●このプロジェクトについて 

 住むために作られた街、多摩ニュータウン。

そのほぼ中央に位置する落合商店街で古着を循環させる「住民参加型古着屋」を作ります。

おしゃれが好きで大切にしてきた洋服を、次に着てくれる方にきちんと渡したい方。

 すぐ大きくなる子供の服をみんなで楽しく回しあい・おさがり文化を楽しみたい方。

 自分が若い時におしゃれで着ていた服。古いから捨てるしかないかな…そんなふうに思っている方。

 そんな思いを持つ方の洋服を、次の持ち主にきちんとお渡します。

それに加えて身体的に障害を持つ方の衣類のリメイクサービスを兼ね備えた古着屋を、商店街

と言う街の文化が混じりあう場所で作ります。

そして、店内の備品は全て購入できる形になっています。

店に配置されている椅子などの古道具も、ぜひ古着と合わせて楽しんでください。

パース制作:スタジオメガネ


●自己紹介

はじめまして、大和直子と申します。

以前は東京多摩市の聖蹟桜ヶ丘という場所で21年ほど古着屋をしていました。

聖蹟桜ヶ丘は、ジブリ作品『耳をすませば』の舞台となった場所だとお伝えするとわかりやすいかもしれません。

のんびりしていて大好きな場所でしたが、古着を販売するという事から離れてみたくなり閉店しました。

1年間古着の販売から離れてみて、古着を次の持ち主に丁寧にお渡しする仕事がとても好きな自分を再確認し、「古着を販売しながら何か人の役に立つ形にならないかな?」と、オンラインストアで古着を販売し売り上げの一部を寄付をするという活動を始めました。

次に「古着を通して色々な人の混じり合いが感じられる事は出来ないかな?」と考え、今度は人と人が実際に会える実店舗を街の文化が混じりあう商店街に出店しようと、建築設計事務所のスタジオメガネさんと企画しました。


スケルトンの実店舗内

スタジオメガネさん × SAJI

建築設計事務所のスタジオメガネさんは、店舗のファサードと内装を担当して下さいます。

そして「循環」をお互いのキーワードに、SAJIの店舗の備品(購入できる古道具を展開)を考えて下さっています。

スタジオメガネの活動拠点各地で得られた什器や古材をリペアして、使っていただける方に引き継いでいく。家具も洋服と同様循環させることで新たな価値を生み出すことができるのではないかと思っています。

そんな仕組みを今メガネさんと共に検討中です。


●古着の現状●

 多摩市に今ある古着屋で、個人のお客様から洋服の買取をしているのは主に大手チェーンのリサイクル古着屋です。

大切にしていた洋服なので丁寧に次の方にお譲りしたいのに、店内は整頓されていなかったりギチギチに陳列されていたり、大切にしてきた洋服をお渡しする気にはなれない気持ちになったりします。

個人間でやり取りできるフリマアプリも、発送の手間もかかるため、仕事に家事にと忙しく思うように出来なかったりして、結局、着なくなったお洋服はそのまましまい込んだりしてしまう事もあるでしょう。

大手チェーンのリサイクル古着屋では、最近流行のデザインに重きを置くことが多いので、昭和の古着は引き取りはしてもらえてもお店に出されない事が多いです。

良い服なのに汚れや傷ができてしまった服も、処分するしかないと思うと思いきれずに取っておいたりする事もあるでしょう。

 昔、着ていたおしゃれでとても好きだった服なのに、引き取って貰えても処分されるのは悲しい気持ちになりますよね。

他には、すぐにサイズアウトしてしまう子供の服。

おさがりで誰かに譲ってあげたいけど、周囲で年齢や体格などの条件にあって、気軽に服をあげられる人がいない場合もあるでしょう。

 

