*5000以上のリターンを追加しました。(2017/12/28)
*「自己紹介」「実現したいプリジェクト」以下、本文を追加編集しました。


過去の常識に縛られない、次世代型の農業集団の構築を目指して、
ほぼほぼface bookの繋がりで、売り先及び売上を伸ばしてきた
自然栽培の農業集団『空の下』が、次に目指すものは、
場所にも、仲買にも縛られない、
農夫が創造的に社会と繋がる場を創ること。

稼げるパーマネントカルチャー(持続可能な農業システム)!
農家直売キッチンカー『生姜食道』を創りたい。

きたる未来を一緒に描く仲間との繋がりを求めて!
空の下の『生姜食道』制作にご支援ください。




 みなさんこんにちは、高知県の新規就農認定者の榊原留美子と申します。
農薬や化学肥料や除草剤を使わない自然栽培で生姜、柚子、文旦、古代米
などの栽培と加工をしています。

本プロジェクトを通して、「次世代に繋がる農業」の新しい形を、
ご支援者の皆様と共に創る事が出来れば大変嬉しく思います。
長文ではありますが、是非最後までお付き合いください。

 

私は、2011年の東日本大震災の直後、過密地帯東京から過疎地の
高知県中土佐町に移住して、2013年から女子単身で新規就農しました。
子供三人を持つシングルマザーです。就農後『空の下』という屋号で
栽培から加工、販売までを手がけています。

農業経験の全くない、都会育ちの私が始めて経験した農業が、
生姜の収穫のアルバイトでした。その時に生姜という植物に
惚れてしまって、その日の内に生姜で就農することを決意!
翌春から単身で生姜の栽培を始めました。

農業研修も特に受けず、農業学校に通うこともなく、
いきなり本番で就農したので、町からも県からも
新規就農者として認定してもらえませんでした。
誰に教わるのか?とか、素人がいきなり出来るのか?とか。。

私の考えでは、高いお金を出して農業学校に行かなくても、
農村には農業で生きてきた先輩が何人もいるので、
分からない事や上手く出来ない時には、畑のすぐ横の家に住んでいる
お爺さんに聞いたり、生姜を育てている人の所に行って話を聞いたり、
収穫や植え付けの作業を手伝ったりすれば、ワザワザ学校に通ったり
研修を受けなくても、農業を学ぶ所はいくらでもあります。
そうして私は、沢山の農家から、農業のことを教わりました。

私が生姜で就農する決意を速攻でするに当たっては、
東京で子供を育てていた当時から、今の社会のあり方に
大変苦痛を感じていたという経緯があります。

一極集中による住宅問題、環境問題、教育問題。
また、過疎化による農業及び環境問題。

私が幼少の頃、家族で里帰りした父の里も今では限界集落となり。。。
様々な社会問題の坩堝にいて、何も出来ない不甲斐ない自分に強い憤りを
感じていたので、私にとって東日本大震災は、気づきを実行できる
大きな切っ掛けだったのです。

消えていく田舎を憂いていた私が移住した先は、まさに幼少の頃に
家族で里帰りした父の里のようで、私は猛烈に運命を感じてしまったんですよね。

「これは神様が私に与えてくれたチャンスだ!」って思っちゃった(笑)

「田舎を、農村を元気にしてみなさい!やりたいんでしょ!」ってね(笑)

そう思ってからはガンガン行動しましたよ♪。.:*・゜
移住後直ぐに、休校寸前の学校を利用させてもらって、
放射能被害から逃れたい家族受け入れの夏季疎開を行ったり、
ガイアシンフォニーの上映会をしたり。。
田舎の素晴らしさを、田舎の人にも、都会の人にも伝えたくて、
あれこれやって行き着いた先が、「お金になる仕事を作らなければならない」
という事だったんです。そしてその仕事は勿論農業でした。

 

 

 


オンライン通販から農家直売キッチンカーへ!
先ずは生姜専用のキッチンカー『生姜食道』を走らせます。

農薬や化学肥料で育ったスーパーで売っている生姜と自然栽培の生姜は全く別物です。
その姿、その美味しさや料理方法(使い方)などなど、
丸ごと生姜の良さを『生姜食道』でリアルに発信していきます。

 

