こんにちは。プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます!

北海道・伊達市で子ども食堂を運営している『NPO法人おやこ応援団いちごはうすの会』
代表の工藤直美です。

このたび、いちごはうすの会では新たに
子どもから大人まで、地域の多様な人が集う「こどもカフェ」の場所づくりにチャレンジします。

これまで子ども食堂の活動をしてきた中で、子どもがありのままでいられるようになるには、
子どもへの直接的な支援だけでなく、周囲の大人が抱える不安を解きほぐすことが必要だと感じています。

運営中の子ども食堂「いちごはうす」

子どもが一番長く時間を過ごすのは、子ども食堂ではなくそれぞれの家庭です。
家庭が、大人が抱える不安が少しでも解消されれば、子どもの笑顔はもっと増えるはず。
でも、大人だって不安や悩みをどう吐き出せばいいかわかりません。

もし、子育てや家庭の不安で押し潰されそうなとき、話ができる場所があれば……
そう考え、今回の「こどもカフェ」の場所づくりに行き当たりました。

今回立ち上げる「こどもカフェ」は、子ども食堂以外にカフェとしての営業もおこないます。
子どもが自由に楽しい時間を過ごし、一方では大人がひと息ついて、リラックスできる。

子ども・大人・地域のいろんな人がゆるく混ざり合って過ごす場所になれば、子育てのさまざまな困難も、一人で抱え込まずに地域のみんなで乗り越えていけるのではないかと考えています。

また、子ども・大人・地域のいろんな人がつながる場所があれば、行政・学校などの公的機関からの情報も伝達しやすくなったり、親向け・親子向けのイベントなども開催しやすくなります。
「こどもカフェ」をきっかけに、「その日」の支援だけでなく、長期的な視野での子どもの環境づくりに寄与していけると考えています。

遊びにきた子どもと話す 代表・工藤

このクラウドファンディングを通じてより多くの方に関わっていただき、みんなの場所を、みんなでつくっていきたい。
最後までお読みいただき、ご支援いただけますと幸いです!!

まずは、これまでの活動を紹介させてください。

いちごはうすの会は、伊達市内で子ども食堂「いちごはうす」を運営する団体で、2019年に活動を開始しました。

みんなで食卓を囲みます小さな子から中学・高校生まで、年齢関係なく楽しく過ごせます

毎月第1・第3木曜日に、子ども無料(大人500円)の子ども食堂を、毎週木曜日には子ども無料のおやつタイムを開催しています。
子どもたちをはじめとする地域のみんなが、食べて、遊んで、安心して楽しい時間を過ごせるよう運営しています。

栄養バランスに最大限配慮したメニュー

現在は、「いちごはうす(伊達小学校区)」「さくらんぼはうす(東小学校区)」のほか、
山下町児童館(西小学校区)での「出張こども食堂」、
スクールバスで東小学校へ通う生徒へのお菓子配布「出張!おやつ屋さん」をおこなっています。

運営は、栄養士資格を持つ代表・工藤をはじめ、数名のスタッフがボランティアで活動しています。
また、ボランティアで子ども食堂に興味を持った方が、別地区で自ら子ども食堂をオープンさせるなど、活動の輪が少しずつ広がっています。

いちごはうすの会の活動は、多くの団体・個人の方からのご支援によってここまで続けることができました!
改めて感謝申し上げます。

私が子ども食堂をはじめたのは、会社員時代の経験がきっかけでした。

営業の仕事で市内のお宅を訪問していた私は、ある家の様子が気になっていました。

呼び鈴を押すといつも子どもたちが出てくるその家。
昼間に訪問すると「お母さんは夜帰ってくるよ!」と言ってくれるのですが、夜に訪問してもお母さんは帰ってきていません。
私は、「この子たちはいつ、何を、どうやって食べているんだろうか」と、子どもたちの食事が心配になっていました。

コロナ禍の中、いちごはうすで提供していたお弁当

その家の子どもたちと話すことが多くなった私は、ある日「お母さんの料理で何が一番好き?」と聞いてみました。
すると「お湯入れるやつ!」と子どもたちは答えてくれました。

どの家にも温かな食卓がある という幻想が崩れた瞬間でした。


様々なお宅を訪問する中で、子どもの食事が心配になるような家は一軒ではありませんでした。
それは誰かが悪いということではなく、その家庭が誰にも頼れない状況に陥ってしまっていることが問題だと感じました。

