2017年より取組んでいる広田湾海中熟成プロジェクトでは、陸前高田市に訪れて頂き、様々な地域資源を知って楽しんでいただく 1)世界でも珍しい体験型の観光サービスと、なかなか来られない方に遠方で楽しんで頂く 2)海中熟成の商品開発と提供 を行っております。

◉取組背景
 1970年代より、人口減少が苦しみ、昨今の地方創生に関連する地域間競争の激化、2011年の東日本大震災における復興支援機運の低下、さらには新型コロナウィルスにより地域衰退が懸念されています。

 そこで世界でも珍しい海中熟成体験を軸に、地域の観光スポットや小売や飲食店など陸前高田周辺の魅力をお届けし、観光サービスや特産品で地域に経済効果を循環させることを目的としております。


これまで海中熟成の認知拡大と活動資金調達のためにこれまで、以下のクラウドファンドに取りくんで参りました。

第4弾となる今回は、岩手県陸前高田市内でコダワリのコーヒーを提供するカフェ「東京屋 Café」さんと協力して、コーヒー豆を海に沈めて熟成させた海中熟成珈琲をお届けします。


今回、本プロジェクトの運営を行っている鍛治川(かじかわ)と申します。
広田湾の海産物をはじめ、陸前高田市の様々な地域資源をPRを目的として漁業体験や情報発信、加工品の開発を行っています。
 もともとは東京出身で、東日本大震災後の2011年10月に初めて陸前高田市を訪れてから「何かこの地域のお役に立てないか」と思い、岩手県陸前高田市に合同会社ぶらり気仙を設立し、地域と地域をつなぐために陸前高田を中心に事業主の方と一緒に活動しています。
 今回は、同じ陸前高田市内にカフェを経営されている東京やカフェの小笠原さんと一緒に進めさせて頂きます。



岩手県陸前高田市出身で市内でカフェを営む小笠原さん。
津波という未曾有の大災害の中で、この10年間、海は怖いものというイメージを持たれていました。
この海中熟成に関わって頂くことで、この陸前高田市で海と共に歩むきっかけをくれたのだろうと思ってくださっています。
コーヒーの海中熟成は他に類がなく、海の神秘による味の変化を是非味わって頂きたい、と考えから今回のプロジェクトに一緒に取組んでまいります。


海中熟成は波の揺れや音波によってアルコール分子が水の分子の隙間に入り込み、水に包まれた状態になるために香りも味もまろやかになると言われていますが、科学的な研究でもその原因は解明されておらず、まだまだ神秘の部分が多いのが現状です。(我々は勝手に神様のおチカラで変化をしてくださったのだと思っています…笑)


海での熟成は酒蔵熟成よりも10倍の速度とも言われており、全国的にもまだまだ数量が少ないことから、なかなか味わえない希少性の高く、海外では1本100万円以上で取引されたりもしています。



我々が力を入れているのが、海中熟成体験です。
海中熟成の体験を観光サービスとし提供しているところはまだまだ珍しく、起こしになったお客さまにこの地域の食やスポットなどを知って、楽しんで頂きたいと思っています。
地元の日本酒やワインを漁船に乗って自分で海中熟成。海中熟成酒の飲みくらべや海産物の試食なども。


 

もう一つの事業の軸として海中熟成を用いた商品開発を行っています。
 これまでに福島県の蔵元・笹正宗酒造さんとのコラボであったり、市内の缶詰事業主とコラボをした海中熟成の商品開発も行っております。上記は、既に情報公開した取組となっておりますが、まだお伝えできない様々な体験サービスや商品開発に関するプロジェクトが進んでいます。




今回、東京屋カフェさんで使用されているコーヒー豆を海中熟成して、ご提供するものです。
取組みを通じて、色々な方に海中熟成珈琲の取組を知って頂き、このことをきっかけに陸前高田市を訪れて頂いて、海中熟成珈琲以外にも陸前高田の食や時間を楽しんで頂ければ、と思っております。



小笠原さんは24歳の時に家業である婦人服や化粧品、生活雑貨を継ぐため、陸前高田市にUターンで帰郷。東日本大震災でお店を流され、翌年の2012年2月に仮設のお店をオープンし、2017年には今の場所に本設店舗をオープンしました。雑貨や洋服を購入しに来られた方にゆっくり音楽を聴きながら、美味しいコーヒーを飲んでもらうことで、寛ぎの場を提供したいという思いからカフェも新たに併設しています。

店内では料理やカフェをお楽しみ頂けます。

当店では豆の選定、そして焙煎時に味が崩れないよう事前の選別、そして店内における挿れ方にもこだわって提供しております。






  海中熟成の前後における味の変化を(1)機械による測定 と (2)試飲会におけるアンケート調査 を実施したところ、以下のように味の変化が判明しました。

ブラジルは苦味が減少し、酸味、甘み、香りが大きく増えたと感じた方が多く、マンデリンは特にコクと香りがより強く感じる変化が見られました。他にも「同じ温度で比べると本当の違いがわかりやすくなりました。」「冷めた時でも美味しさが残っている。冷めてからの味に深みを感じました。酸化しにくいように感じます。」といった感想があげられました。



 


※海中で約9ヶ月間熟成させた珈琲豆を焙煎した状態でお届け。   
※挽いた珈琲豆をご要望の場合はご連絡ください。
※すべて送料込みのお値段となっております。





広田湾海中熟成プロジェクトでは現在、様々な地域の様々事業者様とコラボを推進しています。
海中熟成という珍しい方法を用いて、商品開発を進めており、商品力の強化や観光サービスを充実させて、地域経済を循環させる取組みを展開していこうとしています。


そんな思いや取組みに賛同してくださる方や、実際に一緒にコラボできる方もお待ちしております。
熟成したら面白そうな商品をお持ちの方や、観光、商品流通など面白い考えをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております。

これからも我々の取組を楽しみにしていてくださいませ。


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