【キッチンカーでやりたい事 その一】

現在空の下の販売している加工品を
その場で食べてもらえるようにします。

『空の下』では、自分たちで作った農作物で「生姜ハーブシロップ」
「新生姜のピクルス」などの加工品を製造し、ホームページと
青山ファーマーズ・マーケット、一部の小売店で販売しています。

これらが大変好評で、じわじわ売上を上げています。
ただ、大きく残念な事が、実際に飲んでもらえる場がないことです。

イベント出店の際は、ドリンクを販売した時などは、
大変好評で、同日リピートしてくれたり、
「あっ、ここ、ここ」と言って、友達を連れてきてくれたり、
結構繁盛するんです。

また、ファーマーズマーケットで試飲していただいても、皆さん喜んで
くださるので、是非『生姜食道』のドリンクメニューにしたいと思っています。

(頂いたお客様の声)
「生姜シロップは甘すぎて好きではなかったんだけど、空の下のシロップは、サッパリしていて美味しい」
「優しい味なのに、生姜の辛味はしっかりあって美味しい」
「うん、良いお味ね」
「香りがとってもいいわね」

などなど、作った本人の私も販売の度に味見をするのですが、
「やっぱり美味しいわー」となります(^^)

暑い夏は冷たい炭酸割りが最高ですし、意外にも豆乳割が激ウマなんです。
寒い冬にはお湯で割って飲むと体の芯が喜ぶ美味しさなんです!
今、日本茶と生姜のコラボが流行っているんですよね。
ほうじ茶や和紅茶に甘味料として入れても大変美味しいドリンクになります。




その他にも

「美味しすぎてハマってます!」

「想像を超える美味しさで即買いしちゃった!」など、

お客様に素晴らしく好評で、多分、全国に、いや全世界で
『空の下』にしかない味だと思われる「新生姜のピクルス」も、
フードメニューの一つにしたいと考えています。

生姜の可能性はデカイです!
どんな食材も引き立てる名脇役で、かつ、主役にもなれる食材なので、
キッチンカー始動後のメニューにご期待ください!



(新生姜のピクルス↑)

 (↑自然栽培の生姜とウコンをたっぷり使った薬膳カレーの生姜コロッケ)

 

【キッチンカーでやりたい事 その二】

『空の下』の加工品や農作物の直売所です。

農夫の農家直売所です。
オーガニック食品は、普通の食品に比べて消費量が少ないのですが、
潜在的ニーズは高いことが農林水産省のアンケートで分かっています。
しかし、実際に購入に至るための課題を改善できないでいるんです。
大きくは二つあって、

一つは、「近くにオーガニックの店がない」
一つは、「価格が高い」

キッチンカー『生姜食道』はこの二つの課題に取り組みます。
始めの一歩は小さいけど、将来、幾つもの農家直売のキッチンカーが全国に
広がる一歩になれば嬉しいです。

 

【キッチンカーでやりたい事 その三】
『生姜食堂』を憩いのたまり場にしたい

自然が好き、農業が好き。。
美味しいものが大好き、オーガニックの食材さがしてる。。
農業やっていたい、自然の中で暮らしてみたい。。
今いる場所を変えてみたい。。

有りそうで無い、、あるけどもっと有ったほうがいいよね。
オーガニックのお店はもっと増えたほうがいいです!

美味しい食べ物があるところ 人が集まります。
美味しい食べ物は、全てのカテゴリーを超えて社会的には異なる様々な
立場の人達の集いを促します。

美味しい食べ物を食べると、みんな笑顔で笑い合う。
街の暮らしと田舎の暮らしを始めとした、様々な暮らしが行き交う
場として、皆さんの暮らしの憩いの場として役に立ちたいです。

 

【キッチンカーでやりたい事 その四】
『生姜食道』のメニューで使っている農作物や加工品の栄養成分や、
作り方、栽培方法などなどを読んで楽しい冊子にしたいです。


一つの商品が出来るまでには、様々なドラマがあります。
生姜一つとってもそうです。
冊子であれば、食べ物が出来るまでの物語を、
キッチンカーを利用してくださる方を始め、
遠方で来れない方にも、広く伝える事が出来ると考えています。

 

【キッチンカーでやりたい事 その五】
『生姜食道』を全国各地に走らせたい。

1台目『生姜食道』から、2台目、3台目と、
全国に生姜のキッチンカーを走らせたいのです。
あの街にも、この街にも、

「自然栽培の生姜屋さんがいるよね!」

という社会を創りたい(笑顔)

そんなこんなしてたら、

「『太郎さんのにんにく食道』が走り出した!」

とか、

「『花子さんの豆食道』が走り出した!」

とか、そういうオリジナルで愉快な社会、街ができたら、
暮らしも流通も楽しくなると思うのです。

街に可愛いキッチンカーが!!
かっこいいキッチンカーが!!

