「新生姜シロップ」誕生のきっかけ

きっかけは、故郷の淡路島に戻り、農業を始めたこと。

作った野菜や淡路島の食材を素晴らしい料理に仕上げてくれるシェフの友人がいて。ゆったりとした時間を共有できる地元や移住者など20代〜70代の世代を超えた友人たちがいて。

築100年以上の古民家を改装した我が家で、蒔きストーブを囲み、ゆったりと流れる時間。

島内外から車でやってくる友人のために、お酒ではなく、ジュースやお茶でもなく、淡路島の食材を使った大人のための飲み物を作ってあげたい。

そんな想いで、新生姜の栽培に着手。3年の歳月をかけて、淡路島ジンジャーシロップが完成しました。


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【体が悦ぶ野菜をつくり、生かすこと】
①発酵堆肥で作る新六ファームの野菜たち

「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフ(中)や「青海波」の狩俣検一シェフ(右)からも評価いただきました。

新六ファーム代表の「9代目新六(しんろく)」こと、瀬合(せごう)と申します。
私は東京の外資系企業で仕事をしたのち、先代が亡くなったのを機に、48年ぶりに生まれ故郷の淡路島に戻ってきました。

家は代々続く農家で、私で9代目。
・どうせ農業をやるなら、より美味しい野菜や果物を作りたい
・誰もやっていないことにチャレンジしたい
そんな消費者目線で農業を始めたところ、偶然に友人から声がかかり、ある発酵堆肥の研究グループに参加することとなりました。

微生物の研究から生まれたこの発酵堆肥は、土の中の有機物を菌の力でアミノ酸に変える特殊なもの。化学肥料を一切使用せず、約4~5年で理想の「ふかふかな畑」が実現しました。そこで育った野菜は、エグミが少なく、非常に食べやすい美味しい野菜。72歳になった私でも、新たな堆肥に出会うことによって、クオリティの高いオーガニック野菜を作ることができたのです。

 日本を代表するイタリアンシェフも淡路島の私の畑を訪れ、野菜の美味しさを褒めてくださいます。東京の友人からも、定期的に発送してほしいと言われるまでになりました。


②えぐみの少ない高品質な生姜栽培で、高齢農家の存続を!

淡路島で有名なのは玉ねぎですが、栽培が大変で高齢の農家には向かない。
その点、「生姜」は重量が軽く、猪の食害に遭いにくい。利益率が高く、通年需要がある。
そこで発酵堆肥を使った生姜の栽培をスタートすることにしました。生姜は玉ねぎより軽いので、70代の私でも収穫しやすいです。

しかし淡路島の周りの農家は生姜を育てておらず、最初は独学。初年度はなんとか収穫できましたが、その後3年間は病気で苦労しました。そこで高知の生姜農家さんに妻と視察に行き、5年目でようやく満足のいく栽培ができるようになったんです。


③里山のホームパーティで楽しめる、飲み物を。

ちょうどその頃から、淡路島にも世代を越えた仲間ができ始め、昔ながらの農家(古民家)をリフォーム。毎月のようにホームパーティを開催していました。

私が育てた野菜や淡路島の食材を素晴らしい料理に仕上げてくれるシェフの友人がいて、地元や移住者など20代〜70代の世代を超えた友人たちがいて、築100年以上の古民家を改装した我が家で蒔きストーブを囲みゆったりと流れる時間。


そんな島内外から車でやってくる友人のために、お酒ではなく、ジュースやお茶でもなく、淡路島の食材を使った大人のための飲み物を作ってあげたい。そこで出会ったのが、新生姜シロップでした。



④エグミが少なく、免疫力を高める「新生姜シロップ」

「メディカル青果物研究所」による分析では、「新六ファームの新生姜」の「硝酸イオンの含有量」がなんと平均の1/3。つまりエグミ成分が普通の生姜に比べて非常に少ないという結果。

味の評価としては、香りがよく、食べるとクセのない爽やかな風味。そして後から「生姜」特有のじんわりとした辛味が効いてくるとのこと。

新生姜のフルーティさと、生姜のピリリとした辛味を感じられるこの新生姜は、シロップとしてドリンクに使うのにぴったりの原料。

また、生姜は加熱すると、「ショウガオール」という成分に化学変化し、代謝・免疫力が高まり、肥満予防につながるそうです。また細胞の酸化を防ぎ、老化を遅らせるという効果も。

年々高まりゆく健康志向。特に今私たちに必要のは免疫力を高め、病気を防ぐことです。発酵堆肥で育ったオーガニック新生姜を、畑で育つ自然な甘みの「てんさい糖」と一緒に煮詰め、シロップに仕上げて、全国の皆様にお届けできたら・・・そんな思いで商品化することにしました。


⑤実は苦労の多かった「新生姜シロップの商品化」

全国2〜3ヶ所の全国の工場で試作をしてみたが、コストや加工方法の課題で挫折。一時は諦めようかと思った矢先、インターネットで見つけた九州の工場が小ロットで引き受けてくださることに!1年半かかってようやく試作品ができました。

続いてはパッケージ。地元の漁師のお友達が我が家の点描画を描いてくれて、東京から移住してきた友人がラベルやホームページを作ってくれたんです、お米や野菜と引き換えに(笑)

さらに新生姜を甜菜糖で煮詰める過程でできる「新生姜グラッセ」も、地元の加工会社さんの協力で完成することができました。

そして友人の雑貨店でもテスト販売。おかげさまで美味しいと好評の声をいただきました!