そんな古着を取り巻く現状を解決できる形を考えました。



SAJIは古着の買い取りと委託販売を行います。

丁寧に古着を次の持ち主にお渡しします。


⚫︎SAJIで5000円以上の価格が付けられる洋服や靴バックは、1ヵ月お預かりして販売時70%支払いの委託販売システムもご利用いただけるようにします。

⚫︎昭和の日本古着も買い取りし、その時代を知らず新鮮に思う方やお好きな方にお渡しします。

⚫︎子供服は30円から150円の範囲で買取をし、100円から500円で販売します。

 SAJIでおさがり文化を楽しんでいただけます(一部対象外の価格設定もあります)。

 ⚫︎汚れキズのあるもので販売できないものもお引き取りし、柄や素材の良い物はリメイク品のための素材として活用し再生させていきます。

※買取したものは、洗濯/検品/メンテナンスをし、丁寧な形で次の持ち主にお渡しします。

 

●自分を解放し本当の自分を素直に出せるそんな街を

商店街に古着屋ができる。

ちょっとした変化ですが、街が面白くなることの1つです。

古着屋も食もチェーン店ばかりが目に付くようになりました。

チェーン店は便利だけど、店主やスタッフの思いが感じられる個人店とはまた違うもの。

こだわりや好みが垣間見える個人店は、行くだけでワクワクします。

昔は、古本屋、レコード屋など文化が感じられる個人のお店が街にたくさんありました。

落合商店街には、毎週 金・土曜日にオープンするセレクトショップSTOAがあります。

少し歩けば、人気のパン屋さんモイベーカリーもあります。

そこに古着屋SAJIも加わる。

 そうして少しづつ、街の個人店の導線が出来て楽しい街になる。

街が文化で色づくと、色々なファッションを楽しむ人が街に増えファッションを好きに楽しめる。

 いろんな文化が見える街だと自分の服がどんなであろうとその街が包んでくれる。

 多摩ニュータウンが、ますます居心地の良い、自分を認めてくれている街になっていく。

そんな風に思うとワクワクします。


●洋服が循環すると人は自由になれる 

 多摩ニュータウンにはたくさんの着られていない洋服がしまい込まれたままになっています。

昔、着ていたおしゃれな服を大切にしていてしまったままにしている。

 他には、家から独立した子供の部屋「全部処分していいよ」なんて子供からは言われている服とか。

 そんな洋服は、断捨離と言う言葉とともにただ捨てられてしまうことも多いでしょう。

 でも、そんな捨てられてしまう洋服に価値を見出す方、作りが良く丁寧に作られたものや、その年代の特徴をよく表している形や柄にときめく方は多いのです(私もそうです)。

また、大切にしている洋服でも、どうしても傷や汚れができてしまうことがあります。

 どうしようもなくて捨てざるをえなかったり。

 そんな傷や汚れのある服でも、テキスタイル(布製品の生地や柄 )の良いものは今の空気感に合ったものに作り替えて大切に引き継ぎ手を探す事をしていきます。

 それはただ単に直して使うのとはまた違う、次世代に譲り渡すと言うこととも違う、良いものを今の形に合うよりよい形にし、どんな世代でもワクワク楽しめる形にすることです。

 自分は不要になってしまった物でも捨てずに洋服が循環するシステムにのせることで、年代物の魅力を再発見したり、今まで固執していた思考から解放され新しい視点をもらえます。

 そして、捨てずに渡した方も心が身軽になり新しいものを取り入れる感覚や新しい挑戦をする余白が生まれるでしょう。

 

●身体的に障害のある方も楽しく洋服を着れるように「シカケフク」

お店は古着を通して、世代や性別などの垣根なく様々な人に楽しんでご利用して頂けたらと思っています。

私は古着屋を閉店した後に障害者就労支援施設で1年間働きました。

その時に障害のある方から伺ったお話は、障害がある方が気軽に行ける店の少なさや周りの人の障害に対する理解の少なさです。

そんな問題も含めて、舞台衣装製作を仕事にするSAJIメンバーと「洋服を仕事にしてきた自分達の出来ることは何か?古着屋として何か出来ないか?」と考えてきました。

そんな中で考えたのが「シカケフク」です。

「シカケフク」は身体的に障害のある方のお洋服(日常着や下着)などを、着脱しやすい様に作り変えます。

前開き、肩開きはマジックテープ、ファスナー、スナップボタン、磁石等を使用して着脱出来る様にします。


▪️お直し事例▪️

シャツ、Tシャツ、長袖カットソー、肌着の前開き、肩開き加工の金額は1着¥1500〜です。

(服の種類、加工方法により金額は異なります。)

