プロジェクトの実行者について

西宮市起業塾のみなさん

はじめまして、桐山智子(のりこ)です。私は、福祉と社会をつなぐことを目標に「えんGIFT」を個人事業主として立ち上げました。40歳から福祉に携わり感じたことは、「福祉」と「社会」との間に存在する見えない壁のようなもの。私たちの身近なものであるはずの福祉は、なぜか日常からかけ離れた世界のように感じたのです。福祉をもっと身近に感じてもらうために、普段使いのモノに 障がいをお持ちの方のアート作品をプリントしました。
「福祉と社会とを モノを介してつなげるプラットフォームを作りたい」。粗品やノベルティに、障がい当事者の方の作品をプリントして販売し、利益の一部を還元するためのプラットフォームつくりを目指しています。このプロジェクトでは、オリジナルプリントの軍手を販売します。

 ←〘えんGIFTホームページ〙




はじめに…

せっかくもらったノベルティ…捨ててしまうことはありませんか?

普段使い出来るモノに 障がい当事者の方のアートをプリントして、他にはない商品を作りました。今回は、掃除や山登り、自転車に犬の散歩、、と何かと出番の多い軍手です。


ノベルティや粗品を 当事者の方々のキャンバスに。そして、もらった人を笑顔に。
そこに会話が生まれ、物語が広がる…

捨てないノベルティ
もらって嬉しいノベルティ
社会貢献できるノベルティ

CSR活動の一つとして、取り入れてみませんか?


このプロジェクトで実現したいこと
【軍手で福祉と社会をつなぎたい!】

 障がいをお持ちの方のアート作品をプリントして、オリジナルの素敵な軍手を作りました。プリント部分は樹脂プリントで滑り止め加工となっています。手のひら前面にプリントされていますので、ぜんぜん滑らず、機能性抜群の軍手です!作業しながらデザインを見るたびに「ほっこり」してほしい。そんな思いも込めました。
このプロジェクトでお買い上げいただいた利益の4割は、福祉支援団体やデザインを描いた方に還元します。企業や活動団体等の粗品やノベルティ等としても販売することで、「福祉と社会をつなぐ」の実現を目指しています。この軍手のデザインは、こちらの2点から作られました。

★障がいをお持ちの方のアートコンテスト受賞作品                                                                            










左絵 「ゴルゴン・ラビリンス」
右絵 「カオス・プランクトン ワールド」                                             


★就労支援事業所の皆さん(利用者さんスタッフさん)合作のデザイン

手に取った方々に必ず喜んでいただける…そんな軍手が完成しました!!

【どうして福祉と社会をつなぎたいと思ったのか】

 その後の人生を考えた40歳で福祉の道を志し、出会ったのは就労継続支援B型事業所というところでした。障がいをお持ちの方が働く就労の場所ですが、給料として工賃が支払われています。そこで感じたことは…

・工賃がとにかく安いこと。

(令和3年度平均工賃:厚生労働省ホームページより)
初めて聞いた時は、「こんなに働いているのに、それだけしかお給料がないの?!」と驚きました。

・福祉と社会が別世界であるように感じたこと。

 障がい福祉の認知度は低いという現状があります。福祉の現場にいると、なぜか日常とは別世界であるかのような壁を感じました。ですが本来、福祉は身近な世界なのだと思います。事故や病気により障がいを負ったりうつ病を患ったり…福祉とは、もっと私たちに身近な世界だと思うのです。より身近な商品で障がい福祉に触れていただくことで、もっと身近に感じてほしい…そんな想いをこめました。
このプロジェクトで多くの方に障がい者アートをデザインした軍手を手に取っていただくことにより認知度アップ、そして、利益を還元することによる工賃アップや、当事者の方々が輝ける機会の提供を目指しています。

【プロジェクトの実行自体がSDGs】

クラウドファウンディングで商品を販売することは、SDGsの取り組みにつながっています。

①     プロジェクトで発生する仕事は可能な限り就労支援施設へ依頼します。

関連する目標:1【貧困】、8【経済成長と雇用】

商品の個包装・アート作品のデータ化作業・お礼カードの印刷・サンプルを送付する封筒に施設製作の紙漉きを使用など、一つのプロジェクトでたくさんのお仕事が生まれました。福祉施設での仕事に困っている施設もあります。それを少しでもお手伝いするため、プロジェクト実行により仕事の創出を実現しました。 

② 受注発注商品のため在庫が発生しません。

関連する目標:12【持続可能な消費と生産】


【福祉製品には素敵な商品が多くあることを紹介したい】

 リターンとして、福祉事業所さんの製品や、福祉に熱い思いをお持ちの方の製品を販売します。こちらは革の端切れを利用して制作された製品です。軍手2枚との合わせ買いリターン商品の一つです。

福祉の現場では、素敵な製品が多く作られていますが、残念ながら認知度が低い現状があります。これを機会に、就労支援事業所の製品が素晴らしいことを知ってほしいと思っています。(リターンとしての販売に際し、えんGIFTでは販売手数料をいただきません。販売利益はそのまま福祉施設へ支払われますので 安心してお買い求めください。)


こういった想いから、今回のプロジェクトを実施します!
応援よろしくお願い致します!!


