はじめに・ご挨拶

はじめまして、こんにちは。安心堂の丸山有子と申します。

私たちは東京都足立区にある「紙以外の凸凹や曲面がある素材への少量印刷」を得意とする印刷会社です。細いお線香にお経を印刷する、洗面器の底にロゴを印刷する、イベントやアーティストさんのオリジナル限定グッズを制作する、町の居酒屋さんのオリジナルアイテムを50個だけ作る、などなど。そんな細かくて数の少ない、でも私たちにしか出来ないと頼ってくださるお客様のための仕事を45年ほど続けてきた会社です。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で、私たちのお仕事は大きな打撃を受けました。

これまで私たちの特殊な印刷を必要としてくださった、コンサートや展示会などのイベントが軒並み中止になる中、私たちと同様に自分たちの努力だけではどうにもならず、苦しい思いをされている日本中の皆さんを応援するグッズを、私たちの技術を活かして何か生み出すことが出来ないだろうか。

そう考えて、出来上がったのが「沿線グラス」です。


プロダクトのご紹介

これが「沿線グラス」です。

普段あまりクローズアップされない駅にも、そこに住む人たちの様々な人生が行き来しています。今は離れて暮らしているけれど懐かしく振り返る故郷の駅や、廃線になって無くなってしまった路線など、過去にだって行きかった人の数だけストーリーがあります。

今まで当たり前だと思っていた出来事が、当たり前では無くなってしまったあのとき、地元愛の大切さに気が付きました。

「沿線」が描かれたグラスで、懐かしい思い出に浸りながら大好きなお酒を楽しんだり、同じグラスを持っている人同士が集まってお酒を飲みながら地元愛を語り合ったりできたら楽しい。

「今はコロナで難しいかもしれないけれど、またみんなで笑顔で集まろう!」それが未来への希望になるのではないか、沿線グラスは人を笑顔にすることができるのではないか、と考えました。

世の中がどんなにリモート化しても決して忘れることのない、一緒にいるからこそ共有できる体温や空気、感情や感動。

一緒に過ごすからこそ、分かり合えるものがあるはずです。

笑顔あふれる世の中を取り戻したい。

沿線グラスは、そんな願いを込めて作りました。

反響は予想以上でした。

「◯◯線のグラスが欲しい」「うちのお店で使っても良いか」「今はお客さんに来てもらうことが難しいので、せめてこのグラスでみんなと繋がりたい」など多くのお声をいただきました。

できることなら、ご希望があった全ての沿線のグラスを作って、その地元を愛する人たちを喜ばせたい。その地元の人や、地元にあるお店を応援する人たちに使って欲しい。

今だからこそ地元の人たちが繋がり、支えあい応援し合うことが必要なのではないか、そう思い、沿線グラスは「地元をつなぐコミュニケーショングッズ」として製作しています。

作ったグラスは販売可能なので、コロナ禍で苦戦している飲食店さんなどの売上の足しになるよう、あなたの行きつけのお店に、作った沿線グラスをお裾分けして応援することもできます。

でも私たちには、需要があるかわからない「沿線グラス」を自ら何百種類も製作する力がありません。そこで、日本全国を応援するグッズとして「沿線グラス」を広める力を皆さんにお借りしたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。


ご支援の使い途

私たちに日本中の「沿線グラス」を作る、その力をください。

ご支援くださった方のご希望の沿線のデザインを描き起こしてグラスにします。

出来上がった「沿線グラス」はご支援いただいた方にお届けするのはもちろん、クラウドファンディング終了後も商品化して、全国に「沿線グラス」による繋がりを広げていきたいと思います。

皆さんのお店で「自分のお店がある沿線のオリジナルグッズ」として販売頂くことも出来ます。皆さんのクラウドファンディングでのリターン品にして頂いても、地元を愛する皆さんに配っていただいても構いません。

わたしたちは今、日本中を「沿線グラス」で繋ぐことを目標にしています。

いずれ「沿線グラス」の種類が増えたら、日本中の沿線グラスを一個ずつ集めて、コレクションするというようなお楽しみを、皆さんにご提供できるかもしれません。

「沿線グラス」には、そのデザインの数だけストーリーがあります。

いまは我慢の時でも、いつかコロナが収束して、同じ沿線の「沿線グラス」を持ち、地元を愛する人たちが集まって、日本中の飲食店で「沿線グラス」を持って集まる。そんなイベントを開催しようと考えています。そして皆さんが地元への想いを、熱く笑顔で語り合う。そんな日がくることを夢見ています。


