はじめに

数あるプロジェクトの中からご覧いただきありがとうございます。

ふわまるといいます。

スコティッシュフォールドのオス。11月17日で1歳になりました。

ふわまるは今年2月29日、ブリーダーさんからうちにお迎えしました。

月齢3ヶ月半。

初日からおもちゃに飛びついて遊びまわる、とっても元気なやんちゃ坊主さんでした。

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ケージをよじ登る。

食器棚や流し台に飛び乗る。

わずかな隙間があれば入り込む。

悪さをしては素知らぬ顔で去っていく。

そのやんちゃぶりがほんとに愛らしかった。

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少し大きくなってからはベランダや出窓からよく外を眺めています。

走りまわったり、のんびりしたり。

猫を飼うのが初めての私にとっては手探りしつつですが、これから10何年一緒に暮らせると思うと嬉しくてしようがなかったです。


9月の末、10ヶ月を過ぎた頃去勢手術を受けました。

ふわまるにとっては生きている中での一大事です。

私の方が心配して緊張しましたが術後も元気で、ひとつ大きな事が終わったとひと安心もしました。


それから1週間、抜糸後から様子が変わってきました。

食欲はあるのですが量が少なくなりました。

おもちゃにも興味を示さなくなり、よく寝るようになりました。

去勢したのだからホルモンのバランスで調子も崩れるのだろう、そのうち戻るだろう。

そう思って様子を見ていました。

そうしている内に、全身で呼吸をしている事に気づいたのです。

頭が揺れるほど荒い呼吸。

これはさすがに異常です。

慌てて受診しました。

胸水が溜まっており、200ccほど抜去。

水の色は黄色く、その場で獣医さんからFIP(猫伝染性腹膜炎)の可能性が濃厚である旨告げられました。

すぐさま胸水を外注検査に出され、10月12日FIPウェット型陽性の診断結果が出ました

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致死率99%。

恐ろしい難病です。

治療薬はなく、治療法はステロイド等炎症や免疫に働きかける対症療法のみで実質延命治療である事、獣医さんから説明されました。

生存期間は長くて2〜3か月。

年内保つかどうか…とも告げられました。

「まさかふわちゃんが…」

まだ1歳にもなっていないふわまる。

これから10何年一緒に居るはずだったのに。

なぜ?

こんなに短い間でお別れ?

なぜ?

FIPはストレスが発症の引き金になるといわれています。

「私との生活がストレスだったのか」

「去勢なんかしなきゃよかった。お嫁さんを貰ってあげたらよかった」

「ごめんね、ごめんね」

診断された日、泣きながらふわまるに謝りました。

ひとしきり泣き、そして気持ちを切り替えました。

いつお別れになるかわかりません。

でも今ふわまるは居る。

一緒に居られるその瞬間瞬間はとても大切なもの。

ふわまるの状態を観察しながらも、ふわまると一緒に居られる幸せに意識を向けるようにしました。


ステロイド服薬の標準治療が始まりましたが、胸水の滲出は止まりません。

改善される様子がないのです。

少しでも何か出来る事はないかとマヌカハニー等の食事療法を取り入れていく事にしました。

診断から1か月、標準治療と食事療法で改善はされないものの何とか症状を維持してきました。

量は減ったものの食欲があった事、胸水が主な症状で腹水を抜かずに済んだお陰で維持できていたのだと思います。

けれど11月12日、突然まったく食べなくなってしまったのです。

FIPにかかってからも大好きでよく食べていたフリーズドライの鶏肉も顔を背けます。

猫と思えないほど身体も冷たい。

年内持つかどうか…獣医さんの言葉が蘇ります。

維持しているように見えてもやはりFIPウィルスはふわまるの身体を蝕み続けている…

あらためて現実を突きつけられました。

「このままだとほんとにお別れになってしまう」

11月13日、急ぎMUTIAN協力動物病院を受診しました。

その場で2週間分のMUTIANを処方していただき、その晩から投薬が始まりました。

以前に病院へ相談し、費用があまりにも高額で諦めていた治療です。


このプロジェクトをやろうと思った理由

FIPの抗ウィルス薬としては唯一と云われるMUTIANという薬の事は、情報としては知っていました。

中国で製造されている薬です。

MUTIANは日本において動物医薬品として承認されていません。

ふわまるの飼い主として、個人的な自己責任と判断の上でふわまるにとって投与が必要と考えていますが、全てのFIPの猫にMUTIANが有効であるという趣旨ではありません。

