プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

 民謡未来ネットワーク代表の小池梨沙と申します。私たちは、全国あるいは世界で日本民謡や文化を未来に伝承する活動をしている人たちが、力を合わせ情報共有と伝承活動を推進するため2023年4月に活動を開始しました。

 この度、二度目のクラウドファンディングに挑みます。昨年は民謡愛好家の研鑽と憩いの場である「民謡酒場」の維持存続と活性化及び子ども達への民謡文化伝承のために、「民謡こども食堂」立ち上げのご支援を賜りました。

 今回は、民謡こども食堂の運営に加えて、子ども達が街の中で自由に日本の文化教養に触れられる「ふれあい寺子屋」を新たに立ち上げたく、クラウドファンディングに挑戦します。

 重ね重ね皆様のお力をお借りすることに、後ろめたさも感じつつも、この社会課題に立ち向かうためには、「待った無し」なのです。

 何卒お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。

解決したい社会課題
① 体験格差の解消

 子ども食堂の運営経験を通して、子供たちを取り巻く様々な社会課題を目の当たりにしました。生活困窮世帯あるいはひとり親家庭などの事情はある程度理解をしていたつもりですが、そこから弊害が生じている「体験格差」について、日本民謡の伝承活動を志す私たちにとっては、重要なテーマであると感じました。

 生活困窮世帯あるいはひとり親家庭など、世帯の事情にかかわらず、街の中で日本の文化教養は傍受できるべきであるという考えのもと、民謡こども食堂に来てくれた子ども達が、具体的に民謡を通した交流の機会を得られる環境を提供します。

② 第3の居場所(サードプレイス)作り

 家でも学校でもない子どもの「第3の居場所(サードプレイス)」を増やしていくことが重要項目となっていることをご存じでしょうか。昔のように、学校のあとに友達の家に遊びに行くいことも、少々はばかられる時代になりました。共働き世帯やひとり親世帯が多く、大人がいない家に友達を上げてトラブルになることもあるそうです。

 加えて、核家族の一人っ子も多く、家族以外の大人たちとコミュニケーションを取れる機会が社会の中で減少しています。その結果、子ども達がなにか悩みを抱えたとき、相談相手となる大人との出会いも減り、悩みを打ち明けられないことによる悲しい事件も散見されはじめました。そのような時代の流れの中で生じている社会構造の変化に対応する手段として、サードプレイスが注目されています。私たちは従来の子ども食堂に加えてサードプレイスと位置付けた「ふれあい寺子屋」の立ち上げを決意しました。

何をやりたいのか

 東京都墨田区にある民謡酒場・栄翠(えいすい)において、実施している民謡こども食堂に加えて、小中学生を対象とした学習支援と、日本民謡の指導、着物の着方や所作などの文化教養を体験できる時間を「ふれあい寺子屋」として新設します。寺子屋のプログラム終了後は、子ども食堂で夕食を提供(中学生以下は無料)します。

〇指導者

 ふれあい寺子屋では、各回において指導実績のある指導者を招き、カリキュラムを通して、人前でも物おじせず自己表現できる力や自己肯定感を高めていくことを指針といたします。また、経験豊富な心理カウンセラーも配置します。


〇防災拠点としての機能強化

 子ども食堂の事業では、食品や日用品を配布するフードパントリー事業も併せて実施し、生活困窮家庭への生活物資の配給拠点としても機能を充実させます。更には災害に備えてローリングストックを実施し、町内会と連携した地域の防災への取り組みを強化します。


〇地域に開かれた発表会の実施

 また、ふれあい寺子屋で学んだ子ども達が中心となり、年度末に発表会を実施します。墨田区内の公共施設を借り、200人程度の来場者を見込んで入場無料での開催を予定しています。会場内では和楽器などの体験コーナーや、地域の伝統工芸や地場産業なども触れる機会を作り、地域との繋がりを強化します。

