はじめに・ご挨拶

初めまして。2020年4月より大阪府能勢町山田で新規就農した安田ふぁーむです。

私たちは無農薬無肥料自然栽培でのお米作りや、有機栽培による野菜作りに取り組んでいます。

また、新規就農と同時に自宅の古民家を活用したゲストハウスも開業いたしました。

「地産地消」「生産者の顔の見える」「持続可能」な農業スタイルを目指し活動しており、7月からは毎週日曜日に安田ふぁーむや近隣農家さんの栽培する野菜を販売する直売所も始めました。

安田ふぁーむホームページ https://www.yasudafarm.net/

除草作業中直売所ゲストハウス



このプロジェクトで実現したいこと

 全国的にも農業者の平均年齢は70歳に迫り、耕作放棄地や後継者問題に直面している農業界ですが、能勢町でも高齢化が進み、特に稲作をしている農家さんの大量離農が目前まで迫っている状況です。しかし、稲作での新規就農は資金面でのハードルが高く、能勢町でも前例がありません。(能勢町で新規就農した若い農家さんは全員野菜栽培です)

 このままでは稲作の農業者が不足することは明らかで、耕作放棄地の増加、それに伴う獣害被害の増加、町全体の衰退化が予想されます。私たちが経営の軌道を乗せることで、儲からないと言われている中山間地の稲作農家の印象を打破し、若い稲作就農希望者がどんどん増えていくような環境を作っていけたらと考えています。

能勢町山田の棚田地帯


プロジェクトをやろうと思った理由

 稲作農家になる上で一番の問題がやはり就農資金の確保です。トラクターや田植機、コンバインなどの農業機械に加え、乾燥機や揉みすり機、そしてそれらを収納する大型倉庫の確保など、全て新品を揃えるを軽く家1棟建つと言われています。

 また、「稲作」「無農薬」「直売」というビジネスモデルは農業の世界では常識を大きく外れており、そのため町や国の融資制度も現状では活用できない状況です。私は新規就農者を増やすためには国の助成ではなく、一般の消費者の方々のご支援や理解も大切であると考えています。食糧を生産する農家とそれを消費する人がお互い支えあう関係、そして農家の顔が見える関係が食糧難が迫っているこれからの時代は特に必要だと思っています。


これまでの活動

 私たちは同じ大阪の箕面市出身で、能勢町に移住したのが昨年の春になります。そこから能勢町内の農業生産法人でスタッフとして勤務しながら住居と農地を探し、山田地区に引っ越したのが今年の1月です。そして1町2反の田んぼと3反ほどの畑を借りてこの春無事に就農できました。農業経験が浅い上にすべて無農薬栽培なのでいろいろと失敗を経験しながら地を這うように頑張っています。ただ、周りの農家さんの多くは70代のため、今後数年で耕作面積が爆発的に増えていく可能性が高く、計画的な投資計画や中規模化を見据えた経営ビジョンを立てていく必要があります。


資金の使い道

同じ能勢町の稲作農家さんから譲ってもいいと言っていただいている収穫用のコンバインと耕運用のトラクターの購入資金に使わせていただきます。


リターンについて

リターンについては、安田ふぁーむで栽培した自然栽培のお米やゲストハウスの宿泊(貸し切り)です。

近郊にお住まいの方(箕面市、池田市、川西市、猪名川町、豊能町、能勢町ぐらい)には直接返礼品をお届けしたいと考えています。



スケジュールについて

9月13日 クラウドファンディング終了

10月初旬~中旬 お米収穫

11月~ リターン発送


最後に

自然栽培米の生産体制を確立するためには、まだまだ越えなければならない壁がたくさんあります。しかし、持続可能な農業をもっと普及させたい、そして地域にとって必要な人となれるようにこれからも努力していきます。どうかご支援よろしくお願い致します! 

※なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。 


このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください