新たな時代の風が吹いています。ビジネスにおけるIT化、DX化は避けて通れない現実となり、働き方もメンバーシップ雇用からジョブ型雇用へと変わりつつあります。この時代に、みなさんは対応できているでしょうか?それとも、戸惑っていらっしゃるでしょうか?

はじめまして!株式会社dazzly代表 筒井千晶と申します。株式会社dazzlyでは、「歓びある未来を共に切り拓く」の理念のもと、IT・DX事業特化型の組織コンサルティングで、組織改善・人材育成・事業成長支援をしています。


私は20年以上IT業界に身を置き、プロジェクトマネージャーとして60を超えるプロジェクトに関わり続けてきました。そして、その経験から一つの結論を導き出しました。

それは、「HUB(ハブ)型リーダーシップ」のある組織が、DX時代で成功するということです。

「HUB型リーダーシップ」とは私の造語で、チームメンバーを「率いる」のではなく「導く」ことで、個人の能力を最大限に発揮させ、新しい価値を共創するマネジメントのこと。これからの時代、特にITやDXに関わる組織に求められるリーダーシップの形です。

この考え方を知っていただき、ご自身の組織にも取り入れていただくことで、DX時代を勝ち抜く組織になると考えています。

「HUB型リーダーシップ」の重要性をみなさまにお伝えしたく、この度、クラウドファンディングにチャレンジすることにしました!


私が提唱する新たなリーダーシップのかたち、「HUB型リーダーシップ」とは何か?を説明させてください。

チームメンバーを
「率いる」のではなく「導く」ことで、
個人の能力を最大限に発揮させ、
新しい価値を共創するマネジメントのかたち


ある組織において「HUBになる」と表現されることがありますよね。それは、組織内で中心的な役割を担ってメンバー間のコミュニケーションの橋渡しをし、問題解決のため必要な情報を集めたり周知したりしていくことを指します。

VUCA(ブーカ)と呼ばれる、先行きが不透明で、将来の予測が困難なこの時代を生き抜くためには、「新しい価値を作り出す」ことが必要不可欠です。特に日々進歩を続けるIT事業、DXプロジェクトを企業で推進する際には、この考えなしでは何もできないと言っても過言ではないでしょう。

「正解がない」状態に向かっていくには、「誰かが正解を教えてくれる」「上層部に言われるからやる」「何とかなるだろう」「現場にやらせればいい」「こっちの責任ではない」のような考え方がはびこる思考停止の状態の組織では太刀打ちできません。

個人が持つ能力を最大限に引き出し、シナジー効果を生み、目的に向かって共創していく、というマインドが必要なのです。


これまでに、リーダーシップには「牽引型」、「奉仕型」、「調整型」など、さまざまなかたちがあり、どの型が良いのかという議論がなされてきました。
しかし、そのどれもが、人についていくことをベースに考えられているように思います。

これからの時代に必要な共創力の高いチームにするには、強い統率力を持つ「率いるリーダーシップ」(正解はこっちだ、俺についてこい!!型)ではなく、人々を目的に向かわせる「導くリーダーシップ」(目的に向かうには?おのおの最善を尽くそう型)をベースに、動くことが適しています。

つまり、率いるのではなく導くことを前提とし、状況に応じてリーダーシップの型を使い分けるかたちです。

このマネジメントのかたちに、私は「HUB型リーダーシップ」と名付けました。

今の時代の主流になってきているプロジェクト型の仕事、特にさまざまな立場の人やチームが参加するタイプの仕事では特に、この「HUB型リーダーシップ」が有効です。


ある組織に、ITを活用して新しいサービスをつくるという例を考えていただけると分かりやすいと思います。


【従来】事業部内の組織図

これは、私が実際に担当したプロジェクトの概要を図式化したものですが、複数の部署にまたがり新サービスの検討を進める中、それぞれの部署が、それぞれの担当の部分しか理解しておらず、全体のことを把握している実務者がいませんでした。

そうなると、部署をまたぐ部分で検討が必要な際、全体を通して考えられる人がおらず、対応に大変な時間を要してしまいます。また、実はこの検討は不要だった、ということも起こりがちです。

それに、このような「縦割り」のかたちだと、会社全体としてどのような動きをしているか、という「目標に向かう気持ち」が薄くなりがちです。


こういう場面でキーマンになる人間が「HUB型リーダーシップ」をもってプロジェクトを進めると、このようなイメージになります。

【これから】事業部内の組織図

縦割り構造に横串を刺して、目的に向かって一緒に歩むようなイメージです。

リーダー自身が「HUB」となり、情報をメンバー間で共有しながら、それぞれのメンバーの多様な特徴は認めつつ、皆が目指すべき目的はブレないように導いていきます。すると、シナジー効果を生み出し、メンバーたちが共に成長し、共に成果を出せる組織となるのです。

それこそが、DX時代に求められる新たなリーダーシップの形だと私は考えています。



このプロジェクトで目指すのは、IT業界や自社のDX化を進めたい経営者の皆様に、「HUB型リーダーシップ」という概念を知ってもらい、活用していただくことです。そうすることで、長年私を育ててくれたIT業界に対する恩返しにもなると考えています。

現在、日本の企業では、デジタル化は進みつつあるものの、まだまだDX化(デジタルトランスフォーメーション)の成果が出ているとは言えない状態です。IPA DX白書2023より引用。
上2つの質問(「アナログ・物理データのデジタル化/業務の効率化による生産性の向上」)は「デジタル化」に相当、
下の2つの質問(新規製品・サービスの創出・顧客起点の価値創出によるビジネスモデルの根本的な変革)は「DX化」に相当。


つまり、ITシステムは導入されつつあるものの、それを活用して企業が価値を生み出すところまではたどり着いていない、という状況です。

新たな時代を生き抜くには、ITやデジタルと共存し、人を導き、個性を発揮しながら調和を促す―そんな新しいマネジメントを組織に取り入れ、共創力と推進力のある人材を育成していく必要があります。システムを導入するだけではなく、それを使いこなす人材や組織もセットで考える必要があるのです。

なぜかというと、正解のないこれからの時代は、「どこに向かっていくか」も自分たちで切り開いていかなければならないからです。価値創造のためには、生産性UPや問題解決よりも、共創とシナジー効果を生む力=「HUB力」の向上が必要だと言えるでしょう。


上手く回っているプロジェクトやチームは、「回っている」と表現されます。これは一人が強制的に回しているのではなく、全員が調和し、自然と「回っている」状態を指します。これこそが、私たちが目指すプロジェクトチーム・組織の理想的な形です。

私は、この「HUB型リーダーシップ」が、こうした理想的なチームや組織を実現する鍵であると信じています。皆様にもその可能性を知っていただきたいのです。



私が「HUB型リーダーシップ」という概念をたくさんの方に知っていただきたいと考えるようになった理由は、大きくふたつあります。

本格的に時代は変わろうとしていますが、以下に挙げるデータからも読み取れるように、日本は世界の変化の波に後れをとっている状態です。


●デジタル競争ランキング 

デジタル競争ランキング2022(スイスの国際経営開発研究所による。63カ国・地域を対象に、デジタル技術の利活用能力を、「知識」「技術」「未来への対応」から評価したもの)では、日本は29位。4位シンガポール、8位韓国、9位香港、11位台湾、17位中国、というアジア諸国と比べても遅れをとっているのは明白です。


●IT/デジタル人材の不足

経済産業省が公表した既存統計調査データをもとに推計した『IT人材の供給動向の予測』では、IT人材需要との需給ギャップから、2030年時点で最高約80万人規模でIT人材不足が生じる懸念があることが試算されています。


このような厳しい状況のもと、今の私を育ててくれたIT業界に恩返しをしたいという思いが、まずこのプロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました。


IT化、DX化の波が中小企業にも押し寄せ、うまくいかないと嘆く経営者の方たちが多くいらっしゃいます。IT業界に20年以上いる私にとっては、今皆さんが頭を悩ませてらっしゃることは、20年前からずっと「うまくいかない」「こうしたらうまくいった」と向き合ってきたことです。