こうした経験をきっかけに、子どもたちがみんなと食卓を囲み、安心して過ごせる場所を提供したいと考え、子ども食堂を始めました。開業当初のメッセージ

2019年の子ども食堂開始以降、多くの方々のご協力もあり、「いちごはうす」はみんなが楽しく安心して過ごせる場所になっています。
子どもたちがおなかいっぱい食べて、いっぱい遊んで、楽しい時間を過ごせる。そんな環境を当たり前にしたい。
これからさらに活動を広げ、より多くの人にそうした環境を提供できるようにしたいと考えています。

今回のクラウドファンディングで、いちごはうすの会が挑戦するのは
子どもから大人まで、地域の多様な人が集う「こどもカフェ」づくりです!

外装イメージ

これまで子どもを対象に活動を続けてきたいちごはうすの会ですが、
今回のプロジェクトでは 子どもだけでない、みんなの場所をつくりたいと考えています。

冒頭でも書いたとおり、私たちが、子どもだけでなく「みんな」に行き当たったのは、
子どもがありのままでいられるようになるには、子どもへの直接的な支援だけでなく、周囲の大人が抱える不安を解きほぐすことが必要だということを活動の中で実感したからです。

お母さんが笑顔になれないと、子どもは笑顔になれないのです。

少し大変な状況でも、もし「こどもカフェ」のような場所で愚痴を吐き出せたら……
同じような経験をした子育ての先輩から、アドバイスをもらえたら……
子どもが過ごせる場所と一緒に、大人が誰かに悩みを吐き出せる場所をつくり、地域のみんなで子育てをサポートすることで、親子の 社会からの孤立を防ぐことができるのではないかと考えています。

「子どもの居場所」についてのイベント記録

また、活動の中で、学校に通うのが難しい子ども が地域にいる事を知りました。
そうした子が、まずは家から外に出るきっかけになるような居場所 を作りたいと考え、地域の多様な人が集い、好きな過ごし方ができる場所を目指すことにしました。

「こどもカフェ」は、子ども食堂だけでなく、カフェとしての利用ができる仕様になります!
子ども食堂は困っている人が行く場所 と思われがちですが、カフェとしての機能を持たせることで間口を広げ、
多様な人が集う場所にしたいと考えています。

【こどもカフェで提供するサービス】
・定期的な子ども食堂の開催
・コーヒー・軽食などのカフェ営業
・学校に通うのが難しい子も、自由に過ごせる空間
・イベント等で利用できるスペース

現在の建物外観

今回のリノベーションは、伊達市出身で、東京で設計士の仕事をし、最近伊達に拠点を移した方に設計等をお願いしています!
東京で子ども食堂にも携わっていたということで、ここに来る子どもたちが過ごしやすい空間を考えてくださります!

【設計士コメント】
地元である伊達市で、このような企画に携わることができ嬉しく思います。
実はこの建物、屋根裏空間がきれいな状態で残っていて、非常に良い建物です。この空間を広く生かして、子どもたちや訪れる皆さんにも見てもらえるようにしたいと考えています!
しかし、古い建物なので、断熱や防水対策をしないとこの空間は使えません......ここを使えるかどうかは、このクラウドファンディングにかかっています。
リノベーションの進捗は、本クラウドファンディングの活動報告や、いちごはうすのSNSなどで随時報告します。多くのご支援をよろしくお願いします!


建物と、人との出会い

このプロジェクトが始まったのは、建物の大屋さんと、その娘さんとの出会いがきっかけでした。

この建物の近くにあるお寺で「出張子ども食堂」を開催した際、大屋さんの娘さんの友人がお手伝いに来てくださり、そこからいちごはうすの会の活動に興味を持っていただきました。
その後、空き物件にしていたこの建物を「地域の子どもたちのためなら」と貸していただけることになったのです。

この建物は築50年以上になる飲食店舗なのですが、代表・工藤の母が高校生の頃にバイトをしていたという不思議な縁もあり、何か運命めいたものを感じています……!