ご相談はご予約頂いた上で実店舗に直接洋服をお持ち頂くか、メール、Instagramにてやりとりさせて頂きます。


舞台衣装制作:SAJIメンバーより______________________________________________________

コロナ禍の影響で舞台の仕事が減りました。

これからどのように動いていこうかと転職も考え、自分の仕事を振り返りました。

舞台衣装の仕事は効率的に早着替えができる様に衣装を作り替えたり、役者さんの動きに合わ

せて形を修正したりします。

その経験を活かし何か出来ないか考えていた矢先、多摩市諏訪商店街にある重度障害の子供達

のディサービス+ laugh(アンドラフ)を知り、代表の方にお話を聞く機会がありました。

洋服の困り事があるそうで、可能な場合は保護者の方が直したり工夫をして着ているという事

でした。

私も子育ての真っ只中で実感していますが、働きながらの子育てはとても大変です。

子供の事をよく理解しているのは身近にいる保護者ですが、だからといって、保護者が全部背

負う必要はなく何事も得意な人がやればいい!私は思います。

以前、息子の友達で脳性麻痺の子に、洋服を着脱しやすい様に作り替えたことがあり、「着替

えがやりやすい!」とすごく喜んで直接お礼を言いに来てくれたことがありました。

その事にすごく感動し、気持ちが動かされことを思い出しました。

私が洋服の着脱をしやすいように作り替えることで、当事者の方やご家族を少しだけ助けられ

るかも?と閃きました。

出来る事をまずは自分が住んでいる多摩市でやってみよう。とそこで決めました。

「舞台衣装の仕掛け」という発想から「シカケフク」と命名しました。

古着屋さんがそんなことをやっているお店も面白い!

衣装をオーダーメイドする様に、一人一人着る方や介助する方の意見を個別にヒアリングし洋

服の悩みを減らしていきたいと思っています。

古着屋である利点を活かし、貸衣装落ちのドレス等を再利用したりして、舞台衣装の様な非日

常のセレモニーの為の「シカケフク」も作っていく予定です。

福祉の事は素人なので不安はありますが、洋服を作る事は私には出来ます。

保護者や当事者の方と座談会等の機会を設け、一緒に「シカケフク」を作っていきたいと考えています。

ファッションを楽しむ事を1番に!自由な発想で着るひとが着心地が良く楽しい服!という事を

丁寧にやっていこうと思います。

是非、応援よろしくお願い致します。

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身体的に障害があり衣類に悩みが出るのは、誰でも起こりうること。

自分だけでなく身近な人にも起こりうることです。

そんな時に、商店街に衣類の相談できる場所があったなぁと思い出して頂ける古着屋になるつもりです。

現代は忙しく、仕事や子育て等に追われて大変な方も多いです。

少しオシャレをしてみたり、古着屋に来てほっと一息ついたり、そんな事が日常の中に少しあって自分が楽しんで人にも優しくなれるのではないでしょうか。

 SAJIの古着を通して、いろんな方が「私に似合うかな?」とワクワクして古着を楽しんで貰えたら嬉しいです。



SAJI

落合商店街

東京都多摩市落合4−8−1


営業時間

火・水・日 10:00-18:00

金・土 12:00-20:00

定休日 月・木

衣類商 大和直子 東京都公安委員会 第308782120230号


■資金の使い道・実施スケジュール■

店舗の開業にあたって、商店街はスケルトンの状態のため1から工事を行います。

自己資金は280万円ですが、本来は全然足りません。

必要な資金をぜひこのクラウドファンディングでみなさまのご協力で集められればと思っています。

どうぞ、よろしくお願い致します。

【不足資金1,200,000円】

内装工事/備品費/運転資金 491,000円

リターン原価 505,000円

キャンプファイヤー手数料17% 204000円

【自己資金2,800,000円】 

敷金・保証金 1,000,000円

ファサード工事/エアコン/電気/内装 1,600,000円

備品費 200,000円


SAJIを支援して下さり、ありがとうございます。

リターンの一例です。


古着券 ¥5000(¥6000分)