ITに関するプロジェクトにおいては、特に組織間の連携がうまくいかず、WIN-WINではなくLOOSE-LOOSEの状況が生まれやすいように感じます。

よくあるのが専門分野の認識違いです。「IT人材」と一言で言っても、その範囲は広く、システムコンサルタント・設計者・ソフトウェア作成・情報処理・通信技術……さらにそのなかでも専門は細分化していきます。それぞれの専門分野を理解していないために、無理な依頼をしたり、期待されていたクオリティに仕上げられなかったりということが起こってきます。

お互いのことをよく知らないがために、すれ違いが起こり、誰もいいことがない……そんな状況をなくしたいと思っています


私自身、組織の隙間を埋めるような役割を担ってプロジェクトを進めてきましたが、それは「プロジェクトマネージャー」という肩書だけでは表現できません。私が実践してきたような「HUB型リーダー」というかたちがあることをを皆さんに知っていただき、現状のお困りを改善したいと強く願って、このプロジェクトを立ち上げました。



私の社会人生活は「落ちこぼれ」からのスタートでした。

インターネット黎明期、文系ながら「パソコンを使いこなしたい」「インターネットの世界をもっと知りたい」という希望を持ってシステム開発会社に就職したものの、自分の無知さや無力さに苦しんでいた新人時代。しかし、「わからない人の気持ちをわかる存在でいろ」という上司の言葉を支えにし、気が付けばIT業界に身を置いて20年間、さまざまなプロジェクトに関わってきました。

私は、自分はIT業界に最も向いていない人間だと自認しています。しかし、そのことが逆に私に業界を客観的に見る視点を与え、ITプロジェクトの改善点を見つける力を育てたのだと、後から振り返って感じています。

私が育ったIT業界は、私にとって最適な場所ではなかったかもしれません。でも、最高の学びの場となりました。
これまでの経験を生かし、社会に還元するために、ITプロジェクトと組織の課題を一気通貫で解決し、不確実性の高い時代でも成果を出す組織作りをサポートしていきたいと思っています。


いただきました支援金は、CAMPFIRE手数料17%を除きまして、ホワイトペーパー(企業が解決すべき課題と要因を分析し、解決を実現する自社ソリューションの紹介などをまとめた報告書)などで「HUB型リーダーシップ」の考え方を広めるための広告宣伝費として使用させていただきます。



リターンとして、以下のようなものをご用意しております。

・個人スポンサー各種:3,000円

・企業スポンサー:30,000円

・Podcast番組出演権:10,000円

・セミナー参加権:5,000円

・はじめてのIT活用に向けての相談/IT利活用の課題解決に向けての相談:10,000円

・マネジメント・チーム等に関する相談各種:20,000円

・ポテンシャル診断サービス「KANAME Personal」を受けられる権利:20,000円
 ※株式会社ITSUDATSU 代表取締役 黒澤伶 様より提供:これからの時代を生き抜くために、自分にはどのようなポテンシャルがあるのか、また、それを最大限発揮するためには、どのような指針を大切にすべきなのか、そして、チームメンバーを「導く」ためには、どのようなリーダシップ適性を軸にすると良いのか、隠れた“自分”の可能性を知ってみませんか?


詳しくはリターン一例をご覧ください。



2023年10月31日 クラウドファンディング終了

2023年12月 リターンに関するご連絡



時代は変わろうとしています。DX化、SDGs、ダイバーシティー……キーワードはたくさん出てきているけれども、実際自分が関わる事業にどう取り入れていったらいいものかと、頭を悩ませて動けなくなってしまっている方はたくさんいらっしゃると思います。

そういった方に、こうじゃないですか?とか、こういう道もありますよ、とか、具体的なかたちに落とし込んでお伝えしていくのが私の仕事です。

デジタルや多様性に関わることは、企業が存続していくうえで、今後避けては通れないことです。どのように共存していくかを考える際に、「HUB型リーダーシップ」の考え方は不可欠なものだと私は感じています。

このクラウドファンディングで、ひとりでも多くの方に考え方を知っていただき、ご自分の仕事に役立てていただければと思います。この考え方に共感いただける方は、温かいご支援をどうぞよろしくお願いします!



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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