また、伊達市出身で現在は国内外で活躍している、彫刻家・パブリックアーティストの「WA!moto.」こと渡辺元佳さんも、このプロジェクトを後押ししてくださっています!
元佳さんは以前からいちごはうすの会の活動に興味を持ってくださり、さまざまな形でご支援いただいていました。

今回は、リターン商品の一つであるキーホルダーを、特別にデザイン・制作してくださりました!
「ICHIGO HOUSE supporter」の文字と、WA!moto.の作品に登場するサルのモチーフが刻印されています。この機会にしかゲットできない限定グッズですので、お見逃しなく!

photo by Tomohiro Mazawa【「WA!moto.」渡辺元佳さんコメント】私は東京に拠点を構えて活動をしていますが、子どもたちに向けたワークショップの開催などで、今でも生まれ育った伊達市に関わらせてもらっています。このキーホルダーが、いちごはうすを応援している人のさりげない目印になって、街の中で新しいコミュニケーションが生まれるといいなと考えて、制作しました。
伊達市は過ごしやすくて、気候も人も良い街だなと帰ってくるたびに感じています。そんな伊達市が、このプロジェクトを通してさらに「子どもたちの笑顔があふれる街」になっていけばいいなと願っています。


建物の現状は……

そうした経緯で借りられることになった建物ですが、現状はこの通りです。

以前この建物で営業していた飲食店の物品がそのままになっていて、まずは大規模なゴミ出しと清掃が必要な状況です。

その後、内装などの整備を通して子どもの居場所に適した環境づくりをし、オープンに向かっていくことになります。

具体的には、以下の費用がかかります。

・ゴミ撤去・清掃費 70万円
・内装工事費 210万円
・設備工事費用 165万円
・家具・装飾費 135万円

ネクストゴール制度のご紹介

「子どもたちが伸び伸びと過ごせる空間づくりのため、より大きなゴールを目指したい!」という思いから、
今回のクラウドファンディングでは、ネクストゴールを設けることにしました!

最初のゴール(150万円)では、内部の清掃と最低限の内装工事ができます。
その先のゴールを達成すると、充実した内装工事・スタッフ向け設備の導入などを実現することができ、さらに過ごしやすい場所になっていきます!

リターンのご紹介

皆様のご支援に対するリターンは以下のものをご用意しています!

「子ども」「地域」「ボランティア」などのキーワードにビビッとくる方、学生の方にはお手伝いイベント参加権がおすすめです。ふれあいの中で「子ども」や「地域」への理解を深めてみませんか?

また、伊達市在住の方や、実際に現地に来ることができる方には、リノベーションイベント参加権見学会プランなど、実際に場所を見ていただけるプランもおすすめです!

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

これまでやってきた子ども食堂の活動をもっとオープンにし、関わりしろを増やすことで、「子ども・子育て」のさまざまな困難に寄り添いたい
さらに、さまざまな機関と連携し、子ども・子育てに関する発展的な取り組みを進めていく、その中心基地の役割を果たせればと考えています。

子育てに正解がないように、このプロジェクトもさまざまな困難にぶつかりながら進んでいくと思います。
どうか皆さんのお力を貸していただき、「子どもたちの笑顔でいっぱいの伊達市」への第一歩をサポートしていただけますと幸いです!


<今後のスケジュール>

2023年8月:補修工事
2023年9月:木工事
2023年9月末:クラウドファンディング終了
2023年10月:仕上げ工事・リノベーションイベント
2023年11月:オープン予定

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-IN方式で実施します。

目標金額に満たない場合でも、ご支援いただいた金額をプロジェクトの糧として活用させていただきます。

  • 2023/09/30 14:51

    いちごはうすのCAMPFIREページをご覧いただき、ありがとうございます!「こどもカフェ」クラウドファンディングもいよいよ最終日となりました。これまで、97名の方から、1,605,000円ものご支援をいただいています!また、クラウドファンディング以外でも、多くの寄付をいただいております。---...

  • 2023/09/29 13:30

    いちごはうすのCAMPFIREページをご覧いただき、ありがとうございます!9/30のクラウドファンディング終了まで、今日を含め残り2日となりました。これまで、92名の方から、1,549,000円ものご支援をいただいています!また、クラウドファンディング以外でも、多くの寄付をいただいております。...

  • 2023/09/27 15:59

    いちごはうすのクラウドファンディングをご覧いただき、ありがとうございます。また、すでにご支援くださった皆様、誠にありがとうございます!【現在の支援状況】9/27現在、1,308,000円ものご支援をいただいております。目標額1,500,000円まで、あと少しとなりました!また、クラウドファンデ...

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