古着券 ¥10000(¥12000分)

︎古着を選んで購入できるチケットです。

実店舗/オンラインストアでご利用できるチケットをお送りします。

オンラインストアでご利用の場合は、オンラインストアのメッセージ機能からご購入前にご希望の商品をお知らせください。

SAJI オンラインストア

(有効期限 : 2023年2月 - 2024年1月末まで)




シカケフク(セレモニーバージョン) ¥200000

身体的に障害のある方の特別な日の特別なお洋服をオーダーで製作します。

(予算内での製作になりますので、デザインは応相談です。和装不可)

丁寧にカウンセリングをし好みのデザインに仕上げます。

出来上がりまで、ワクワクゆっくりお待ち下さい。

※ご注意

仕掛け服は、細かな採寸が必要になるため、製作者が採寸に伺える地域(東京/埼玉/千葉)の方に限らさせて頂きます。




SAJIオリジナルキーホルダー(MikkeRemikkeデザイン) ¥6000

多摩のランタンフェスティバルなどでも活躍をしている多摩を代表するクリエイターのミッケ

リミッケさんがSAJIのためにオリジナルキーホルダーを作って下さいました!

MikkeRemikke(ミッケリミッケ)さんは、子供のような気持ちで、この世界を新発見・再発見し

て楽しんで行こうという思いから作られたアート&デザインユニットです。

MikkeRemikke



SAJIのメインヴィジュアル撮影をしてくれているphotographerサイトウマユさんによる撮影

¥35000

SAJIのメインヴィジュアルの撮影を担当してくれているphotographerサイトウマユさんが家族やペットフォトを撮影してくれます。

データ納品後にお好きな写真を1枚お選びいただき、その写真をA4サイズにプリントして額装をしてお送りします。






たくさんの方が応援メッセージを下さいました。本当にありがとうございます。













雑誌「サンキュ!」でSAJIをご紹介して下さったサヘルローズさん


サヘルローズさんからも温かい文章を頂きました




実施スケジュール

●店舗契約:済み

●店舗内装:1月中

●開店:2月1日(予定)


※古着屋SAJIは、作りや素材の良い古着を次の持ち主にお渡しする事を大切にしているため、すべての洋服が買い取りの対象ではありません。

作りや素材がSAJIの基準に見合わないものは、残念ながら次の世代に大切に引き継いで頂く服とはなりにくいのでSAJIでは買い取りができません。またSAJIのテイストとは違う洋服も買い取りの対象ではありません。

買い取りできないお洋服を引き取り希望の方は、お申し付けください。

無料で引き取りし、ボタンやリメイク素材として使えるものは分別し、残りはウエスにするなど処分される洋服を最小化します。


SAJIの売り上げの一部は、児童養護施設や里親のもとで暮らす子の学費の援助などを支援する団体に寄付しています。


長い文章をお読み頂きありがとうございました。

ぜひ皆さまの応援を、どうぞよろしくお願い致します。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も、出来る範囲の店舗内装からスタート致します。

落合商店街に店舗をオープンするという計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2023/02/26 11:41

    ご報告が遅くなってしまい、申し訳ございません。2月1日に無事にオープンしました。看板など間に合っていない部分も多いスタートでしたが、皆様のお陰でスタート地点に立てれた事を心から感謝しております。本当にありがとうございます。これからも、よろしくお願いいたします。

  • 2023/01/15 09:08

    クラウドファンディング残り1日を残して、昨日 目標額が達成しました。皆さま、応援を本当にありがとうございます。残りは後14時間。最後まで応援と見守りをどうぞよろしくお願い致します。

  • 2023/01/09 11:32

    ご要望頂いていた古着チケットのリターンの追加を致しました。沢山の方に応援して頂いてとても嬉しいです。応援を力に変えて頑張っています。最後までもう少しとなりました。引き続き応援をよろしくお願い致します。プロジェクトもシェアして頂けるととても嬉しいです。

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