しかもコンパクトでエコだし。。的な。

キッチンカーも進化させて、電源はソーラーでね。
ミニマムで、豊かで、楽しい暮らしのモデルを提供したいです。

農家として栽培の仕方、商家として販売の仕方、その他諸々、
オーガニックで就農する新規就農者の販路開拓に
貢献出来るところまで、進化していきたいです。

そして、楽しく稼げるオーガニック農業の次世代モデルを構築したいです。

 

『空の下』は、2013年から生姜で就農をした私が作った農業集団です。
集団と言っても、現在常勤2名、経営コンサル1名と、農繁期に一緒に
農作業や加工業、その他諸々を手伝ってくれる友人達で運営しています。
主力農作物は、生姜、柚子で、その他、文旦、ポンカン、古代米、
小夏の栽培管理をしています。

私は、他人に拘束されるがとても苦手なんですが、それ以上に他人を
拘束するのが大の苦手でして、そんな私がイメージする農業集団は、
個人が独立していて、尚且つ、集団としてのビジョンを共有し、
目指す未来へ向かって協力し合える集団です。
縦の繋がりではなく、サークル状に並ぶイメージです。

ここで、『空の下』の主力農産物で、最も愛すべき、
『空の下』の始まりである生姜を紹介しますね。


生姜は4月に植えつけられて、約半年間の栽培期間を経て
11月中旬から12月頭までに一斉に収穫されます。
6ヶ月から8ヶ月かけて育てる植物です。

これは『空の下』の自然農法の生姜の畑です。
生姜の葉はシュッとしていて、とてもクールで美しい姿なんです。
生姜の畑で作業をしていると、爽やかな生姜の香りに心身ともに癒されます。

これは掘りたての生姜の姿です。
スーパーなどで、50gや100gに小分けされた生姜の姿しか
見た事のない方は驚くのではないでしょうか。
生姜はこんなにワイルドでカッコイイ植物なんですよ!


それと、生姜は植物として命を繋げるパフォーマンスがとても優れているのです。

これは新生姜です。洗うと白とピンクでとてもきれいです。
自然農法の新生姜は、アロマな香りが極まっていて、旨みもあるのが特徴です。
慣行農法の新生姜とは味が全く違います。

これは「囲い生姜」です。新生姜を約2ヶ月の間、生姜専用の予冷庫(15度)で
熟成させると「囲い生姜」というものになります。
新生姜の時の白い肌が、照りっとした飴色の肌になっています。

「囲い生姜」は、人間に食べられるモノと、次年度の種になるモノの二つに
運命が分かれます。より優秀な囲い生姜は自らの「種(しゅ)」を残すために
種になり、それ以外は「種(しゅ)」が栄える為に人の餌になるという..
なんだか、人間が育てているか、生姜に育てられているのか分かりませんね(笑)
因みに『空の下』では現在3種類の生姜を全て自家採種で栽培しています。

左から金時生姜、右上が黄色い生姜、右下が土佐一です。
ずっと同じ種から分裂して増え続け、代々『空の下』に貢献してくれる生姜達
・・・本当にありがたい事です。


種生姜となり、自らのクローンを育てた生姜の事を 私たち生姜農家は
「親しょうが」と呼んでいます。収穫の時に新生姜と一緒に掘り起こします。
一般的には「古根生姜」と呼ばれ、漢方薬などに使われています。

なんか伝わるものがありませんか?
子供を産んだことのある女性なら分かるかも。。。肌が衰えますよね(笑)
でも古根生姜は衰えるだけでなく、体を温めるショウガオールが増したり
香りも強くなったりするんです。このようにして、生姜は、毎年毎年
代替わりをして、同じ遺伝子を半永久的に受け継いで行きます。

