【はじめに・ご挨拶】
はじめまして。
MÖWE COFFEE ROASTERSでコーヒー豆の焙煎を担当している"まこ"と申します。
この度はわたしのパートナーであるオーナーバリスタの光嗣と2人でJR高円寺北口徒歩2分の純情商店街の外れにロースターカフェをオープンします。
コロナ禍で人と人との繋がりが希薄になっているいまだからこそ、地域の人々が集い、人の温かさに触れることができる場が必要だと思い、開業に踏み切りました。
誰かと話がしたいとき、美味しいコーヒーでほっと一息つきたいとき、ぜひ当店にお越し下さい。
スタッフとお客様、またお客様同士が交流しながら、新しい価値観を発見できるようなあたたかなお店を目指します。
【お店をつくる背景】
わたしは19歳でコーヒー業界に飛び込み8年間バリスタとして働いてきました。
また4年ほど独学で焙煎について学びました。
わたしたちバリスタ は美味しいコーヒーを淹れて心地よい環境を提供することはできます。
でも、そのコーヒーのある空間で、コーヒーだけでなく新たな価値観を提案することができたらどんなに素晴らしいことだろうと思い、2人で作るロースターカフェの開業を思い立ちました。
今までバリスタとして働いて来た中で、環境問題やジェンダー問題、コーヒー生産者の貧困問題などを目の当たりにすることが多々ありました。
みなさんも生活していくうちに感じる差別や生き辛さなどがあるのではないでしょうか。
ただコーヒーを消費するのではなく、コーヒーを飲みながらそういった問題を知り、一人一人が考え、想いが交わる場を提供することが、わたしたち夫婦のできる一つの手段なのではないかと思い、長い構想期間を経てこの度開業いたしました。
【どんなお店をつくるのか】
お店の屋号である「MÖWE」とはドイツ語でかもめという意味です。
海を越えてやってくるかもめと、船に乗り海を越えて輸入されてくるコーヒーはどこか似ていると思いませんか。
MÖWE COFFEE ROASTERSでは、海外から輸入したスペシャルティグレードの生豆を、アメリカの焙煎機ディートリッヒを使って、素材の味わいを活かすため浅煎り〜中煎りに丁寧に焙煎します。
お店では豆に合わせたレシピでエスプレッソとハンドドリップで抽出した新鮮なコーヒーをお楽しみいただけます。
わたしたちの作る最高の一杯を、ぜひカップに至るまでの旅路に想いを馳せながら味わってみてください。
【コーヒー豆】
MÖWE COFFEE ROASTERSで取り扱っているのは全てスペシャルティグレードのコーヒー豆です。
『スペシャルティコーヒー』ってご存知でしょうか。スペシャルティコーヒーとはSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)によって以下のように定義されています。
1、消費者が手に持つカップのなかのコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
2、コーヒーの種子からカップまでの総ての段階において一貫した体制、工程、品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
3、スペシャルティコーヒーの要件として、サスティナビリティとトレーサビリティの観念は重要なものと考える。
つまり、消費者が美味しいと感じ、種から一杯のコーヒーになるまで徹底的に品質管理されている。
また、どこで誰がどのように作ったかさかのぼることができ、環境や生産者の労働環境にも配慮して作られたもの、ということです。
このスペシャルティコーヒーが広まれば広まるほど、生産者の生活の安定、消費者の満足度も増していくと確信しています。
MÖWE COFFEE ROASTERSでもスペシャルティコーヒーを使うことで、お客様とスペシャルティコーヒーが出会うきっかけのような役割を担えればと思います。
【焙煎】
焙煎は出来上がりが1秒違うでだけで異なった味わいを見せてくれ、それぞれのコーヒ豆の際立つ風味特性を最大限に引き出すために重要な役割を担っています。
MÖWE COFFEE ROASTERSではスペシャルティコーヒーの豊かな風味を引き出すためには、雑味のないクリーンな味わいを作り出すディートリッヒの焙煎機が最適だと考えています。
赤外線熱でじっくりと焼き上げたコーヒーはクリーンで複雑な風味と濃厚な甘さを持ちます。
その味わいは私たちにコーヒーはフルーツなのだという事に改めて気づかせてくれるでしょう。
【3つのコアバリュー】
私たちがお店を作る上で大切にしていることは3つあります。
1つめは"コミュニティ"
わたしたち夫婦で作るコーヒーロースターは、地域に根ざし気軽に立ち寄ることのできる街のコミュニティスペースのようなお店にしたと思っています。
また人が立ち寄る場を作ることで、商店街などの地域コミュニティと連携し、街を盛り上げ地域活性化を目指します。
カウンター越しの気軽な会話やコーヒー好きのお客様同士が交流したり、世間話をしたりと、ほっと安心する現代版の『コーヒーハウス』のようなをお店を目指します。
『コーヒーハウス』とは
17世紀半ばから18世紀にかけてイギリスで流行した喫茶店のことで、喫茶店兼社交の場の機能を果たしていました。
コーヒーを楽しみながら、新聞や雑誌を読んだり、客同士で政治談議や世間話をしたり、世論を形成する重要な空間となり、イギリスの民主主義の基盤としても機能したと言われています。
当時のコーヒーハウスは残念ながら女性は立ち入ることが出来ませんでしたが、MÖWE COFFEE ROASTERS では全ての人がジャンルレス、ボーダーレスに集まり交流できる場にしたいと思っております。
2つめは"パートナーシップ"
コーヒー豆の卸先様のショップともパートナーシップを結びたいと思っています。
MÖWE COFFEE ROASTERSの代表である光嗣はパティシエ経験を積んだのち、京都老舗コーヒーショップでバリスタとして修行を積み、ジャパンラテアートチャンピオンシップで6位に入賞しており、エスプレッソやハンドドリップなどコーヒー抽出の指導経験も豊富です。
今までの経験を活かし、卸売だけでなく、卸先様用セミナーやクォリティチェックなど、継続的な技術的サポートを行い、卸先様とも協力して手を取り合いながら素晴らしいお店作りやスペシャルティコーヒーの普及に尽力します。
3つめは"エクスペリエンス"
MÖWE COFFEE ROASTERSではコーヒーの抽出や焙煎セミナーを行い気軽にコーヒーについて学べる場を提供します。
また、今後はライフスタイルに関わるイベントや若手アーティストの作品の展示、環境や社会問題などの講演家を招いてのトークイベントなど、新たなモノ、コトを発見することができるような場所も目指します。
【資金の使い道】
ご支援いただいた資金は焙煎機ディートリッヒ2.5㎏の購入費3,700,000円の補填とさせていただきます。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
【最後に】
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ご来店下さる皆さま一人一人と一緒に長く愛されるお店を作り上げていきたいと思っております。
わたしたち2人の集大成であるこのお店をぜひ暖かく見守っていただけると幸いです。
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