プロジェクト立ち上げの背景(代表者はどんな人?)
【自分探しから始まった 「えんGIFT」創業まで】

 コロナ禍による人との関わりの消失と、一人息子が進学により家を離れ、「母」としての役割を失うという喪失感が急に、しかも同時にやってきました。「母」であることで「私」であったことに気付き、愕然とします。私として生きてみたい。でも私として生きるってどうすればいい?と感じ、初めて「自分探し」を始めたコロナ禍でした。

 人間関係が上手くいかず自信喪失の大学時代。加えての就職超氷河期。ようやく証券会社へ就職するも、やはり人間関係で悩み難聴や過呼吸などを繰り返して一年足らずで退社。でもなぜか証券会社での営業の楽しさが心に残ったままに。結婚後は各地へ転勤しながらの子育ての日々でした。

 40歳で、自身の悩んだ経験などから福祉の扉をたたき、通信教育で学び社会福祉士資格を取得。その頃には地域での活動も活発になる。人好きと責任感の強さを発揮し、自治会長や少年団事務局を経験。コロナ禍からの自分探しから始まり、自身の営業職と施設支援員経験をコラボさせ、福祉と社会をつなぐ架け橋となりたいと「えんGIFT」を開業。ところが個人事業主は企業には受け入れが難しいという現実を突きつけられ現在に至ります。

 【企業の粗品として販売してみてはどうか?】

 支援員時代に利用者の方々が描く絵の素晴らしさに触れました。気持ちが真っすぐ表れる絵。作品を見ると、その方の真っすぐな想いが伝わってきます。
「これを商品化したい!色んな人に見てもらいたい!」と思いましたが課題もありました。
「商品を作ってもどうやって売る?誰が買ってくれるかな?」ということです。
「証券営業で配っていた”粗品”として販売すればどうかな?そうすれば多くのお客様が手に取ってくれるし、多くの人が作品を見てくれるかな?」そして”粗品”としての販売を開始しました。


「すごい!こんな可愛い手袋初めて見た!」初めて作った手袋は かなり好評で、知り合いの証券会社様が”粗品”として多く購入くださいました。また、受け取ったお客様にも大変好評でした。
「いつもティッシュとかラップなのに、こんなに良いのもあるんだね!」、「これ、社会貢献事業なの?すごい事をしてるんだね!」(ともに証券会社のお客様からのお声)

お買い上げいただくことで、当事者の方へ利益が還元される形です。企業のCSR活動としてもお客様から高評価を得ることができました。ところが、企業様への販売は困難を極めました。やはり個人事業主であることが壁だったようです。このままでは事業資金が尽きてしまうと悩む毎日でした。 

【クラウドファンディングで売ってみよう!】                                

 “知り合い購入”に甘えては事業の継続は難しいです。ところが、知り合いでない企業様に販売できないまま、Web作成費用や交通費・備品購入などと活動資金は減っていきます。事業継続のため、障がいをお持ちの方がお住いのグループホームで夜勤勤務も始めました。

「良い商品が出来てお客様に喜んでもらえても、社会貢献の形を作っても、個人事業主では企業様に買っていただくことは無理なのか?」
そんな時、知り合いが立て続けにクラウドファンディングを始めたのです。「プロジェクトとして販売するなら、企業さんに声をかけやすいかもしれない。よし!やってみよう!!」

事業を始めて一年。自分探しから始まった私が考えた「福祉と社会をつなぐ形」を実現するために、このプロジェクトの企画を始めました。


軍手作りと準備状況

 オリジナルプリントの軍手作成しようと思った時、アートコンテストの受賞作品を、1色で手の平にプリントするのは不可能かと思われました。
 そこで、工程を二段階に分けました。先ずイメージを作成するため、アート作品を鉛筆描きで軍手の中に再現してもらいました。これはかなり大事な工程でした。問題のデータ化ですが、感覚的なものを言葉でお伝えするのは非常に難しく苦慮しましたが、ここ西宮市の就労移行支援事業所でデータ化していただくことができました。
 もう一方のデザインは、福祉事業所のスタッフさんが、「デザイン経験の少ない利用者の方に良い経験をしてほしい」との想いで、利用者さんの頭の中にある理想のイラストを実現すべくみなさんで協力して作られました。今は、軍手工場で、プリントされて多くの方の手に取っていただけるのを待っています。


資金の使い道

[目標金額300万円が達成された場合]

120万円 … 商品の仕入れ・必要経費(プリントのための版代、データ作成料等)
       リターン発送料ほか
51万円  … クラウドファンディング手数料
51万6千円 … 福祉団体・福祉事業所へ還元額
残り約77万円 … 合同会社立ち上げのための資本金、展示会出展のための準備金