『空の下』の生姜さん、去年(2016年)の8月ごろからバンバン花を
咲かせてくれちゃいました。

どうですか?美しいと思いませんか。小さな欄のようでしょ。
下の画像は花を咲かす前の蕾です。曼荼羅みたい。

「生姜の花は滅多に見れない」と冒頭で言いましたが、
『空の下』ではこの4年間で2回も見ました。
35年来生姜を栽培している農家でも見たことがないと
聞いていた私の就農一年目の目標は、

「いつか自分の畑で生姜の花を咲かせるぞ!!」

だったのですが、2年目にして

「あれっ?もう咲いちゃったの?こんなに簡単に目標達成か(笑)」

と、ちょっと拍子抜けしちゃいました(笑)

土と種の力を信じて、特に肥料を入れたりぜずに、草引き、草刈り、土入れ、
全体を見回って、些細な変化に気付いてあげる。。
このように育てる自然農法の生姜の畑では、花を見ることは決して珍しくはないですよ。

愛情込めて育てた生姜は、全て個人で販売しています。

このように育てた生姜は、『空の下』のホームページとfacebookとブログなどで、
全て個人で販売しています。多くの農家さんのようにJA(農協)に卸していません。
なぜかと言うと、JAには無農薬の生姜の販売路がないからです。

2016年の秋から、東京の青山ファーマーズマーケットで対面販売を始めました。

初めはかなりの冒険でしたが、チャレンジした甲斐あって大好評!
その後も一月に一回ペースで現在も出店しています。

 

対面販売では、小分けした生姜ではなくて、掘ったままの大きな生姜を量り売りで
販売しています。塊のままの生姜をみると、みなさんビックリされるんですよね。
殆どの人は、生姜の本当の姿形を見る機会がないようです。
加えて、生姜に味があることも知らない方が多いんですよね。

「生の生姜を味見してみませんか?」と言うと、
「えっ?生の生姜を食べるんですか?」と驚かれる方もいます。

「えっ?生姜に味なんてあるの??」

って感じみたいなんですよね。

でも、生姜にはちゃんと「味」があるんですよ。
もし、生姜が食べる野菜なら、農薬と化学肥料で栽培された生姜は
買わなくなるのではないでしょうか。

化学肥料を栄養に育った生姜は噛めば噛むほど不味くて、
途中で吐き出してしまいます。それにひきかえ自然農法の生姜は、
香りがいいし、舌に乗せると甘味も感じて、旨みもあります。

味の違いは、生き物が育てたか、薬が育てたかの違いです。

 
自然の中では、直接人間に作用していないところで、
沢山の生き物が生きていますよね。畑の土の中も同じです。

多様な生き物が生きているから、その土で育つ農作物には旨みがある
のであって、植え付け前に畑の生き物を農薬ですべて殺して、人の都合で
化学肥料を投じて作る生姜が美味しいわけないのです。

美味しい生姜とは、アロマな香りと辛味だけでなく、仄かな甘味があって、
噛むと旨みが出てくるものです。

自然栽培の生姜は、私たちの身体と心のすべてに栄養を与えてくれる
素晴らしい食物なんです。



農薬や化学肥料に頼らない、自然栽培の生姜が
病に苦しむ日本を元気にします!

現代社会は病んでします。
いろんな物を溜め込んで排出できなくなっています。
それが良い物であれ、悪い物であれ、溜め込んでいいことはありません。
生姜は血行を高めて循環を促してくれる食物であることを知っていますか?
溜め込んだ老廃物のデトックスに大変有効なんです。

近年、増え続ける癌患者は2016年には100万人にも達しています。
癌細胞は35度で活発になることがわかっているので、体温を上げる事が
とても大事なんです。癌意外にも低体温による免疫低下から様々な病が増え
続けています。これらを根本的に解決するのに生姜の力は大変有効です。
近年「生姜」が脚光を浴びているのも これが大きな理由です。

しかし、このように薬効の高い生姜の大半が農薬や化学肥料で栽培されています。
生姜は農薬や化学肥料を使わなくても十分栽培できる作物なのに、
多くの農家はなぜ農薬を使うのかというと、連作するからなんです。

