自己紹介
初めまして。
髙橋杏の母、香織です。
東京都港区にあるABC-Tokyoバレエ団にてバレエダンサーとして活動した後、現在はFlora Balletの代表と通信事業を営んでおります。
海外のバレエ団のように子供を産んでもダンサーとして活躍出来るようにというディレクターたちの計らいで、杏を0歳から抱っこ紐で抱えてレッスンやリハーサルをしておりました。スタジオには美しい音楽が流れ、ダンサーたちの活気あふれるエネルギーを感じ、芸術性にあふれた素敵な仲間たちが杏に色々な事を教えてくれて、杏の今があるのはその恵まれた環境にいられた事と今も感謝しています。
杏とは学校に通っている時間以外いつも一緒で、通常のレッスンの前後にも2人で踊る事(私はだいぶ見るだけですが😅)を楽しんでいます。
杏が先生役になり、私が生徒役でレッスンを頑張ったり、コンクールごっこと称して様々な踊りを次から次へと踊ったりと私たちの毎日はバレエに溢れています。
自由奔放な杏ですが、心から踊る事を楽しみ、杏の踊りは愛に溢れています。
杏は人の心を動かす踊りが出来る子だと思っています。
杏は1歳半の時、大きな病気を経験しています。
普段と変わらない1歳半の穏やかな日に小児健診を受診しに行きました。順調に健診が進んでいった最後の触診で、先生が「うん?」と言って首を傾げました。そこから病院の多くの先生が集まって来てのエコー。別の病院を受診して欲しいと紹介された病院でもさらに別の病院をと言われ、大きな医療センターで告げられた病名は「肝芽腫」と言われるこどもの肝臓にできる悪性腫瘍(=がん)でした。
日本では年間に30-50人のこどもが肝臓に腫瘍ができるようで、こどもの肝臓にできる腫瘍のうち約8割が肝芽腫です。
現時点では,未だ決定的なものはわかっておらず,残念ながら肝芽腫の発生を予防することはできないそうです。
検査の日、手術室から出て来た杏はカテーテルを入れて出て来ました。子供達が決して怖がらないように大好きなアニメを見せてくれたり、可愛い人形が沢山いたり、病院は優しさに包まれていていました。
そこから4ヶ月少しにわたる病院での生活。同年代や少しお兄さんやお姉さん、懸命に病気と闘う子供達とママやパパ。みんなとの毎日は私の人生観を大きく変えました。生きるという事の素晴らしささや命の大切さを知り、自分の身を犠牲にしてでも我が子を助けたいと思う絶対的な愛を目の当たりにしました。月の半分は恐ろしく苦い薬を飲み、痛い注射を沢山受け、MRIやCTの検査を何度も受け、抗がん剤の投薬、そして肝芽腫では、手術により腫瘍を全部切除することが長期生存のための必須条件と考えられているため、杏も12月のクリスマス前に手術を受けました。手術室から戻り、ICUで真っ白な顔で手足を動かしてしまわないように縛られていた杏の姿は忘れられません。強くならなくてはと思っても何度も何リットルも涙を流したかもしれません。それでも片時も離れず一緒に過ごせた日々は大切な大切な素晴らしい日々だったと思っています。
そんな事があったので、杏が生きてくれていること自体が私にとってとても特別です。
そして心から楽しめるものを見つけ、毎日毎日幸せそうに踊っている姿。そんな杏の夢への挑戦を心から全力で応援しているのです!
杏の挑戦が、今現在病気と闘っている子や、乗り越えて頑張っている子、そしてそれを支えるご家族にも夢や希望を与える事ができればと思っています。
Instagramには毎日の杏のレッスンの様子、上手く行く日も上手くいかない日も様々な事を載せています。是非ご覧下さい。
@kaoriflora
@annetakahashi_balletlove
このプロジェクトで実現したいこと
2023年12月、多くの優秀なバレエダンサーを輩出している名門校、モナコ王立プリンセスグレースアカデミーへの短期留学のスカラシップをいただく事ができました。
美しい芸術の溢れるモナコで、世界各国から選ばれた優秀な在校生の方々とともに優れた一流の指導を受け、杏の心と身体全てで学び成長したい!
