はじめに・ご挨拶

はじめまして。

宮城県の秋保町で2020年6月から就労継続支援B型事業所『芽ぶき』を運営している佐藤伴実(さとう・ともみ)と申します。


『秋保(あきう)』と言えば日本三御湯として有名ですが、私たちは秋保の温泉街のずっと奥、家屋もまばらな自然の中で就労継続支援の活動を行なっています。

就労継続支援と言ってもなかなか身近でない方が多いと思うので、以下の図をご覧ください。



今回のクラウドファンディングで初めて就労継続支援というものを知ったという方も少ないないと思います。

就労支援というと障害者のためのものというイメージを持たれる方が多いと思いますが、必ずしもそうではなく、実際は普通に生活してきて一度社会に出た人でも、些細なことがきっかけで支援が必要なことがあります。


上の図からもわかる通り、事業所数は年々増加しており、それだけ支援が必要な方も増えています。

人間関係の悩みも多い現代において、就労支援は決して他人事ではなく大切な人や場合によっては自分も当事者となる可能性がある福祉活動です。

芽ぶきでは現在11名の利用者とともに店舗で駄菓子を販売したり、みんなで栽培した椎茸を販売しています。

※芽ぶき事務所※利用者の活動写真

※椎茸栽培の様子


このプロジェクトで実現したいこと

今回のクラウドファンディングでは①芽ぶきのHP作成、②事業所の看板、③グッズ等の制作、これらの資金の調達を目標としています。

現在、芽ぶきは11名の利用者とともに主として椎茸の生産を行なっており、この椎茸が流通することで出た利益から、利用者に工賃を支払っています。

しかし、芽ぶきの活動をたくさんの人に知ってもらい、私たちの椎茸を生産過程を含めて知ってもらうことができれば、利用者の人たちには工賃だけでなくやりがいを与えられると考えています。

芽ぶきにいる利用者は、それぞれの事情から今は一般企業で働くことができない利用者ですが、働く意欲があって芽ぶきに来ています。

これは社会と関わりたいという気持ちの表れでもあると思うのです。

私は芽ぶきの利用者に自分たちの活動(今は椎茸メイン)を喜んでくれる人が確かにいるというところから自信を得てもらうべく、芽ぶきの活動を周知するHPの制作(現在HPなし)、実際に足を運んでくれる人に見つけてもらいやすい看板の制作・設置、そして利用者の活動を広げていく意味でのグッズ制作をしたいと考え、今回のクラウドファンディングを決意しました。

※椎茸の写真


私はSNSですら適切な運用ができていない自覚がありますし、ましてクラウドファンディングなんていうものは全くの無知です。

しかし、芽ぶきの活動が先駆けとなって、全国の就労継続支援の利用者が自信を持つきっかけとなればと考えています。

例えば、芽ぶきは就労継続支援B型事業所なので利用者とは雇用契約がなく、工賃も最低賃金ではありませんが、A型事業所になると利用者は事業者と雇用契約を結び最低賃金で働くことができます。

※就労継続支援A型とB型の平均賃金の違い


B型事業所の利用者はそのスキルと状態によってA型事業所へのステップアップも考えられますし、その先には一般企業への就職という可能性もあります。

  


プロジェクトをやろうと思った理由


現在芽ぶきにはHPがありませんが、障害福祉サービス等の事業所はHPを用いたWEB上での情報公開が推奨されています。

したがって、HPを作成しなければいけないという事情はあるのですが、単にHPで情報を公開することに意味を見出すことができず、どうせHPを作成するならば芽ぶきとその利用者にとってポジティブな情報を出していきたいと考えました。

芽ぶきの利用者に限らず、就労継続支援の利用者は自信を失っている方も少なくありません。

しかし、就労継続支援での活動は間違いなく社会と繋がっていますし、利用者の人たちもそこから自信を得てよいはずです。

私は20年に渡って農業に携わり、椎茸なら就労継続支援として利用者と一緒に生産していけると思い、『芽ぶき』を開所しました。


※農作業中の佐藤(私)です


たまたま多くの人と同じことができないことを私は欠陥だとは思いません。


ストレスの多い現代で自分がそうならない保証もありません。

一つの軸に合わずに、その社会から少し距離を置いたとしても、直ちにネガティブに捉えることなく、自分に自信を持って生きていくことを私は応援したいと考えています。

芽ぶきは就労継続支援B型事業所ですが、私はこの芽ぶきを使って積極的な活動を仕掛けていきたいと考え、その第一弾として今回のクラウドファンディングの実施を決めました。