本来生姜は、連作出来ない農作物です。連作をすると連作障害というのが出るからです。
その為、一度作付した畑は次の生姜の植え付けまでだいたい3年は休ませます。
しかし、多くの農家は連作したいから農薬や化学肥料を使うのです。

もう一つの理由は、収穫量を増やすためです。
化学肥料や農薬を積極的に入れる農法(慣行農法)ですと、
一反で約8トンの収穫量が見込めます。だから農薬や化学肥料を使って
栽培する農家が多いのです。 因みに動植物堆肥を入れる有機農法では
最高で6トンが見込めます。
これに対して自然農法では、好条件に恵まれても最高約3トンです。


全国の生姜の栽培面積は1,930haにおよびます。
これは新宿区(1820ha)と同等の面積です。
生姜は、栽培期間中に30回の農薬散布が許されていますので、
だいたい一週間に一回農薬を散布する計算になります。
みなさん、新宿区全域に一週間に一回、農薬が撒かれていたら、、
都民の皆さん、、、クレームですよね(笑)

これは、生姜栽培だけの面積ですから、全ての農作物の栽培に使われる
農薬量を考えたら、、、トンでも無いですね。

今、排気ガスやフロンガスなど、大気汚染による規制が強化されて
いますが、農薬による大気汚染には、かなり鈍感なようです。
農薬は大気を汚染するだけでなく、水質汚染だけでなく、
直接的に自然界に住む昆虫や微生物を殺しています。
それらは、私達の食べ物の「栄養」や「味」に現れています。
そして食べる事で命を保つ、私達の心と体の全てに影響しているのです。

「元気」とは、無理やり意識して装うものではありません。
命の基が満ち足りているから「元気」になるのですから、
理屈では元気になれません。自然栽培の生姜がもっと普及することで、
環境も含め、皆さんを「元気」にしてくれるバズです。

 

集まった資金は全てキッチンカ-の制作に使います。

・中古の四輪駆動の軽トラ代 
・キャンピングカーの内装、外観、上物加工費(塗装代込み) 
・保健所の許可
・営業に必要なキッチン用具
・看板、その他

現在『空の下』が自信をもって贈る商品を用意しました。
また、このプロジェクトの為に用意した藍染の手拭いは、
使うごとに風合いを増す、素晴らしい手拭いです。

どの様なお礼が喜ばれるのか、思案しましたが、
先ずは、今の『空の下』に出来ることで誠実にお礼をしたいと思います。

そして、全国津々浦々まで、生姜のキッチンカーで出会える未来を
創って行きますので、どうぞご期待下さい。

 

随分長い文章をここまで読んで下さり、ありがとうございました(^^)

私は、このプロジェクトにたどり着くまで、散々悩み続けました。
本物の生姜を多くの人に知ってもらいたい気持ちがあって、
どうしたら、そのような場をもてるだろうか?
どうしたら、そのような販路をもてるだろう。。

今も大手商社から全国自然食品小売店、また、全国の学校給食への
営業を繰り返しおこなっています。
しかし、既存の枠組みの中では、どうしても越えられない壁が多く、
このような現状を打破するためには、自然栽培の生姜の存在を
広く皆さんに知ってもらわなければならないと強く思うようになりました。

同時に、農薬や化学肥料を使う栽培の現状や、敢えて農薬や化学肥料を
使わずに栽培する理由なども伝えていく必要がある事を実感しています。

私はこのプロジェクトを実現させてることで、一つ、これらの課題を超えていく
足掛かりにしたいと思っています。

苦労してもお金にならない事で、経済的に行き詰まるオーガニック就農者
は、後を立ちません。一方、慣行農法(農薬や化学肥料を使う栽培方法)の
就農者も高齢化が進みこのままでは、20年後の農村はどうなってしまうのでしょう。。

新規で就農を希望する青年の9割がオーガニックでの就農を希望しています。
しかし、稼げない農業へ踏み切ることが出来ず、多くの希望者が
オーガニックでの就農を断念するのです。本当に残念なことです。