けれどふわまると私にとっては唯一の希望です。

ただし薬自体が非常に高額なのです。


ふわまるは現在体重3.1kg。一日350mg投与となります。

病院で処方していただいた薬代は、100mg1カプセル=3000円。50mg1カプセル=1600円。

100mg×3カプセル+50mg×1カプセルで1日の薬代が10,600円でした。

これが治療を諦めていた理由です。

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協力病院での費用ではどうやっても私の経済状態では今後治療を続けられそうにありません。

費用を抑える為、残り70日分は個人輸入で入手する予定です。

50mg(1箱10カプセル入り)が110ドル=約12,050円

100mg(1箱10カプセル入り)が220ドル=約24,100円

200mg(1箱10カプセル入り)が440ドル=約48,200円

(PayPal決済でのレート換算です)

70日分としてそれぞれ7箱必要となり、費用は590,450円となります。

病院での費用168,740円+個人輸入での費用590,450円=759,190円が薬代の総費用となります。

(注文票の画像で50mgが1箱の注文となっているのは、今回工面できた費用分のみの購入となった為です)

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MUTIANは12週間、毎日同じ時間に投与する必要があります。

一日でも投与出来なかったら、また始めからやり直しという管理の厳しい薬です。


もう今すぐ始めないと間に合わない。

そんな状況だったので後先考える余裕もなく、カード払いで購入しました。

まだ必要分を全部確保できていません。

まとめて購入できる手持ちがなく、少しずつ購入しています。

購入し続けられるか?

投薬が継続できるか?

また、今後支払いができるのか?

正直ヒヤヒヤしている状況です。


12週間投与を継続できるよう、ふわまるが無事寛解できるよう、ご支援いただけませんでしょうか?


FIPと診断されてからMUTIAN投薬までの間、ふわまるは本当によく頑張ってくれました。

慢性的な発熱に加え、数日に一度のペースでの胸水や心嚢水の抜去等。

ここまで何とか持ち堪えたのはふわまる自身の力です。

投薬開始後は日に日に回復してきています。

けれど投薬をやめればまた死と向き合う事になります。

何としても治療を続けてあげたい。

治してあげたい。

ふわまるともっと一緒にいたい。

生きようとするふわまるを助けていただけませんでしょうか?

飼い主として厚かましいお願いですが、どうかよろしくお願いいたします。

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治療スケジュール

・2020年11月13日MUTIAN投薬開始。

・2020年12月9日、4週間目の検査(生化学、エコー、炎症マーカー)

 以後2週間毎の検査となります。

・2021年1月31日、80日目の検査(生化学、A/G比、SAA、蛋白分画)

・2021年2月4日投薬終了予定


資金の使い道について

全額ふわまるのFIP治療に使わせていただきます。

余剰が出た場合や不慮の際には、FIP治療支援に使わせていただきます。

目標金額は手数料等を考慮し設定させていただきました。


リターンについて

写真付きお礼メール、活動報告、ふわまるをプリントした缶バッジ・トートバッグを考えています。

心ばかりのものとなりますが、リターンは必ずお約束いたします。

リターン時期については余裕を持って3月中とさせていただきました事、ご了承いただければと思います。

また、ふわまるの日々の様子はTwitterでもお伝えしています。

ご覧いただけましたら嬉しいです。

https://twitter.com/fuwamaru1117


最後に

厚かましいお願いである事は重々承知しております。

でもふわまるを助けたい。

長々としたお願いとなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


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