皆様、はじめまして!Palaina L.O(パライナエルオー)と申します。
私たちは、北海道は札幌から世界に向けて発信している「Upcycling(アップサイクリング) Fashion Brand」です。


Palaina L.Oはアップサイクルの理念をもとに、洋服やバッグといったアパレル製品を製作しています。例えばこちらのバッグやポーチはすべて、Palaina L.Oの製品です。使われなくなったデニムや着物の模様や色合いを活かし、新たな作品として生まれ変わらせています。


Palaina L.Oの立ち上げは2015年。代表の木村とデザイナーの稲垣、2人で企画から製造販売まで行っている小さな小さなブランドです。

立ち上げ当時は「古着を活用してより良いものを作る」という考え方は全くと言っていいほど浸透しておらず、国内ではどこに行っても評価していただけませんでした。

しかし近年、SDGsについての報道が盛んにおこなわれ、企業が相次いでSDGsへの取り組むようになりました。同時にアップサイクルという言葉も認知されるようになってきました。

「このタイミングなら、Palaina L.Oを広く知っていただくことができるかもしれない!」

しかし、どうやって広めていこう?と考えあぐねていたときに、この企画「クラウドファンディングの虎」につないでいただくことができたのです。


「クラウドファンディングの虎」では、虎の皆様よりPalaina L.Oのこれからを見据えたさまざまなご意見やご提案をいただき、私たちの覚悟は決まりました。

Palaina L.Oを全世界に広め、世の中にアップサイクルの可能性を伝えたい!

そう思って、このプロジェクトを立ち上げたのです。


Palaina L.Oの一番の特長は、「Upcycling(アップサイクリング) Fashion Brand」であるということです。

アップサイクリング、という言葉をご存じでしょうか。
日本では、アップサイクルと呼ぶ方が一般的かもしれません。

アップサイクルとは、捨てられてしまうものに再び手を加えて、新たな製品として生まれ変わらせること。全く新しいものに作り変え、より良く価値の高いモノ、もっと身近でデザイン性の高いものを生み出すことです。

環境省による「ファッションと環境」調査結果によると、令和2年度の国内における衣類の新規供給量は計81.9万トン。このうち廃棄される量は計51.0万トンと全体の64.8%を占めています。リサイクルされる量はうち15.6%、リユースされる量は19.6%。残りの51.2万トンの衣類はそのまま廃棄されているのが現状です。

私たちPalainaL.Oは、その消費するだけの世の中を変えたい。「ちょっと破れてしまった」「シミが付いてしまった」という小さな理由で思い出の詰まった服を捨ててしまう、そんな世の中に、アップサイクルの可能性を伝えたくて、ブランドを立ち上げました。


リサイクルの着物やデニムを使用し、さまざまな素材と組み合わせて日本の自然や四季、文化をイメージしてデザインした製品は、古い物を使用しているとは思えない美しい仕上がりの、唯一無二のアイテムだと自負しています。

最初は小さなポーチから始まったPalaina L.Oですが、その後トートバッグやサコッシュなどのラインナップを充実させ、今ではレディースのジャケットやコートなど、製品の幅を広げています。今後はメンズラインも作成する予定で、現在準備を進めています。


Palaina L.Oでは、私たちが集めた古着から製品をデザイン・製作するだけでなく、お持ち込みの古着で製品を作成するアップサイクルのフルオーダーを承っています。

「デザインが古くなった」「傷んでしまって着ていない」、けれど思い出がたくさんあって処分するのに躊躇している服やアイテムをお持ちではないですか?そんな思い出の古着から、服をはじめとしたアイテムを新たに作ることが可能です。

例えばデニムであれば、製作したい製品のイメージをとことんお客様から伺い、デザインを作成します。そしてお持ち込みいただいた不要になったデニムから、イメージした製品に合うデニムを組み合わせていきます。


採寸からデザイン校正まで、お客様と話し合いながら一つの服を作り上げていく…この企画ができるのが、私たちのブランドの特長です。思い出の古着を、Palaina L.Oで新たな一着としてよみがえらせてみませんか?