私は、農業には社会を変える力があると思っています。
農業は、楽しく遣り甲斐のある仕事です。
オーガニックで就農することが、一部のアウトローな変わり者
の代名詞のようになっていますが、極一般的な考えの人たちが、
オーガニックの食品を普通に手に取ることが出来る社会、
また、就職先を選ぶときに、オーガニックでの就農が当たり前に
その選択肢にある社会を創る事が、『空の下』の最大のミッション
だと思い、日々、仲間たちと汗水流しています。

安倍政権が掲げた「働き方改革」
厚生労働省が掲げている「予防医療」
農林水産省が掲げている「有機農作物の生産増」

これらすべてが未だ絵に描いた餅です。
私はこの不甲斐ない現状に、一農民の立場から一石を投じたいと思います。

農村は疲弊しています。でもオーガニックで就農したい若者は増えています。
オーガニックの農作物の消費量が増えれば、就農を希望する若者を
農村に迎えることが出来ます。自然の息吹の中で、先人が懸命に耕した農地を
この時代で終わらせることなく、未来に向けて耕す事が出来るようになります。

陽が昇る頃に畑に出て作業をし、昼の休憩もゆっくりとって、
日暮れと伴に家に帰る。休日は家族と一緒に過ごす事もできるし、
何より、窮屈な現代の暮らしから解放されます。
長い物に巻かれながらお金を稼ぐだけの偏った仕事ではなく、
自分達の暮らしを養う仕事が出来る事、これが真の働き方改革です。

同時に、就職浪人や職を失って途方にくれている人たちが、
生きる為にやり甲斐のある仕事を獲得出来るようになります。
耕す人が増えれば、更に有機農作物の生産量を増やすことができます。
生産量が増えれば、今以上にオーガニック農作物が手に入り易くなります。

真の予防医療とは、健康診断の数を増やすことではありません。
命ある本物の食べ物を食べることです。
今の日本は、本物の食べ物が不足している貧食時代です。

2012年ロンドンオリンピック以降、選手村 などでは、
オーガニックの食材の使用が推奨されています。

米国ではオーガニックは5兆円市場と言われています。
成長率も、一般的な野菜と青果の売上成長率が3.3%増にとどまって
いるのに対し、オーガニックの野菜と青果は8.4%増と3倍近い成長率です。

一方日本では、2020年開催の東京オリンピックへ向けた取り組みが
進められていますが、今のままで、オーガニックの食材を国内で賄う事は
無理だと思います。現場で働いていれば分かります。

日本のオーガニックへの取り組みは世界から完全に遅れています。

農村では、相変わらず後継者不足で、耕作放棄地が植え続けています。
農業は辛く、苦労が多い割には報われない仕事だから、
子供に後を継がせたくないと思う農家が多く、また、新規の就農者も
伸び悩んでいる事から、生産されない畑や田んぼが増えてしまっています。

しかし、私は農業が辛く、苦労するだけで報われない仕事だとは思いません。

都会育ちの私には、海があって、山があって、畑にいながら太平洋の
波の音が聞こえてきたり、山々に響き渡る鶯の声がを聞きながら、
汗水流して働ける農業は、生きてる感満載の最高に豊かな仕事です。

過密地帯の東京で育っている私にとって、農村は人を楽にしてくれる
掛け替えのない場所であり、このような美しく豊かな場所がなくなる
事が嫌で、私自身がこの豊かな大地を耕す農婦になりました。

就農後は、女子単身であったことや、農薬や化学肥料を使わない農法で
就農した事が理由で、自治体の理解や支援が得られず、
大変厳しい日々が続いています。

それでも、信念を諦めず自然農法に取り組み続け、また、農林水産省にも
現状を訴えるなどの努力をして、ようやく3年目で新規就農者の認定を
受ける事ができ、2017年、就農5年目となりました。
この4年間、私は必死で農業に邁進してきました。

辛い時もあったし、楽しい時もあったし、泣きたいことも、大笑いした時も、
感謝の気持ちでいっぱいになった時もありました。
沢山の思いをしながらの5年間で、私の生姜栽培の実績収量と総売り上げ
(他の農作物も含まれています)は、以下の内容になります。

2013年(就農一年目) 生姜作付面積 2畝 収穫量 155kg 総売上0円
2014年(就農二年目) 生姜作付面積 4畝 生姜収穫量 1000kg 総売上56万円
2015年(就農三年目) 生姜作付面積 2反弱 生姜収穫量 4,000kg 総売上200万円
2016年(就農4年目) 生姜作付面積 2反 生姜収穫量 6,000kg 総売上570万円
2017年(就農5年目) 生姜作付面積 3反 生姜収穫量 4,000kg 総売上900万円(見込み)
(販売先=全国小売店、全国個人消費者、学校給食)