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【美味しい時間の愉しみ方。】
氷や炭酸でつくる、大人のドリンク

まずは、グラスに氷を入れて、オンザロックでどうぞ。新生姜と甜菜糖のフルーティな甘みの後に、ピリッとした大人の刺激が。お酒のように、ひと口ふた口と味わいながら…ゆったりしたい夜にオススメです。

たっぷり楽しみたい方は、炭酸水で希釈すると「無添加のジンジャーエール」に。

さらに牛乳で5〜6倍に割って、とろーりまろやかな甘さの「ジンジャーラテ」も、美味しいのでぜひお試しください!


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【2020年秋、新生姜シロップ&グラッセ】

2020年の新生姜は生育が良く、特有の辛みと香りがしっかりとした新生姜になりました。この新生姜を甜菜糖で煮詰めて仕上げたシロップとグラッセは、申し訳ありませんが数量に限りがございます。このプロジェクトを理解し、応援してくださる方にまずはお届けしたいと思っています。ぜひ2020年の新生姜を味わってみてください!


①新生姜グラッセ(3個) 1,500円

新生姜を甜菜糖で煮詰めて乾燥させた、新生姜グラッセ。ピリとした刺激がありながら、フルーティな甘さを感じる、ドライフルーツのような新生姜スイーツです。3個入りのセットでお届けします。

②新生姜シロップ(1本)&新生姜グラッセ(4個) 4,500円

新生姜を甜菜糖で煮詰めて作ったフルーティなシロップと、新生姜グラッセのセット。箱詰めしてお届けします。両方お試ししたい方はこちらを選択してください!

③新生姜シロップ(2本) 5,000円

2020年の新生姜で作ったシロップを贅沢に味わい方へ、2本セットの箱入りでお届けします。そのままオンザロックで飲むのもよし、炭酸水や牛乳でお好みで希釈して飲むのもよし。美味しい時間をお楽しみください!

④新生姜シロップ(2本)+新生姜グラッセ(3個)+淡路島新玉ねぎ5kg 10,000円
 <限定5名>

兵庫県淡路島は大阪湾と瀬戸内海に面する島です。その温暖な気候と、海風が運ぶ栄養豊かな土壌で育つ「淡路島産玉ねぎ」は、日本で一番糖度が高くエグミが少ないと言われています。特に4月〜5月に収穫される早生種(わせしゅ)は水に晒さずとも、生で食べてとっても美味しく、全国的にも人気の「ブランド玉ねぎ」となっています。

新六ファームではさらに発酵堆肥で育てた「七宝早生(しっぽうわせ)」という、甘みが強くサラダに最適な品種を毎年育てています。ただし水分が多めであまり日持ちしないので、食べられるのは春先だけ。その貴重な玉ねぎを、新生姜シロップ1本と一緒にお届けいたします。

ぜひ淡路島の旬を感じてみてください!


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【プロジェクトで実現したいこと】
10代目新六にバトンタッチできる事業モデルを!

目指しているのは、この淡路島の里山地域での暮らしを豊かにすること。

・まずは豊かな食があり、個性豊かな人が集まり、自分たちの心が豊かになる時間を過ごすこと。
・次にそういった暮らしに興味を持ち、自分たちの後継者が増えてくれればいい。
・そのために、移住者や高齢者や小中規模の農家でも、高収益を得られる事業モデルを作る。

農業は確かに大変です。天候や市場に左右されるし、気力も体力も使います。でも生きていくために必要な「体が喜ぶ美味しい野菜」を生産することで、高次元の豊かさを生み出すと思っています。

今も、野菜を送る代わりに、アーティストが自宅でライブをしてくれたり、シェフが料理を振舞ってくれたり、猟師がジビエ肉をくれてパーティをしたり。東京にいた頃には考えられなかった「文化的な交流」が、この里山地域で生まれたりしています。

今回のプロジェクトを通じて、この里山暮らしの魅力を多くの方に知ってもらいたい。そして2021年も新たな新生姜プロダクトのチャレンジに投資させていただきたいと思っています。

発酵堆肥で作った「野菜」と「新生姜を使った商品」を通じて、豊かな交流を増やしていきます。現在72歳ですが、人生はまだまだこれから!仲間と暮らしを楽しみながら、プロジェクトを進めていきます!

応援よろしくお願い申し上げます!



<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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