クラウドファンディングに挑戦する理由

 こども家庭庁では、児童福祉法の改正に伴う児童育成支援拠点事業として子ども達の第三の居場所を立ち上げるための補助金整備等を進めています。この流れが、私たちが取り組んできたビジョンと親和性があることから、社会課題を更に掘り下げながら、この動きに沿った活動を目指したいと考えました。

 しかしながら、活動拠点としてお借りしているお店の広さや、実施頻度等の要件を満たすことは今の私たちの体力では困難です。もし満たせたとしても、支給申請から入金まで余剰金で運営をする必要があります。私たちは任意団体かつ非営利で活動をしており、まだまだ活動資金に余裕がありません。補助金要件を満たすために人材確保や今後の法人格について検討を続けておりますが、当面の間、安定した活動資金を確保するために、まずはクラウドファンディングに挑戦することが先決であると判断いたしました。

 引き続き、子ども食堂での食事の監修は、一般社団法人ベジモア食育協会とタッグを組み日本の食文化も伝え、更に寺子屋の運営に関しては、新たに専門講師を招き実施しますので、実現性は十分に担保できていると考えています。

 民謡こども食堂を開催した結果、食支援のみならず、様々な社会的課題があることに気が付き、その中には民謡文化の継承の課題とも融合できるという確信があります。

リターンについて

 今回のプロジェクト達成に向けて、各所から特別なお力添えにより体験型のリターンを多く取り揃えました。また、一般公開前の優先参加権となっております。上乗せご支援を含めない場合は、おおむね7割を活動資金に充てさせ得ていただけるよう、原価計算をさせていただいております。資金繰りの関係で早期にクラウドファンディングをスタートさせる必要があり、確定しているリターンから掲載しておりますが、最終調整中のリターンを3月下旬頃に追加する予定があります。

 追加リターンを掲載しました!追加分は、緑色のバナーで左上に「追加リターン」と記載しております。詳細は各ページをご参照ください。

 プロジェクト期間中、毎週水曜日20:00より、Youtube上でライブ配信をさせていただきますので、ぜひ参考になさってください。

民謡未来ネットワーク Youtubeチャンネル

スケジュール

3月13日(水)19:00 クラウドファンディング開始
4月30日(火)23:59 クラウドファンディング終了
5月31日(金) 第1回ふれあい寺子屋・民謡こども食堂開設
以降、毎月最終金曜日に開催(8月は毎週金曜日開設)

※〇印が開設日

2025年1月~3月のうち1日 民謡ふれあいコンサートの開催


開設場所について

 開設する場所は、民謡こども食堂を開催している場所と同じく東京都墨田区にある民謡酒場栄翠(えいすい)です。都内にある民謡酒場の一つで、民謡未来ネットワークは、民謡酒場の維持存続及び活性化のアクションを通して、民謡文化を伝えています。

民謡の店 向島・栄翠(東京都墨田区向島4-2-4)

資金の使い道

 活動の幅が広がった分、前回と比べ必要経費も大幅に増えてしまいましたが、引き続き利用できる助成金や補助金を活用しながら、資金面で今後自走できるように最善を尽くしていきたいと考えています。また、目標金額に達することが出来なかった場合には、必要に応じて節約・縮小するなど工夫しながら実施をして参ります。

 ファーストゴールとして、目標金額200万円を設定しました。更にネクストゴールとして、+20万円の目標を設けて、栄翠のインターネット環境を整備します!これにより、お店からの配信やオンライン参加の可能性が広がります。また、ファイナルゴールとして、+30万円の達成で、お店の音響設備をアップデートします。


最後に

 2022年民謡酒場の維持存続をかけて始まった私たちの活動が、多くの皆様方よりご注目・ご支持をいただきました。その過程で、社会課題の現状に触れることで沢山の学びがありました。2024年度の活動は、今後、正式に国の受託事業を目指すのか、目指せるのか、また別の選択肢を選ぶのかの判断の一年となりそうです。いずれにしても、日本民謡を後世に遺したい、民謡酒場を活性化させてたいという気持ちは変わっていません。私たちにできるアプローチで、今後も活動を発展・継続していきたいと思います。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

社会課題の解決を
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