はじめに〜自己紹介〜
ご覧いただきありがとうございます。
銭湯継業の専門集団「ゆとなみ社」と申します。
ゆとなみ社は、代表の湊三次郎がサウナの梅湯が廃業する際に継業したのが始まりで、現在では、関西で5軒を経営、東京で1軒のコンサルティングをしています。
銭湯経営を目指すメンバーが集まり、「日本から銭湯を消さない」をモットーに、技術とノウハウを日々積み重ねています。
そしてこの度、愛知県豊橋市の「人蔘湯」を継業することになりました。地元出身スタッフを中心に、女将さんの協力を得ながらプロジェクトを進めています。
人蔘湯について〜廃業から復活までの経緯〜
人蔘湯は昭和25年頃から今の場所で営業されていたそうです。
常連さんたちが和気あいあいと過ごす、賑やかな銭湯でした。お客さん同士で旅行に行くなど、ここでの関係が深まることもあったとか。
そんな人蔘湯にトラブルが訪れたのは2020年8月1日。
営業中に釜(ボイラー)が故障し、臨時休業を経て、悩んだ末に廃業という。
閉店の知らせがゆとなみ社のもとに入り、現場を確認させてもらったところ、事業として現実的な範囲で復活可能だと判断しました。
設備の修繕費は、自社での施工や中古品活用によりコストを削減し、集客のためのノウハウで売上を伸ばすなど、これまで培ってきた様々な工夫とアイディアを投入します。
改装計画
昭和の香りが漂うレトロなデザインを活かしながら、トレンドに合わせた改装を施します。
改装のポイントは大きく3つ。
豊かなまち豊橋
人蔘湯は、豊橋駅から徒歩圏内のまちなかエリアにあります。
市電が走り、商店街や喫茶店が多いレトロなまち。最近ではリノベーションされた新店舗が増え、新しく図書館が移転してくる予定もあります。
周辺には海の幸が豊富で、農業も盛んなので、まちなかでも新鮮で美味しい食材が味わえます。
人蔘湯の入浴と合わせて、そうしたお店やスポットを巡ってもらえるようにしていきたいです。
そんな豊橋で活躍する専門家・クリエイターの方々にも、人蔘湯復活にご協力いただいています。
黒野有一郎さん 一級建築士事務所 建築クロノ主宰/建築家
愛知県豊橋市生まれ。水上ビル育ち。2004年、水上ビルに建築設計事務所を設立。現在、水上ビルの大豊商店街理事長を務めるほか、自治体・行政と連携した「アートによるまちづくり」を展開。
人蔘湯の内装工事にご協力いただきました。
山田晋平さん 舞台映像作家
京都造形芸術大学卒業。演劇やコンテンポラリーダンスを中心に、様々な舞台芸術の上演内で使用される演出映像の制作が専門。2013年から愛知大学文学部メディア芸術専攻准教授。2020年3月に退職。4月より水上ビルにアトリエ兼住居「冷や水」をオープン。
人蔘湯の改修の様子を映像で記録していただいています。本プロジェクトのPR動画も制作いただきました。
三浦 有喜さん タウンデザイナー/豊橋市職員
公務員として働くかたわら、まちづくりに関わるデザイナーとしても活動。豊橋市政110周年記念ロゴマーク制作、「とよはしアスリート夢応援プロジェクト」ときわ通りフラグ制作など。
人蔘湯のロゴデザインを制作していただきました。
銭湯をとりまく背景
ゆとなみ社がこのような活動をしているのは、日本から銭湯を消さないため。
日本中で銭湯の数は激減しており、ここ20年ほどで、3分の1にもなっています。
地方の銭湯は特に厳しく、豊橋市の銭湯は、人蔘湯を含め、たった2軒にまで減っています。
人蔘湯を復活させることは、豊橋に銭湯文化を残すためにも、他の地方銭湯を残す指針を示すためにも、大きな役割を果たします。
これまでの活動
これまでにゆとなみ社で継業・コンサルティングしてきた銭湯は、全て集客がアップし、客層も若い世代が増えてきています。
これからも全国で銭湯の継業を進めていくため、各店で人材を育成したり、店舗同士のネットワークや協力体制を築いたりしています。
資金の内訳と使い道
人蔘湯復活にかかる費用は約900万円にのぼります。この金額を投じてでも、人蔘湯は残す価値があると判断しました。
今回のクラウドファンディングでは、廃業の理由となった釜の交換に必要な資金400万円について、ご支援をお願いいたします。
とはいえ、ゴール金額400万円は総額の一部にすぎません。達成できた暁には、さらに上を目指していきます。
支援が集まらなければ自己資金でまかないますが、そうなると、実はゆとなみ社の資金は底をつきます。
次に復活できそうな銭湯が現れても、資金不足でできないかもしれません。
既に経営している銭湯で大きな故障など発生しても、修理費用が出せないかもしれません。
今回のクラウドファンディングで資金が集まれば、他の銭湯の未来にも繋がります。
どうか人蔘湯だけでなく、日本に銭湯を残すために、ご支援をお願いいたします。
実施スケジュール
4/23(金)クラウドファンディング開始
4/30(金)人蔘湯リニューアルオープン
5/31(月)クラウドファンディング終了
8〜9月 リターン発送
リターンのご紹介
リターンには、銭湯ならではのアイテムや体験、そしてゆとなみ社と店長大武のスキルを盛り込んだ内容となっております。
詳しくは、活動報告にてご紹介します。
最後に
改修工事が始まるやいなや、通り過ぎる地域のみなさまから「いつからやるだん?」「楽しみにしとるでね」と、毎日毎日たくさんのお声をかけていただきます。
その度に、豊橋における人蔘湯という存在の大きさを感じ、背筋が伸びます。
この場所を残していくため、ご支援よろしくお願い申し上げます。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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