あしなが学生募金事務局は、毎年、春と秋に全国の街頭で「あしなが学生募金」を開催しています。街頭のみなさまからのご寄付は、一般財団法人あしなが育英会を通じて、病気、災害、自死で親を亡くした、あるいは親に障がいがある日本国内外の学生のための奨学金として使われています。残念ながら、今年の春の街頭募金が、新型コロナウイルスの影響で、学生募金の歴史上初めての中止となりました。

街頭募金の中止によって奨学金支援が困難になる可能性があります。さらに、局員たちの想いや遺児たちの現状を直接呼びかけるという大切な機会も失いました。

そこで今回、街頭でお伝えできなかった私の想いを伝えるためにクラウドファンディングという場を使うことになりました。


あしなが学生募金中止の記者発表(2月26日 東京都千代田区)


はじめまして。あしなが学生募金事務局・東北エリア・山形ブロック担当の半田淑恵(はんだ よしえ)と申します。


私は、昨年からあしなが学生募金の活動に参加しています。あしなが学生募金事務局で活動するほとんどの学生は、あしなが育英会から奨学金を借りています。ですが私自身は、あしなが育英会から奨学金を借りていません。あしなが学生募金事務局に参加している友人の紹介で募金活動に参加することになりました。


私はあしながの活動に参加して初めて、遺児たちの現状を知りました。


親を亡くした子どもたち、障がいを持っていて働けない親をもつ家庭の子どもたちは、経済的に厳しいことが多く、進学があたりまえのものではありません。周りに負担をかけるからと最初から進学を考えないで就職を選ぶ子どもたちがいます。


日本では奨学金制度や遺児家庭への手当などの見直しが少しずつ進んできてはいますが、まだすべての子どもたちに支援を届けることができていないのが現状です。


“生まれた時代や環境に関わらず、すべての人たちが共生できる社会”

 

私たちは、遺児たちをはじめとした支援が必要な人たちがいるという現状を知ってもらい、その声を救い、すべての人が進学や夢に希望を持てる社会をめざして活動を続けています。


“恩送りの精神 自分たちが受けてきた恩を次の世代へ”


まずは、遺児家庭・障がい者家庭の現状を知っていただくことが目指す社会への第一歩になります。みなさまからのご理解とご協力が、多くのあしなが奨学生たちの「救い」になります。経済的にも精神的にも救われる子どもたちがたくさんいます。


みなさまからのご支援をよろしくお願いします!


街頭でのあしなが学生募金(2019年10月 山形市)




あしなが育英会の調査によると、遺児家庭の平均月収は14万6,380円(*1)となっており、生活保護受給率は12.8%24(*2)に及びます。奨学金なしでは大学・専門学校の学費を捻出できる水準には到底達していません。

(*1)2018年奨学生家庭の生活と教育にかんする実態調査

(主査・副田 義也=筑波大学名誉教授・社会学)

(*2)生活保護の被保護者調査(平成30年7月分概数厚生労働省)

そのため多くの遺児学生たちは、学費を奨学金で、生活費をアルバイト代で賄っています。しかし、学生のアルバイトはそのほとんどが接客業です。昨今の情勢のなかでアルバイトのシフトが日に日に削られ、思うように生活費を稼ぐことができなくなっています。さらに、街頭募金の中止により奨学金の資金源確保にすら暗雲が立ち込めており、遺児学生とそのご家庭の多くが、並々ならぬ不安感を抱えながら日々を過ごしている状況です。

本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。

※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります


<All-in方式で実施します。>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

一般財団法人あしなが育英会より、年間活動報告書と受領証明書を発送いたします。(どちらも2021年2~3月頃に郵送にてお送りします)

あしなが育英会公式サイトより継続寄付者になってくださる方には活動報告書のほか、寄付種別に合わせて、奨学生から手書きのハガキ(年1~2回)、アフリカのウガンダ共和国であしながの支援を受ける子どもたちからのカード(年1回)、機関紙などをお送りしております。

私は奨学生ではありません。進学は不自由なくすることができました。

あしながの奨学生である友人に誘われ、初めてあしなが学生募金の活動に参加したときは、遺児たちの生活の現状や奨学金制度についての知識はほとんどありませんでした。

その後、東北エリアのあしなが学生募金事務局の会議に参加しました。そこで、進学があたりまえではない、苦しんでいる子どもたちが多くいるという現状を知りました。そして、同年代の人たちが、自分と仲間の進学と夢のために、本気で、社会を変えていこうと考え行動している姿を見ました。


このページを読んでくださっているみなさんの中には、以前の私のように、遺児たちの現状を知らない、考えたこともない、という方が多いのではないでしょうか。


私は自分の経験から、支援を広めていくために最も大切なことは「知ってもらうこと」だと思っています。あしなが学生募金事務局の活動について、関わる人たちの想いについて、ぜひ知ってほしいです。


これからも一人でも多くの人に支援を、救いを届けていくためにあしなが学生募金事務局は活動を続けていきます。


応援よろしくお願いします!


50年の歴史を持つ遺児支援のための募金運動団体で、学生だけで運営されています。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金活動では、毎回のべ1万人のボランティアスタッフの参加があり、年間約2億5千万円の寄付を募っています。募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・AAI事業)のために使われています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/



病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働けない家庭の子どもたちを支えている非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。あしなが育英会の奨学金によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga.org/



病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした学生や、親に障がいがあり働けない家庭の学生たちを経済的・心理的に支援している非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。あしなが育英会の奨学金によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。


キャンペーンページへはこちら:https://camp-fire.jp/goodmorning/channels/ashinaga


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