こだわり・特徴

「沿線グラス」は私たち安心堂が持つ「紙以外の凸凹や曲面がある素材への少量印刷」という強みを活かした商品です。今回のクラウドファンディングでは、なんと20個から「オリジナル沿線グラス」を制作可能です。通常この少ない数で「オリジナル商品」が作れるというのは、なかなかありません。

「お友だちと一緒に」「地元の仲の良いお店と一緒に」といった形で、20個からあなたの沿線の「沿線グラス」を作ってみませんか?皆さんで共有し、ともにお楽しみ頂けたら嬉しいです。

また地元の沿線グラスに、地元の有名なお酒や食材などで作ったオリジナルカクテルを入れたり、地元のフルーツを使ったパフェなどのスイーツをご提供したり、オリジナルメニューとしてもお楽しみい頂けると思います。

写真にもあるように透明で癖のないグラスですので、透明なお酒・飲み物を入れても、カラフルなお酒・飲み物を入れても、絵柄が浮き上がって非常に映えます。


プロダクト誕生までのお話 by 安心堂代表・丸山有子

このプロジェクトページの冒頭で私が操作している機械は「なんでもくん」と呼ばれる、私たち安心堂が自社で開発した手動の卓上印刷機です。

この機械を使うことで、「なんでも」のコンセプト通り、印刷が難しい曲面や凸凹のある面にも少ない数からデザインやロゴをプリントすることが出来ます。

「ここに印刷したいけど、無理だよね?」
「こんな数じゃ仕事にならないよね?」

そんなお悩みに誠実に応える仕事を、私の父母はずっと続けてきました。
決して大量に売れてすごく儲かる商売では無いけれど、この機械があることで、印刷できるモノが増える、デザインができるモノが増える、世の中の役に立つことができます。

以前から仕事を手伝ってきましたが、株式会社安心堂という会社を父母から受け継ぎ、正式に代表に就任したのは2020年の4月です。

私が代表になって、最初に手がけた「新しい自社商品」が「沿線グラス」です。安心堂の強みを活かし、独力でデザイン開発できた「沿線グラス」の種類は限られていますが、皆さんの温かい反応に事業承継早々、大きな勇気を貰いました。

今だからこそ、人と人とのつながりを大切にしたい。

そんな想いをこめてはじめた今回のクラウドファンディング。ぜひ皆さんの温かいご支援で、全国に「沿線グラス」の輪を広げさせて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


リターンのご紹介

今回クラウドファンディングの目的としては、「全国の新しい◯◯線の沿線グラスを作りたい」「そのグラスを全国の皆さんにご活用いただきたい」「沿線グラスを通じて地元を愛する皆さんと繋がろう」というものです。

このため、通常最小ロット50個からとなる「新しい◯◯線のオリジナル沿線グラス制作」を20個から可能という形にしています。

とはいえ、居酒屋さんなどお店や会社を経営されている方以外の個人の皆さんが、いくらその沿線に思い入れがあってもオリジナル沿線グラスを20個作るというのはハードルが高い、という方もいらっしゃると思います。

そんな方は既に商品化されている「既存の沿線グラス」をリターンとしてご支援いただくというという形でお願いできればと思っています。皆さんのご支援が、新しい沿線グラスを私たち安心堂が独自で製作する力になります。

既存の沿線グラスは現在下記の6種類をラインナップしています。

今回クラウドファンディングを通じて新しい沿線グラスが期間中にリリース出来る場合は、そちらもリターン品に随時追加したいと思います。

(一個だけオリジナルグラスを作る、というのは今回承ることが出来ません。何卒ご了承ください)

① 江ノ電 鎌倉~鎌倉高校前(大仏様)

② 江ノ電 鎌倉高校前~藤沢(サーファー)

