽培の為、除草剤を使用すると土壌流出に繋がります。農薬散布作業についても、畑に機械が入りにくく、農業事故に繋がるリスクもあることから、物理的に困難です。その為、必要最低限の農薬使用になっており、ロスも一定数ありますが、身体に優しい桃作りにこだわっています。岡山では昔から害虫から守ったり、農薬を減らすための工夫として、桃袋をかけて栽培をする「袋掛栽培」という方法が伝承されています。こうすることで、桃を守ることができるのです。

さらに、こうすることで日光には当てないので、白く透き通るような、高級感あふれる白い色の桃になるのです。思わず岡山の白桃を見て、「白!!!」と言ってしまうかもしれませんが、この白さがあるのは、袋で1つ1つ桃を包んで守っている証拠とも言えるのです。

                                                  写真はイメージです

他県の赤やピンクの桃と比べると、岡山の白桃は農薬の回数が一般的には少ないと言われています。でも、なんば農園では極力農薬を減らしたいので、約半分まで農薬の回数を抑えているのです。口に入れるからこそ、安心安全なものを食べていただきたいのです。さらに、草生栽培という方法をおこなっていて、刈り取った草も肥料にしています。仮に、薬品や人工的なものに頼れば、それだけ農業は簡単になりますし、綺麗な実ができます。でも、安心安全な食べ物であるかは疑問が残りますよね。小さいお子様にも安心して召し上がっていただきたいので、できるだけ自然に近い農業をおこなっています。きっと祖父も私に、安心安全な桃を食べさせたかったのだと思います。


【お客様のお声】

 


【リターンのご紹介】  

①日川白鳳(2キロ箱:8~9玉入り)・・・7,000円

②白鳳(2キロ箱:8~9玉入り)・・・8,000円

③清水白桃(2キロ箱:8~9玉入り)・・・9,000円

④白麗(2キロ箱:8~9玉入り)・・・8,500円

⑤白桃甘酒と桃のセット 白桃甘酒×3本、日川白鳳1箱(900ml×3本+日川白鳳8~9玉入)・・・12,000円

⑥白桃甘酒と桃のセット 白桃甘酒×3本、白鳳1箱(900ml×3本+白鳳8~9玉入)・・・13,000円

⑦白桃甘酒と桃のセット 白桃甘酒×3本、清水白桃1箱(900ml×3本+清水白桃8~9玉入)・・・14,000円

⑧白桃甘酒、レモネードセット(900ml×3本:甘酒2本、レモネード1本)・・・6,000円

⑨白桃甘酒 3本セット(900ml×3本)・・・5,500円

⑩白桃甘酒 6本セット(900ml×6本)・・・10,500円

⑪スペシャルセット 白桃甘酒×2本、レモネード×1本、清水白桃1箱(900ml×3本、清水白桃8~9玉入)・・・14,500円

⑫白桃4品種食べ比べセット 日川白鳳1箱、白鳳1箱、清水白桃1箱、白麗1箱(全て8~9玉入)・・・32,000円

※全て送料込みとなっております。


【スケジュール・資金使途】

2024年5月10日(火)・・・支援受付開始 

2024年6月30日(日)・・・支援受付締切 

2024年6月中旬~8月中旬・・・リターン品発送

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。
6月30日(日)にプロジェクトが終了致しますが、日川白鳳は6月中旬~下旬収穫の為、プロジェクト期間中の6月から発送していき、その後8月中旬までに収穫次第随時発送させていただきます(到着の日時・曜日の指定はお受けできません。)。
※農産物のため、生育に誤差があり、収穫時期が前後しますこと、ご了承ください。      

資金の使い道としては、桃の資材費、梱包、送料、CF手数料等に使わせていただきます。近年では桃の資材(農薬、肥料)が高騰しており、経営を圧迫しています。2倍になっている農薬もあり、今後も高止まりする可能性もあります。皆様からいただいた支援金は大切に使わせていただきます。


【最後に】

私が桃農家を継いだ理由

      

私は幼いころから祖父母が毎日のように桃畑へ通い、農作業をしている光景を見ていました。私はじいちゃん・ばあちゃん子だったので、よく畑に一緒に行って手伝い、桃づくりが身近な存在でした。ですが私が中学、高校、大学と進学していくうちに祖父が亡くなり、銀行員となってからは祖母が亡くなりました。銀行員になって転勤もあり実家を離れて生活するようになり、休日に桃作りを手伝うこともなくなりました。これまで身近にあった【桃】が遠い存在になっていきました。それでも両親は会社員の傍ら、懸命に農園を守っていましたが、規模の縮小はやむを得ず、昔の見慣れた農園風景は徐々に耕作放棄地へ変わっていきました。

      

ある長期休暇をもらった際、久しぶりに畑で手伝いをする機会がありました。ふと見渡すと、変わり果てた農園の風景が広がっていました。とてもショックを受けたのを今でも覚えています。自分ながら、このままではいけない、私が何とかしないと、と勝手な使命感に駆られました。その時に、「銀行員を辞めて、桃農家になろう」と決意しました。それを両親に打ち明けると、当然猛反対(笑)。「せっかく安定した銀行に入ったのに、もったいない。何考えとるんな!」と長時間叱責。しかし、それに挫けることなく、「俺が桃を作る。規模も広げる。だから手伝って欲しい」と粘り強く猛烈に説得。すると親も私の性格を知っているのか、「どうせ言っても聞かんじゃろ。好きにせぇ。」と半ば諦めに近い形で説得に成功し、経営も任せてもらえることになりました。


今後の展望

私が農園を引き継いで4年が経過しようとしています。この4年の間でも気候変動を肌で感じることが多くなりました。本当に桃づくりが難しくなったと、父も言っているように、今後安定して白桃を供給できるかは不透明な状況です。それでも毎年、試行錯誤して、何とかお客様のもとへ商品を届けることができるよう、研鑽の毎日です。また、後継者不足も深刻です。私の地区でも後継ぎがいない為、桃農家を廃業したり、私のところへ承継依頼に来る相談件数が年々増えております。私が幼かった頃から面倒をよく見ていただいた方や、祖父母と仲の良かった方々が引退されるのは寂しい思いもありますが、そういった方々の想いに応えていきたいと思っています。年々栽培面積が増えていますが、私たち家族3人だけでできる範囲も限られています。その為、将来的には従業員を雇用する必要がでてきます。地域の雇用を創出し、地域とともに名産品を作りながら発展していければと思っています。




<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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