※椎茸を持つ利用者


これまでの活動

芽ぶきは2020年6月開所ということで、芽ぶきとしての活動実績は多くありませんが、私個人としては両親が運営する就労継続支援B型事業所(NPO小規模事業所サンサンファクトリー、株式会社大滝自然農園)で20年に渡って就労継続支援の現場に関わってきました。

農業と福祉を掛け合わせたこの取り組みは仙台市でも初の取り組みで、自然に触れる外仕事は利用者にとっても有意義なものでした。

しかしながら、農業という作業は体力的な点や継続性の点で負担が大きく、活動への参加を億劫に感じる利用者も少なくありませんでした。こうした背景も踏まえ、生産する作物の選定などにより農作業の負担を減らすことで、こうしたフルでの作業が負担だという障害者にも農業を通して自信を得てもらうべく自身で芽ぶきを立ち上げました。



資金の使い道

今回の目標額は150万円で、使い道は以下の通りです。

※各所確認した上での概算になります

■HP制作 80万円〜

■看板制作 120万円〜

■グッズ制作 目標達成分〜

■リターン費用 30%程度

■クラウドファンディング手数料・決済手数料 9 %
                   

 

今回のクラウドファンディングでは、まずはHP作成をし、看板の制作については補助金等を利用して不足分を補填しながら進めていく予定です。

 
万が一、看板代を上回るご支援をいただいた場合には、芽ぶきとしてグッズ制作をしていく予定です。



リターンについて
 

残念ながら、芽ぶきとして持っている商品は多くありません。

しかし、秋保という地域で活動していること、障害者の就労継続支援をしていることに賛同、協力してくださった親交のある方々からリターンの部分で大変協力いただくことができました。

ぜひ、ご支援いただく皆様にはこの機会に宮城県の秋保を知っていただければと思います。


※一部抜粋

※こちらは果実酒製造免許取得営業所よりお送りいたします
※秋保ワイナリー https://akiuwinery.co.jp/

※こちらは果実酒製造免許取得営業所よりお送りいたします
※PLANT VINEYARDS https://www.plantvineyards.com/about


 


実施スケジュール

 

2022年5月   HP_制作開始 

2022年6月   HP_制作完了

           看板_制作開始 ※支援額に余裕があった場合

2022年7月〜  リターン発送 ※随時

           グッズ制作 ※支援額に余裕があった場合



最後に


私が運営する『芽ぶき』は2020年開所のまだ若く未熟な事業所です。

しかし、経歴がないからこそ大胆な動きができると考えています。

私は芽ぶきもその利用者も社会から隠れたものにする気はありません。

私にはやる気が、利用者には魅力が、みなさまには支援し広げる力があります。

芽ぶきは私が責任持って活躍させていきます。

福祉を閉鎖的なものから開いていく第一歩として、何卒、応援、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 



※補足※
■このプロジェクトに関する画像については全て著作権を持っているもの、あるいは使用許諾を得たものになりますので無断使用することのないようにお願いいたします
■リターンにおいて生じる必要な資格、許可は取得済みの協力者が製造、発送対応いたします
■酒類の販売免許について
①販売場所及び所在地
 秋保ワイナリーさま → 秋保ワイナリー、宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原西6
 Plant Vineyardsさま → Plant Vinyards、宮城県仙台市青葉区愛子中央6丁目2-7-2F
②酒類販売管理者の氏名
 秋保ワイナリーさま → 毛利親房
 Plant Vineyardsさま → プラントブレイズ
③酒類販売管理研修受講年月日
 秋保ワイナリーさま → 2020年
 Plant Vineyardsさま → 2019年12月5日
④次回研修の受講期限
 秋保ワイナリーさま → 2023年2月10日
 Plant Vineyardsさま → 2022年12月
⑤研修実施団体名
 秋保ワイナリーさま → 一般社団法人フランチャイズチェーン協会
 Plant Vineyardsさま → 一般社団法人フランチャイズチェーン協会
■今プロジェクトはAll in方式となり目標金額が集まらなくてもプロジェクト(HP作成)を実行いたします

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