必ず唯一無二のバレエダンサーになるためにこの留学で更なる成長をしたいと思っております。
スカラシップを頂けるというのは大変ありがたく恵まれていますが、留学先に向かうには多くの費用がかかります。
同世代のバレエキッズを持つお母様方ともお話しをする機会が多くあるのですが、夢への一歩を踏み出せる喜びや多くを経験させたい思いがある反面、資金がないために泣く泣く諦めなくてはならない場面を経験し、心を痛める親御さんも多いようです。今回の杏のこのチャレンジで、挑戦する事を諦めなくて良い!という勇気と希望を、どんな方も持っていただけるという事を証明したいのです。
この挑戦が、夢を持つ子供たちと、サポートする親御さんに勇気と希望を与える先駆けとなり、
多くの方が夢を諦めずに挑戦していくことの出来る未来へと繋がっていって欲しいと思っております。
プロジェクト立ち上げの背景
何歳からバレエを始めたかと聞かれると、スタジオから脱走しなくなった7歳頃なのか、レオタードを着始めた2.3歳の頃なのか、スタジオに通い始めた0歳の頃なのか、お腹の中で誕生する2日前までフルレッスンをしていた頃なのか。
そんな産まれる前からバレエと共にある環境の中で、2018年杏が6歳の時にFlora Balletの生徒達がYAGPに初めて挑戦しました。
杏はまだまだ出場出来ない年齢でしたが1週間会場で素晴らしい先生方のワークショップを見ては印象に残った絵を描いたり、
お兄さんお姉さんの踊りを真似したり、レッスンで印象に残った子のゼッケンの番号をメモして教えてくれたり。
こういう子がバレエをやるべき子なのだと現実を突きつけられる恐ろしくハイレベルのコンクールで、素敵な先輩達が海外のバレエ学校へのスカラシップを手に入れ、夢へ前進していく姿を目の当たりにしました。
9歳になり、ユースグランプリに初挑戦。
クラシックtop12、コンテ3位を受賞し、フロリダ州タンパで行われたYAGPファイナルにも選出して頂きTop24にコールして頂きました。
その夏イタリアで行われたInternational Summer Schoolにも参加。
PIBCではロシアノヴォシビルスクバレエ学校、オーストラリアクイーンズランド・カレッジオブダンスの短期スカラシップをいただきました。
国際コンクールジャパングランではベルリンバレエ学校へのスカラシップ。
10歳で挑戦した2回目のユースグランプリではクラシック1位、コンテンポラリー1位という成績を残すも、最優秀賞であるホープ・アワードを逃した事が悔しくて大粒の涙を流していました。涙する杏を抱きしめてくれ、たくさん励ましてくださったのがYAGP創設者であるラリッサ先生、そしてスカラシップを担当していらっしゃる川西さん、世界中から集まってくれていた審査員の先生方でした。
悔しさや悲しみを味わうも、前を向いて進むしかない!という気持ちにさせてくれ、素敵なチャンスを与えてくださっています。冬にはベルリン国立バレエ学校に短期留学をし大好きな仲間と共に沢山のことを学んで来ました。
そして2回目のファイナルでタンパへ。クラシック2位、contemporaryTop12という成績で、日本のニュースや新聞にも取り上げていただく事ができました。
また、ベルリン国立バレエ学校の年間スカラシップ、プリンセスグレース(モナコ)、ミラノ・スカラ座(イタリア)、アルバータバレエスクール(カナダ)、ネルヴィ(イタリア)の短期留学のスカラシップもいただく事ができました。
スカラシップは授業料が免除になりますが、渡航にかかる費用は全て自身で納めなければなりません。
そして長期留学を希望する場合は、実際に短期でその国に行き環境や食べ物や人が自分に合っているか、体験することも大切なステップとされています。
どんな学校があんにとってベストなのか、全てを行かせてあげたいけれど、それをさせてあげるには資金が必要。
頂けていたスカラシップの中でも行けずにお断りしたものもあります。
せっかく頂けたチャンス、目の前にあるチャンスを、資金が払えないという理由で諦めさせたくはない!!
どうにかいい方法がないかと考えていた時に、クラウドファンディングに挑戦している方々の話を聞く事ができ、『よし!これだ!杏の夢への挑戦はこれしかない!』と思い、
杏と一緒に挑戦する事を決めました。
彼女の本気の毎日を隣でずっと見ているからこそ、私も勇気を持って本気でサポートする事を決めました。
そして皆様がサポートしてくださった事を自慢できるほどのダンサーになって欲しい!!
そんな想いから杏と共にモナコ留学に参加するためクラウドファンディングに挑戦します。
スケジュール
12月10日 モナコへ出発
12月11日~12月16日 現地でのレッスン
12月18日 帰国予定
12月下旬 リターン製作、随時発送
資金の使い道
留学にかかる諸々の費用:約60万円(飛行機代、宿泊費、旅行会社へ支払う手数料などを含む)
CAMPFIRE 手数料(17%+税):約12万円
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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