  1. 2015年3月 北海道札幌市にて創業

  2. 2016年7月 香港ファッションウィークにて初の展示会出展
    ※国内商標登録済み
    ※国際商標登録済み(アメリカ・ヨーロッパ・香港・中国)

  3. 2017年4月 台湾ピンコイマーケット出店
    2017年4月 フランスCallenge Local Cool Japan in Paris選定      
    Paris Maison waにて展示販売開始
    2017年9月 環境デー名古屋 出展

  4. 2018年4月 フランスCallenge Local Cool Japan in Paris選定
                         Paris Maison waにて展示販売開始

  5. 2019年2月 第87回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2019 中小企業総合展 in Gift Show出展
    2019年2月 下川織物 絣 works ~glocal textiles~出展 @京王プラザホテル(東京新宿)   
    2019年6月 ~藍ism 日本の青と暮らす~出展 @阪急阪神百貨店梅田本店                                                                                                                                                                                    

  6. 2022年8月 JR名古屋高島屋 期間限定出展

  7. 2023年4月 春の北海道物産大会出展 @阪急阪神百貨店 うめだ本店
    2023年9月 Youtube『クラウドファンディングの虎』 出演


子どものころから洋服が好きだった北海道出身の稲垣は、デザイナーになりたいという夢をかなえるべく服飾系の短大に進学。短大で基礎をみっちり叩き込まれたあと専門学校でスタイリングを学び、夢だった東京のアパレルブランドに就職が決まりました。時代の最先端を行く東京の職場で、ファッション一色の生活を始めたのです。

しかし、自然豊かな北海道で生まれ育った稲垣にとって、東京での消費するだけの生活はあまりにも違いすぎました。心がどんどん疲弊し、ある日突然物欲がなくなったのを感じたのです。心と身体のバランスが崩れてしまったことで現れた症状でした。


ちょうどそのころ、沖縄旅行の計画が友人の仕事の都合で白紙になったところでした。

「それならいっそ、一人で長期滞在しよう!」

ガイドブックにある宿の索引の”あ”から順に電話し、「バイト募集してますよ!」という民宿を見つけて住み込み生活を始めたのです。

滞在の間、北海道の自然とはまた違う、照り付ける強い日差しや見るたびに変わる南国の海の色、色とりどりの花々からさまざまな刺激を受けました。沖縄から小笠原、また沖縄へと場所を変えつつ飽くほどに眺めた自然の風景は、心の奥底に強く刻まれています。 


自然と自由を満喫するなかで、出会いを経て出産を経験。3人の子どもに恵まれました。

友人から子どものおさがりをもらうという経験から、消費するだけではないやり方があるのに気づきました。大切に使っていたものを、受け継いで使う。その考え方が、生活をとても豊かにしてくれるように感じたのです。


シングルマザーとして北海道に戻り、子育てに奮闘するなか、知り合いから大量の着物を譲り受けることになりました。あしらわれた文様や柄の美しいこと!そのとき、その生地を使ってバッグとして仕立て直すことを思いつきました。

アップサイクルという言葉は知りませんでしたが、古いものをより価値のある新しいものに生まれ変わらせる、そんな感覚が芽生えたのです。大切にしてきたものや、価値がなくなり捨ててしまうものに新たに命を与える…そんなものづくりを始めたのは、この時からでした。


子どもたちが大きくなって手が離れたら、自分の手で何かを作る仕事がしたい。

長いことそう思っていた稲垣がついに出会ったのが、同じく北海道出身の木村でした。木村は服飾の専門学校を卒業後、スーツメーカーでアパレル生産・販売のノウハウを身に着けてきた叩き上げです。デザインが専門の稲垣にとって、この出会いは願ってもないことでした。

2人でブランドを立ち上げることになり、考えたのは「どんなブランドを目指すのか」。
ブランドとして、私たち2人に何ができるだろう?

その時、アパレル時代の想いと子育て中の気づきがよみがえったのです。「おしゃれでかっこいいモノを作る」というファッション永遠のテーマと、「生活をすること」を両立させたブランドができるのではないか。

そして共に浮かんできたのが、子どもの頃の北海道、そして長期滞在した沖縄や小笠原の海でした。同じ海でもさまざまな表情があり、違う海ならなおのこと。その多種多様な色合いや奥深さを表現できる素材を考えたとき、デニム、それも古着のデニムに行きついたのです。

古着デニムの新品にはない味わい深さをうまく使えば、古いものをより価値のある新しいものに生まれ変わらせる、”消費する”だけでない製作ができるに違いない!


