こんにちは!私は、あしなが学生募金事務局 秋田ブロック代表の赤川宙と申します。あしなが学生募金事務局とは毎年春と秋に街頭募金を行う団体です。 みなさまからの温かいご寄付は、全額をあしなが育英会に寄付し、奨学金という形で国内外の遺児学生の支援をしています。

この活動に参加する学生の多くは、自身が遺児であったり、親に障がいがあったりという環境で育ってきています。そのため、自分たちが経験してきた辛い思いを他の子たちに経験させたくない、多くの子どもたちの進学の機会を作ってあげたいと思い、街頭募金へ参加しています。本来であれば、今年の4月に第100回目の街頭募金を行う予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う影響を鑑みて、募金活動が中止となりました。そのため、遺児たちへの支援の輪の拡大が難しい状態です。そこで、クラウドファンディングを活用して、街頭で伝えることの出来なかった想いを伝えさせていただきます。


第99回街頭募金の様子第99回街頭募金の様子

みなさんは大学就学支援の現状についてご存知でしょうか?

この春から政府による授業料等減免制度と給付型奨学金の支給の二つの支援が開始されました。これにより、今まで大学進学をあきらめていた多くの学生たちが、大学進学を実現できるようになったと私たちは思っています。しかし、実際に大学への進学ができたとしても、大学生活を維持することができるとは限りません。たとえ学費が免除されたとしても、教材費や生活費などは何とかしないといけません。国からの給付型奨学金は条件によって異なりますが、最大で月7万5千円が支給されます。この額が国から支給されたとしても、アパート代や食費、光熱費、水道代、電気代、教科書代などをすべて支払うには非常に厳しい額です。今までであれば、アルバイトや親からの支援により、何とかしのぐことができたかもしれません。しかし、新型コロナウィルスが猛威を振るい、経済的に影響を及ぼしているため、アルバイト先がなくなったり、親からの支援もなくなったりということが起きているのです。そのため、多くの学生たちは大きな困難に直面しています。このような現状だからこそ、私たちはあしなが育英会の給付型奨学金制度が今まで以上に必要とされていると考えています。あしなが育英会は、貸与奨学金4万、給付奨学金3万の計7万円の奨学金を遺児学生に支援しています。また、貸与の4万円は無利子であるため、将来遺児たちが返す負担が非常に少なくなっています。この制度を使って、毎年多くの学生たちが進学を実現しています。

もし、あしなが育英会の奨学金制度を知らなかったら、あるいは支援が届かないようなことになったとしたら、困難に直面している遺児学生たちはどうなるのでしょうか?私たち、あしなが学生募金の存在意義はここにあると私は考えています。定期的に街頭募金を行う理由は、寄付金を集めるという目的だけでなく、あしなが育英会の奨学金制度の周知という目的もあります。ひとりでも多くの人に、このあしなが育英会の奨学金制度があることを知ってもらい、進学の夢を実現してもらいたいと思い、街頭募金を実施しています。また、合わせて報道機関の方々にご協力していただき、情報発信を行っています。



だからこそ、今回のクラウドファンディングが必要になったのです。今回のクラウドファンディングはただ単にお金を集めるという目的だけではなく、この現状を訴えて、活動を知ってもらうという取り組みでもあるのです。このページを通して、この活動を一人でも多くの人々に知っていただくことができたのならば、子どもたちが大学進学の夢を諦める必要がなくなるはずです。

どうか、あしなが育英会の給付型奨学金制度の存続とこの奨学金制度の情報発信のためにご協力していただけないでしょうか?

私が大学進学をした年に、この奨学金制度が始まりました。それまでは他の団体から奨学金を借りようとしていたのですが、将来返さないといけない奨学金の額はかなり大きく、返済できるか不安で気が気でいたため、家庭への負担と精神的負担はかなり大きいものでした。そこでこの奨学金制度が始まったのは、本当に救いでした。今、「もし私と同じような気持ちを抱えている学生がいたら」とか「私よりもっと苦しい状況の学生がいたら」と考え、彼らのためにも少しでも何かしたいと思って活動しています。現に友人の中でも、大学に行って自分の好きな仕事につきたいのに進学を諦めた人や、高校卒業後に就職して自分で学費を稼いでから大学に入学した人もいます。このような人たちのためにも、みなさまの支援がどうしても必要です。

どうか、一人でも多くの子どもたちに支援が届きますように、みなさまのご支援、そして何よりもご理解をよろしくお願いします。


あしなが育英会の調査によると、遺児家庭の平均月収は14万6,380円(*1)となっており、生活保護受給率は12.8%24(*2)に及びます。奨学金なしでは大学・専門学校の学費を捻出できる水準には到底達していません。

(*1)2018年奨学生家庭の生活と教育にかんする実態調査

(主査・副田 義也=筑波大学名誉教授・社会学)

(*2)生活保護の被保護者調査(平成30年7月分概数厚生労働省)


そのため多くの遺児学生たちは、学費を奨学金で、生活費をアルバイト代で賄っています。しかし、学生のアルバイトはそのほとんどが接客業です。昨今の情勢のなかでアルバイトのシフトが日に日に削られ、思うように生活費を稼ぐことができなくなっています。さらに、街頭募金の中止により奨学金の資金源確保にすら暗雲が立ち込めており、遺児学生とそのご家庭の多くが、並々ならぬ不安感を抱えながら日々を過ごしている状況です。

本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。

※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります

<All-in方式で実施します。>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

一般財団法人あしなが育英会より、年間活動報告書と受領証明書を発送いたします。(どちらも2021年2~3月頃に郵送にてお送りします)

あしなが育英会公式サイトより継続寄付者になってくださる方には活動報告書のほか、寄付種別に合わせて、奨学生から手書きのハガキ(年1~2回)、アフリカのウガンダ共和国であしながの支援を受ける子どもたちからのカード(年1回)、機関紙などをお送りしております。

50年の歴史を持つ遺児支援のための募金運動団体で、学生だけで運営されています。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金活動では、毎回のべ1万人のボランティアスタッフの参加があり、年間約2億5千万円の寄付を募っています。募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・AAI事業)のために使われています。


ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/


病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働けない家庭の子どもたちを支えている非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。あしなが育英会の奨学金によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga.org/

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした学生や、親に障がいがあり働けない家庭の学生たちを経済的・心理的に支援している非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。あしなが育英会の奨学金によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。


キャンペーンはこちらから:
https://camp-fire.jp/goodmorning/channels/ashinaga

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