地域おこし協力隊のためのクラファン
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11/24 追加情報:ネクストゴールを目指します!

11月よりスタートいたしました「道南スギカヌープロジェクト」ですが、目標金額を達成いたしました!ご支援いただいた方々、ご覧いただい方々、そしてシェアしていただいた方々、本当にありがとうございます!

初めての経験で様々な不安があるなかクラウドファンディングを立ち上げましたが、こんなにもたくさんの方々にご支援していただいて、驚きとともに感謝の気持ちでいっぱいです!


みなさまに感謝の気持ちを込めて、ネクストゴール125万円達成時には、秋田先生との出会いから制作過程、進水式やクラウドファンディングなど、本プロジェクトのストーリーをまとめた冊子を制作し、支援者全員にお届けいたします!

また、目標金額を超えた支援額については、カヌー作りのコンテンツ開発に関する費用に大切に活用させていただきます。


はじめまして!北海道森町の地域おこし協力隊、小川航輝です。

私は大学、大学院で6年にわたり建築を学び、札幌の工務店で4年間、住宅設計ならびに木材のデジタル加工の仕事をしてきました。

その経験を生かし、2023年2月より北海道森町の地域おこし協力隊に就任しました。

木材を3D加工するデジタル工作機械を活用した木育キットの開発や町産材の新たな用途の考案などに取り組んでいます。


【秋田先生との奇跡の出会い】

地域木材のPRやデジタル木工の可能性を模索しているなかで、漠然と「カヌーを制作してみたい!」と思っていたところ、たまたま木材の仕入れでお世話になっている方から、秋田功一さんを紹介していただきました。

秋田先生は、森高校で保健体育の教員をしていた40代の頃から独学でカヌーを作り始め、町内に秋田カヌー工房を開設。町の教育委員会が主催する手作りカヌー教師を務めるなど、これまでに約80人の方々にカヌー作りを教えてこられました。

そんな秋田さんですが、お話をさせていただいた際に、工房を閉じる考えということを伺いました。

「何とかこの素晴らしい技術を後世に伝えていきたい」

先生に申し出たところ、50歳も離れた私を『最後の弟子』として受け入れてくれることとなりました。


【道南スギカヌーの最高の魅力とは】

・道南スギならではの美しい木目
北海道でスギが育つのは、ここ道南だけ。渡島・檜山地方で伐採するスギを「道南スギ」と呼びブランド化に注力しています。道南スギは、秋田杉と同じように綺麗な赤身の色が多く、カヌーにした際も美しい木目が際立ちます。

・軽量で持ち運びが簡単
木材は空気がなければ水に沈んでしまいますが、スギは数ある木材の中でも内部に含む空気量が多く、水に浮かべるカヌーの材料としてとても適しています。また、空気量が多いということはそれだけ軽い材料でもあるのでカヌーのような大きなものになっても手軽に運ぶことができます。

・時間をかけて作る自分だけのカヌー
すべて手作業で制作する木製カヌーは1艘制作するのに約1ヶ月を要します。時間がかかるぶん完成したときの達成感は何にも代えがたく、愛着のあるものとなります。


秋田先生の培ってきた素晴らしい技術を伝承し、より多くの方々にカヌー作りの魅力を伝えていきたいです。

また、私の住む森町は、車で約1時間の場所に観光都市である函館があることもあり、瞬間通過型の観光地となっております。かつて存在していた旅館なども廃業に追い込まれ、町への滞在時間がかなり減ってしまっている現状があります。

カヌー作りのように、制作に時間を要するものや制作したものを体験できるコンテンツを観光に組み込むことで、滞在型の観光への足がかりにできるようにしていきたいです。


いただいた支援金は、下記の事業のために大切に活用させていただきます。

・カヌー制作のための材料費:約20万円

・工房機材費:約30万円

・皆様へのリターンの費用(送料含む):約30万円

・サイト手数料等:約20万円

計:100万円

※目標金額を超えた場合は、みなさまがカヌー制作を体験するための場所の準備などの経費に充てさせていただきます。


10月 第一号のカヌー「フランソワ号」の完成

11月 「フランソワ号」の進水式

12月 クラウドファンディング終了

1月  森町にてカヌー展を開催

来年度 カヌー作りの体験コンテンツの具体化


【カヌーを制作していて苦労したこと】

秋田先生のご指導を受けながら、現在第一号となるカヌー「フランソワ号」を制作しています。"フランソワ"は、私のミドルネームからとりました。

制作しているなかで、カヌー本体の大部分を木材という自然素材を使っているが故の難しさが多々ありました。

木材は一つとして同じものはなく、同じ樹種であっても、赤みが強い部分もあれば白っぽい部分もあり、柔らかく加工がし易い部分もあれば、硬くて加工が難しい部分もあります。

そういったそれぞれの木材の特性を見極めながら、適材適所に使い分けて無駄なく利用していくことがカヌー作りの難しさでもあり、醍醐味でもありました。

【カヌー作りを始めてから様々な反応が】
カヌーを作り始めてから物珍しさもあり、様々な方から反応をいただくことができました。

なかには、自分のカヌーを制作してほしいという方もおり、カヌー作りの技術を応用してサップやサーフィン、そして雪板を作れないかというアイデアも。

たくさんの方に興味をいただけていることがわかったので、より多くの方に還元ができるように現在課題となっている制作にかかる時間を短縮するべく、デジタルでの木材加工を部分的に取り入れる手法も模索しています。


【北海道新聞に活動を取り上げていただきました】


「日本の木工技術を守っていくために、応援をよろしくお願いします!」

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

私の挑戦はまだまだ始まったばかりです。

道南スギで制作した美しいカヌーをより多くの方に届けたい。

また、カヌーを通して、森町の観光を盛り上げていきたいという気持ちは本物です。


秋田先生が長年培ってきた匠の技と、私が培ってきたデジタル木工の技術を融合させて、ものづくりの新しい未来を作っていきたいと考えています。

ものづくり大国の日本ではカヌー以外にもたくさんの匠の技があるかと思います。ただそんな匠の技が、徐々に失われつつあることもまた事実です。

このプロジェクトがそんな技術継承の足がかりのひとつとなることを信じて、ご支援いただけましたら幸いです。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2024/01/14 20:47

    みなさまにご支援、応援いただいておりました「道南スギカヌープロジェクト」がこの度「地域おこし協力隊クラウドファンディングアワード2023」において事業・文化継承部門賞および大賞をいただくことができました!応援、ご投票いただいたみなさま、改めてありがとうございます!クラウドファンディングがスター...

  • 2024/01/09 12:00

    あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします!皆様にご支援、応援いただきました道南スギカヌープロジェクトが大変嬉しいことに「地域おこし協力隊クラウドファンディングアワード2023」にノミネートされました!ただいま一般投票にて各部門賞と大賞を選考中でして、秋田先生のカヌー...

  • 2023/12/29 18:34

    大変嬉しいことに皆さまのおかげで成功した「道南スギカヌープロジェクト」が地域おこし協力隊クラウドファンディングアワード2023にノミネートされました!100件を超える中から12プロジェクトが選考される大変名誉なことで、4つの部門のうち本プロジェクトは「事業・文化継承部門」として選んでいただきま...

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