私たちのブランドコンセプト、「Upcycling(アップサイクリング) Fashion Brand」は、こうして生まれました。

ブランド名の”Palaina”は、古代ギリシア語で蝶の羽やクジラの尾が広がる様子など「ふたつに分かれているもの」を意味する幸運の象徴、”L.O”はLast Oderの頭文字。「最後にまた買いたくなる」ブランドになるように、という願いを込めてつけています。


ブランドを立ち上げて2番目に作ったのが、ジーンズの端切れを縫い合わせてデザインしたトートバッグ。20本以上のジーンズからなる端切れを組み合わせ、あの海の青をイメージしたグラデーションを表現しています。完成したとき、稲垣が「やっとできた!」と思ったほどの自信作です。

新しいデニムの生地だと、こういう色味は出せません。色の抜けや焼け、古着の使い古した感じ、そういう自然な変化がいい味になるのです。


でも、このバッグが完成した2015年の日本は、SDGsもサスティナブルという言葉もアップサイクルという思想もない時代。どこに持って行っても受け入れられず、「何を言ってるんだ」と冷たくあしらわれるばかりでした。

「素敵ね」と言ってくださる方も、古いジーンズからできていると伝えると「いらないものから作っているのになんで高いんだ」「古いものからできているなら要らない」と言われてしまう…そんなことの繰り返しだったのです。

心が折れかかっていたところに、香港ファッションウィークの展示会の募集を見つけ、藁にもすがる思いで応募しました。するとそこでは「古いものを活用して作っている、その理念が素晴らしい!」と、Palaina L.Oの活動を高く評価していただけたのです!

「海外ならば、私たちのブランドを認めてくれる人たちがいる!」

たくさんの海外のバイヤーがデザインを評価してくれたことも、私たちの自信につながりました。

香港ファッションウィークでの展示


このまま海外の展示会で少しずつ評価していただくことで、国内でも少しずつ…と思っていた矢先、新型コロナの流行が始まりました。展示会は軒並み中止になってしまったのです。


新型コロナが収束し、海外へもやっと行けるようになりましたが、Palaina L.Oの実績としては完全にスタート地点に戻りました。しかし近年、SDGsについての報道が盛んに行われ、企業が相次いでSDGsやアップサイクルに取り組むようになったことは、私たちにとって追い風となるはずです。

今なら、Palaina L.Oの理念や取り組みを理解してもらえるかもしれない!
でも、どうやって広めていこう?

考えあぐねていたときにつながったのが、企画「クラウドファンディングの虎」でした。虎の皆様よりPalaina L.Oのこれからを見据えたさまざまなご意見やご提案をいただき、心よりありがたく思っています。

虎のおひとり、株式会社ネルプの稲葉さんにお買い上げいただきました!


Palaina L.Oには、必ず聞かれる質問があります。

「もうちょっとコストダウンできないの?」

それこそが、アップサイクルについて、もっと皆さんに知ってもらいたいことでもあります。

例えば古着のジーンズを使う場合、選別し、解体し、手入れをしてから縫い合わせて一枚の生地にするだけでかなりの手間がかかります。ほつれをデザインに取り入れている製品は、生地を5回以上重ねて縫うなど、非常に手間のかかる工程を経て作られています。

確かに材料費そのものはかかっていないと言えるかもしれませんが、生地として扱えるようにするためにたくさんの人の手を経て、さまざまな加工が施されています。それが、アップサイクルの製品が安くはない理由の一つです。


また、Palaina L.Oの製品は最終的な仕上げや特殊加工は器具などの関係で、職人さんにお願いする必要があります。しかし、その職人さんが今、本当に少なくなっているという問題があります。

そのうえ、私たちの作るものは数が少なかったり、古着から作った生地の取り扱いが難しかったりすることから、どうしてもサンプルを作るのと同じ扱い、つまり工賃が高くなってしまうという問題もあります。

特殊な技術や機械を持っていて、私たちの想いに共感してくださって、通常の工賃でやっていただける職人さんを全国から探して探して、やっと見つけた方にお願いしています。でも、これから製品数を増やしたり、メンズラインを作ることを考えたとき、まだまだ職人さんも機械も足りないのが現状です。


職人さんを探すのにもお金がかかりますし、機械を導入すればできることは自分たちでやれるようにしたい。これからのPalaina L.Oに必要なのは、そういった先行投資です。再スタートの今、その補強に力を入れれば、今後のブランド展開がしやすくなるはずです。

