ネクストチャレンジ!
当初の目標を達成できました。ひとえにご支援頂きました皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!
「月謝が払えない・・・」、「仕事がないから家にいる。だから子供も家にいる。」
と、連絡してくる保護者が増えてきました。
解雇にはならないけれど、仕事が1日毎だったり、今週は仕事、来週は休み。
と不規則なシフトで収入が減っています。
親の仕事に左右されず、子供たちみんなに「サンタナにおいで!!」と言ってあげたい。
そのために、私たちは引き続きアクションを起こしてゆきます。
どうか子どもたちの学びの場を守ることに力を貸してください
はじめに
サンタナ学園(コレジオ·サンタナ)は、滋賀県愛荘町で1998年に開設され、20年以上にわたって地域のブラジル人の保育·教育の受け皿となってきた学校です。認可外保育施設でもあり、学校でもあり、学童保育でもあり、コミュニティーセンターのような役割も果たしています。
サンタナ学園のような学校は、位置づける法制度がないため、公的支援のない「私塾」扱いを受けるしかありません。ですので、経営は家庭からの月謝のみに頼っています。サンタナ学園に通う子どもたちの保護者の多くは非正規雇用の労働者で、最低限の月謝で厳しい経営を続けてきました。2008年のリーマショックの際には月謝を払えない園児·生徒が続出して先生のお給料も払えなくなり、もう無理かと思われましたが、多くの人の支えにより何とか持ちこたえました。
昨年10月に幼保無償化制度が始まり、サンタナ学園も対象となったため、これを経営の安定につなげたいと思っていた矢先、新型コロナウイルス感染症による経済の悪化にともない、解雇や休業を迫られる保護者が増え、たちまち経営が危ぶまれる状態になっています。感染防止のためには休園や休校をするしかありませんが、日本の学校と違ってそれは月謝収入が無くなることを意味し、月謝以外に収入源のないサンタナ学園はまたも存亡の危機に立たされています。
京都新聞2020年4月20日「ブラジル人学校が存続ピンチ コロナ休校で資金難、保護者も雇い止め」
読売テレビ ノゾキミ かんさい情報ネット2017年9月18日 放送「滋賀のブラジル人学校の肝っ玉校長」
解決したい社会課題
サンタナ学園がなくなっても、日本の保育園や学校に行けばいいという人がいるかもしれません。しかし家庭で話す言語であるポルトガル語で保育·教育を行い、安心していられるサンタナ学園の代わりは、日本の保育園や学校にはできません。必要とされているからこそ、20年以上も続いて来たのです。中には一度日本の保育園や学校に行ったものの、適応できずにサンタナ学園にたどり着いたという子どもも少なくありません。そんな子どもたちは、もしサンタナ学園がなくなってしまったらどうなるでしょうか?
私たちは、たとえ子どもたちの保護者が新型コロナウイルス感染症による不況の影響で収入を断たれ、月謝が払えなくなっても、サンタナ学園に通い続けられるように、かならず子どもたちの育ちと学びの場を守っていきたいと考えています。
どうか多くの皆さんに、サンタナ学園のスポンサーになっていただき、学校の維持にご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
このプロジェクトで実現したいこと
収入が減った保護者の月謝分を援助し、子どもの学びとサンタナ学園を存続させたい。
- 応援メッセージ
『あの笑顔を守るために』
岸政彦(社会学者・立命館大学教授)
私は2009年ごろから週にいちど、学生たちとともに、コレジオ・サンタナで日本語を教えるボランティアをしていました。4年間ほど続けました。その後もできる範囲で支援しています。 - 私がサンタナに直接関わったのは短い期間にすぎませんが、それでもたくさんの子どもたちに出会いました。教室の子どもたちはいつも笑顔で、賑やかで、おしゃべりが絶えません。みんな片耳でiPodを聞いていたり、ジュースを飲みながらだったり、とつぜん立ち上がって歌い出したり。自由です。一緒に行った学生たちもみんな仲良くなって、言葉もほとんど通じないのに、すぐに友だちになっていました。
あの屈託のない、明るい笑顔が忘れられません。
今回のコロナ感染拡大で、滋賀の工場で働くブラジル人の親たちも、多くが雇い止めになっています。補助金なしで運営していたサンタナも、いま存続の危機に立たされています。
どうかお願いです。
この子どもたちの笑顔を守るために、みなさんのお力を……! -
資金の使い道
学校運営の維持費に当てさせていただきます。
家賃やスクールバスの維持費、各種保険や税金の支払い、先生達の給料等
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
◎お礼メール
NPOコレジオ・サンタナよりお礼のメールを送らせて頂きます。
◎サンタナカレンダー2021(ポスターサイズ1枚)
サンタナ学園の子供達が描いた絵12枚を使って2021年度カレンダーを作成しお送りさせて頂きます。
◎サンタナ学園の先生と子供達からのビデオレター
サンタナ学園と先生達からのビデオレターをメールにて送らせて頂きます。ポルトガル語の歌も歌ってもらう予定です。どんな曲かお楽しみに!
◎NPOコレジオ・サンタナ 2020年版ニュースレターにお名前掲載&お届けします。
NPO法人コレジオ・サンタナ の2020年度ニュースレターお名前を掲載させて頂き、お送りさせて頂きます。
◎サンタナ学園ご招待!給食を一緒に食べましょう!(2021年 平日12:00〜13:00前後予定)
コロナが落ち着きましたら、ぜひサンタナ学園に会いに来てください。日本人スタッフがご案内します。校長先生が作る給食を子供だちと一緒に食べましょう。日時は個別にご連絡させて頂きます。(1人1回交通費個人負担)
◎サンタナ学園シュラスコパーティーにご招待!(2021年 土日午後予定)
コロナが落ち着きましたら、サンタナ学園でシュラスコパーティーを開催します!ブラジル料理のシュラスコ(お肉を串に刺して焼いたもの)やパステル(揚げ餃子)をご堪能ください。炭火でじっくり焼いたシュラスコはとっても美味しいです!日時は別途にご連絡させて頂きます。(1人1回交通費個人負担)
最後に
日本に暮らすブラジル人は1990年代より人手不足により迎え入れられ、日本の経済を裾野で支えています。その「非正規」の親が働くために安心して子どもたちを預けられるのは、残念ながら「正規」の日本の保育園や学校ではなくサンタナ学園のような「非正規」の保育所であり学校でした。「非正規」の親の労働を、「非正規」の保育施設·学校が支えるという構造があります。そしていざリーマンショックやコロナ禍で大不況が起こると、真っ先に「非正規」の外国人が解雇され、そのあおりで「非正規」の保育施設·学校が存亡の危機にさらされる。この繰り返しです。
景気が良くて人手が足りないときは都合よく呼び寄せ、景気が悪くなると放り出す。こんな日本社会でいいでしょうか?サンタナ学園の存亡は、ブラジル人コミュニティの問題ではなく日本社会の問題です。どうか子どもたちの学びの場を守ることに力を貸してください。
チーム/団体/自己紹介・活動実績など
私たちNPO法人コレジオ·サンタナは、このサンタナ学園を中心に、地域のブラジル人をはじめとした外国人の子どもの育ちと学びを守り、多文化共生を推進することを目的に2017年に設立したNPO法人です。
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