③ 東武スカイツリーライン 浅草~北千住

④ 東武スカイツリーライン あだちの駅

⑤ 和歌山電鐵 貴志川線

⑥ 湘南モノレール 全駅


製品情報・仕様

口径7.7×高さ15.2cm / 435ml / ソーダガラス

---ご注意---
・急激な温度差(約35度差)で割れる可能性がありますのでご注意ください。
・熱湯のご使用はお避け下さい。
・食洗器のご使用はお避け下さい。
【 商標登録出願中 】


メディア掲載

2020年11月20日(金)NHK BSプレミアム「新日本風土記」(21:00〜 語り:松たか子さん)にて特集、紹介予定。


「沿線グラス」のデザインについて

「沿線グラス」のイラスト、全点のデザインを手がけてくださっているのは日本画家の栗原由子さんです。

【掲載作品名 Papaya/Queennina】

色彩感覚が豊かで、色あざやかに描かれる作品は、生命力を感じ、見るものにエネルギーを与えてくれます。 約18年のグラフィックデザイン会社勤務を経て2018年に独立、日本画制作活動を主に、グラフィックデザインに携わっています。 1976年生まれ。小学生時代をシンガポール、中学時代を日本、高校時代をアメリカで過ごした後、筑波大学で日本画を専攻し修士課程を修了。


Q&A

Q1. 
駅の名前は何個まで入れられますか?
A1. 
今回クラウドファンディングで制作させていただくオリジナルデザインとしては「駅名8個まで」とさせていただきます。

Q2. 
最寄りの沿線で駅が9個以上ある場合はどうすれば良いですか?
A2. 
あなたの最寄り駅など任意の駅名を「この沿線のこの駅〜この駅まで」という形で「連続した8駅以内」でご指定ください。

Q3.
駅の代わりに自宅や地名など別の名前を入れることはできますか?
A3. 
ごめんなさい。基本的に「この沿線のこの駅〜この駅まで(連続した8駅以内)」という形です。架空の駅名や地名はご遠慮ください。どうしてもこうしたご希望がある場合、クラウドファンディング以外の制作で承ることが出来る場合もありますので、個別に株式会社安心堂までご相談ください。

Q4.
線路や電車のイラスト以外にお店のロゴや沿線を代表する建物などを入れてもらうことはできますか?
A4.
今回あくまで「沿線のグラスを皆さんのお力を借りて沢山デザインを描き起こして商品化する」というプロジェクトですので、お店のロゴなど特定用途にのみ使えるデザインをお入れする要望についてはお受けできません。イラストは入る場合もありますが、ご指定をいただいても肖像権などの問題があるため、お受けできません。完成品のデザインを楽しみにお待ちいただければと思います。

※ 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
※ 目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
※ 「沿線グラス」は「野菜とお酒のバル スバル」のグラスをきっかけにし誕生した、株式会社安心堂のオリジナル商品です。今回クラウドファンディングでリターン品としてお届けする全てのグラスは再販売可能ですが、デザイン自体の著作権は安心堂にあります。ご支援いただいた方が同じデザインで別種のグッズを無断で作るなどはご容赦ください(デザインの転用はできません)。


  • 2021/01/18 19:07

    【コロナ禍に苦しむ地元やお店を応援するグッズを作りたい!「沿線グラス」はじめます】 をご支援くださいました皆様へ。新沿線の製作含め、すべてのリターン品の発送が完了いたしました。(1/18現在)はじめてのクラウドファンディングへの挑戦でしたが、皆様の温かなご支援のおかけで、無事に終了することとな...

  • 2020/12/26 23:44

    29名のご支援者のみなさまへ昨日25日、無事にプロジェクトが終了いたしました。みなさまのご支援のおかげで、目標金額を大幅に超え 無事にプロジェクトを終了することができました。新しい沿線グラスも8パターン増えることになり、日本全国を繋ぐという夢も実現に向けて進んでいると実感しています。新型コロナ...

  • 2020/11/23 17:28

    11/20(金)放送のNHK BSプレミアム「新日本風土記」に出演させて頂きました。サブタイトルは「隅田川イーストサイドストーリー」トータル6分ほどの出演でしたが、番組のラストにとても素敵に取り上げてくださって、未来へ向けて諦めずに頑張る姿を、お見せできたのではないかと思います。再放送もありま...

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