Palaina L.Oの理念に共感してくださった皆様にお願いです。私たちのブランドの成長のために、お力添えをいただけないでしょうか。


皆様よりお預かりした資金はすべて、大切に使わせていただきます。
資金の使い道として、以下の4点を考えております。

①新商品生産のための工賃および材料費:約20万円

②販路拡大のための販売サイトおよびSNS構築費用:約30万円

③オーダージャケットの生産:約80万円
 ・フィッティング時の基本型ジャケット製作
 ・オーダージャケット用生地製作
  (パターン製作費:1点約4万円前後)

④新しい店舗兼アトリエ/事務所:約100万円
 ・在庫や材料の保管場所の確保も兼ねています

最初のゴールを50万円とし、①および②に使わせていただく予定です。多数のご支援をいただきゴールを達成できた暁には、残りの諸費用を段階を踏んでネクストゴールに設定したいと考えています。どうぞよろしくお願いします。 

※ご支援いただいた資金のうち、17%はCAMPFIRE手数料として納入いたします。



お力添えをいただく皆様に、私たちにできる限りのリターンでお返ししたく思っています。

ハギハギトートバッグはPalaina L.O一番の自信作!Sサイズ、Mサイズがございます。限定数ではありますが、通常よりお値引きした価格で提供させていただきますので、この機会にぜひお求めください。


Palaina L.Oにしかできないであろう、オーダージャケット/フルオーダージャケットはいかがでしょうか。オーダージャケットは、リサイクルジーンズなどを使ったS/M/Lサイズ。フルオーダージャケットは、採寸の上で製作します。お気に入りの古着をお持ちいただければそちらを活用することも可能です。


ちょっと気軽なリターンとして、リサイクルジーンズをはぎ合わせたエコバックをご用意しました。生地をはぎ合わせたデザインはどれも違うから、複数持ちもおすすめです。ぜひ普段使いにご活用ください。


「スポンサーとして応援したい!」という個人や企業の皆様、本当にありがとうございます!個人スポンサーはホームページにお名前を、企業スポンサーはホームページに企業名、スペシャル企業スポンサーは企業名とリンクを掲載いたします。ご予算に合わせてお選びくださいませ。

その他のリターンやリターン詳細については、リターン一覧をご覧ください。


2023年 11月30日  クラウドファンディング終了

2023年12月1日~ 調整が必要なリターンについて調整開始

2024年1月1日~ 準備でき次第リターン発送開始


繰り返しになりますが、私たちPalaina L.Oの願いは、消費するだけになってしまっている世の中を変えること。「ちょっと破れてしまった」「シミが付いてしまった」という小さな理由で思い出の詰まった服を捨ててしまう、そんな世の中に、アップサイクルの可能性を伝えたいのです。

アップサイクルという考え方が世の中に浸透すれば、例えばコートが欲しいと思ったとき、「今クローゼットに入っているコートをアップサイクルして新しいコートに仕立ててもらおう」といった、新品を買う以外の新たな選択肢が生まれます。

私たちPalaina L.Oは、そんなときに

「Palainaさんに持っていこう!」

と思っていただけるブランドでありたい、と心から願っています。


私たちPalaina L.Oの想いにご賛同いただける方、Palaina L.Oの製品を気に入ってくださった方、Palaina L.Oのモノづくりに共感してくださった方、私たちとつながる皆様の力が頼りです。一人でも多くの方よりあたたかいご支援をいただけますよう、皆様、どうぞよろしくお願いします。 

Palaina L.O
木村美和子
稲垣巳奈



Palaina L.O Instagram


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

<掲載画像について>
使用している画像や動画につきまして、すべて掲載許可をいただいております。

  • 2023/12/01 09:47

    ご支援、拡散にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!!さらに多くの方にPalaina L.Oを知って貰うために頑張って行きます。リターン製作の状況やご支援頂いた資金の使い道など、こちらに活動報告させて頂きます。 そして「クラウドファンディングの虎」に出演させて頂きましたこと、沢山のア...

  • 2023/11/30 18:05

    初めてのクラウドファンディングの挑戦も残すところ5時間ほどとなりました!!一人でも多くの方にPalaina L.Oを知って頂きたくクラウドファンディングに挑戦させて頂きました。多くの方の応援、ご支援に支えて頂いております。最後までご支援、拡散して頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

  • 2023/11/30 09:06

    「クラウドファンディングの虎」に出演させて頂いてこのプロジェクトをすることが出来ました。多くの方のご支援、ご協力に支えて頂いていることに本当に感謝しております。残すところ14時間ほどとなりましたが、引き続きご支援、拡散をどうぞよろしくお願いいたします。

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