 

とにかく実績を積み上げること!
就農してからズット、事あるごとに県政、町政から言われ続けた言葉、

「有機での就農者は売り上げが上がらないから、新規就農者認定は出来ない」

私は、東京で暮らしている時からずっとオーガニックの消費者側に
いた事もあって、この言葉が悔しくてたまりませんでした。
絶対的ニーズがあるにも関わらず、行政にその取り組みがないが為に、
世界的で推進されているオーガニック農業が日本では全く進まない事に、
どうしても黙っていられないのです。

正直、農業を楽しむ時間よりも、シンドイ時間の方が多かったと思います。
殆ど休みなく、目標を達成する為に働く日々を過ごしたこの5年間で、
徐々に農機具が買えるようになったり、0円ではなくて、賃金を払ってアルバイトを
頼めるようになったりと進化してきました。

そして、2017年は一緒に常勤してくれる仲間も出来たのです。
本当に嬉しいことです。

農業を始めた頃は、鍬一本どころか、一本の鍬もなく、全てを借りもので
農業を始めましたので、売上が上がって少し余裕が出来れば、最低限必要な
機械を買ったり、保管倉庫と作ったり、人を雇うことで、少しでも農業に関わる
人の輪を広げて行くことに専念しています。
売上数字は大きくなっていますが、未だ、今の私の所得は50万円程度です。
それでも、随分楽になったし、また、楽しい!と思える時間も、
仲間のおかげで増えています!

今までの汗水流し、努力してきた結果、一定以上の安定した生姜の供給量を
確保出来るようにもなりました。

この先は、これらを最大限に生かす為にキッチンカーを発動させ、
オーガニックの富をより多くの人達と共有していきたいと思います。
そして、オーガニックの農業で生計を立てる事が可能である事を証明したいと思います。

初めは生姜の畑2畝、田んぼ一反から始めた農業ですが、
今では14反以上の農地を栽培管理しています。

周りの人達は、都会から田舎に移住した女子が、


(本当に農業が出来るのか??)

と思っていたと思います。でも、私がやり続ける姿を見た人から、
跡継ぎがいなくて、手のつけられなくなった果樹の栽培を受け継いで
ほしいと言われるようになりました。
この先も増え続ける耕作放棄地を、オーガニックの農地として
蘇らせる事が今の私の大きな夢です。
そして、いつかオーガニックの村ができたら、、と夢は膨らみます。
その為にこれからも、まだまだアグレッシブに農業に
取り組んで行きたいと思います。

空の下の『生姜食道』から、オーガニックの未来を一緒に創っていく仲間になってください。
ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

 

『空の下』代表 榊原留美子

〒789-1302 高知県高岡郡中土佐町上ノ加江3318

『空の下』ホームページ  『空の下』ブログ

『空の下』face book    『空の下』instagram

 

 

  • 2021/08/08 13:49

    大変ご無沙汰しています。その節はご支援いただきありがとうございました。あれからあっという間に数年が経ちました。2021年3月11日、空の下は、空の下合同会社として社員2名で再スタート致しました。個人事業主として、また人一人の限界を納得いくまで、十二分に味わった末、法人として誰が関わっても安心し...

  • 2020/01/25 19:11

    大変ご無沙汰しております。2020年1月25日、高知市内に最近できた蔦屋書店でキッチンカー営業始めました。2019年の秋に、やっとこソーラー発電システムを完備、エンゲルのポータブル冷蔵冷凍庫やその他の小物なども揃い、晴れて営業を開始しました。実は蔦屋書店での営業が初めての営業ではなく、2019...

  • 2019/08/01 17:37

    ご無沙汰しております。じわじわとキッチンカーを作り続けています。なんせお金がかかる。。がしかし妥協したくないので、あれこれ知恵を使って進行中です。そして、本日、とても素敵な結果方向がありましたので、皆さんにお知らせします。全国商工会が行なっている、小規模事業者の持続化事業の採択を受けることがで...

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