リターンについて

2月中旬~下旬の発送となります。3月以降のイベント配布に最適な時期です。

使っても、差し上げても、2次販売も可能です。多くの人の手に取っていただき、自慢の作品をご覧いただきたく思っています

軍手:イエロー/ブルー/ピンク … ポリエステル 100% 日本製
   黒    … 未利用繊維(ポリエステル・綿・アクリル・レーヨン混紡) 日本製 


★福祉事業所製品や福祉に関わりがある方の製品とのコラボ商品
全ての商品(※)に、どちらか一種類の軍手2組とをセットでお届けします。なお、軍手と製品は別々の発送とっております。ご了承ください。(※どちらか一点と記載のある商品もあります。それについては各商品の説明をお読みください。)


★とにかく軍手!少量から、ノベルティに利用できる大量購入まで
1,000組以上のご購入については、特別なリターンをご用意しております。また、下記注意点も併せてお読みくださいませ。


ご注意:手の甲側の名入れ変更につきましては、お受けできない場合がございます。その際は、ご連絡の上、「変更なし」でお受けいたします。返金対応は致しかねますので 何卒ご了承くださいませ。
なお、恐れ入りますが、軍手の返品・返金はお受けしておりません。ご了承願います。また、手作り製品につきましては、弊社「えんGIFT」を窓口として、修理などのご相談をさせていただきます。ご不明な点がございましたら、「えんGIFT」ホームページから問い合わせくださいませ。えんGIFTホームページ


実施スケジュール

プロジェクト立ち上げと同時にクラウドファンディングを開始します
○令和5年12月31日 クラウドファンディング終了
○令和6年1月中旬 軍手製造開始
○    2月~ 軍手の個別包装を就労福祉事業所にて作業開始予定
○    3月初旬 すべてのリターン発送完了予定
○チャレンジに成功した時には、「合同会社 えんGIFT」を立ち上げ予定


いただいた応援メッセージ

(有)未来教育設計 代表 吉住裕子 様

「えんGIFT」を創業してから、西宮市商工会議所の”みやスタ”で開催されていた「西宮市起業塾」に参加しました。そこで、創業に必要な基本的なことをの多くを教えていただいた先生です。
テキストだけの教えではなく、体験談やちょっとした事業の考え方のコツなど、例を挙げながら解かりやすく教えて下さいました。そんな先生から、元気になるお言葉をいただきましたのでご紹介させていただきます。ありがとうございました!!





「軍手がトランスフォーメーション!!

がんばっている人と支えたい人を、てのひらに込めたアートでつなげるとは。

えんGIFTさん、きっかけをありがとう。」

株式会社Home 代表取締役 松尾めぐみ 様  看護師付き添いサービス事業(保険外サービス)

いつも笑顔を絶やさず、関わる方全ての方と繋がることができる特技をお持ちのめぐみさん。西宮市起業塾3期生の同期生として、プライベートでもお世話になってます。温かいメッセージをいただきました!ありがとうございます!


 桐山さんとは西宮市商工会議所の起業塾生として知り合い、同じ介護福祉の事業を営む者同士、公私ともに支え合うようになって、早くも一年が経とうとしています。
 元々『全ての方とのご縁を大切に!』と言う私の信念と同じ想いを持っている桐山さんの存在は、常に私の事業にも大きな影響を与えて下さっています。
 実際に、看護師付き添いサービスをご契約いただいた利用者様には、えんGIFTさんに依頼し作成して頂いた弊社ロゴ入りのティッシュケースをお礼としてお渡ししています。これを通じて支援事業所の存在を多くの方々に知って頂き、また、同じように事業所で働く方々にとっては自分の商品が人の手に渡る事で仕事のモチベーションが上がることになります。その結果、福祉と社会がつながっていく事を目の当たりにして実感する事が出来ました。
 ご依頼時には直接作業所にもご挨拶させて頂いたのですが、一生懸命作業に打ち込む皆さんの眼差しと姿勢に圧倒されると共に、この方々の存在はもっと社会に知られるべきだと感じました。
 今まで医療現場で看護師として働いていましたが福祉の知識は全くなく、そんな私にとってこの経験は衝撃そのもので胸を熱くするものでした。
 そんな想いをまさに形にしたのが桐山さんが創り上げた『えんGIFT』の仕組みだと思います。
 私は現在、知的障害者とそのご家族とも関わる機会がありますが、メディアで取り上げられる機会は増えたものの、実際はまだまだ社会の受け入れは厳しい…と言う声を現場ではお聞きします。
 『えんGIFT』はそんな社会を変える可能性を持った素晴らしい事業だと思いますので、もっともっと社会に知って頂きたいです!


最後に

「不可能を可能に変える」道は必ずあると思っています。福祉と社会がつながる未来、そして、障がいの有無に関わらず、誰にとっても可能性が無限にある社会をつくっていきたい。そんな社会になってほしいという希望をこめて、軍手で福祉と社会をつなぐプロジェクトを始めました。共感していただけたなら、興味をお持ちいただけたなら、ぜひこのプロジェクトにご参加いただき、一緒に社会貢献の輪を広げていきませんか?

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください