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「和(NAGI)」が結成されるまで

 

私は長野大学和太鼓サークル「和(NAGI)」の代表・大山豊彦です。

2016年9月、長野県上田市にある長野大学で和太鼓サークル「和(NAGI)」が結成されました。最初は大学の「身体パフォーマンス」という授業で和太鼓や日本の踊りを半年間履修し、大学祭で発表するのみでした。しかし、和太鼓と踊りの魅力や楽しさを知った私にとっては、半年だけの講義では物足りなく、もっともっと楽しく和太鼓を打ちたいと考えるようになっていました。そこで「身体パフォーマンス」の講師である、まっちゃんこと松田和彦先生に相談したところ、同じ思いを持った学生が他にもいるということを知りました。そして、実際に顔を合わせて太鼓を打ったところ、前々から友達だったかのように意気投合し、12人の仲間と共にサークルを結成することになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元の体育館を借りてお稽古中

サークルの名称は、一目見ただけで日本の文化を表すことができ、かつ自分たちの身も引き締まるような一文字を背負いたいという考えのもと、「和(NAGI)」に決定しました。漢字の『穏やか・なごやか』という意味に、メンバー同士が仲良く活動できるように・お互いを尊重しあえるようにという思いを、読みのNAGIには、普通の読み方ではない=定型に縛られすぎないという思いを込めました。また『和を以て貴しとなす』ということわざがあるように、意見を言い合い、理解しあうことで、メンバーのみならず、これから出会うたくさんの人たちと繋がっていけるようにという意味も含まれています。

 フェスティバル参加までの経緯・参加する意義

「和(NAGI)」のメンバーは太鼓未経験者が多いですが、留学生や和太鼓経験者も数名在籍しています。スリランカから日本文化を学びに来た学生、パラグアイから日本の森林保護を学びに来た学生、小学生の頃から和太鼓を打っている学生、長野大学で初めて和太鼓に興味を持った学生などなど、様々な境遇の学生が「和NAGI」に集まりました。国籍や和太鼓経験の有無は気にせず、和気あいあいとした雰囲気の中でお互いの長所や改善点を伝えあいながら、日々の稽古に励んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上田駅前で、月1で自主公演を実施!

そんな中、昨年10月に行われた大学の創立50周年記念式典での公演を成功させた私たちに、国際フェスティバルで演奏してみないかというありがたいお話が舞い込んできました。自分たちが取り組んでいる和太鼓や踊りの楽しさと魅力を、ぜひ世界の人たちにも知ってもらいたいと考えた私たちは、フェスティバルへの参加申し込みを決意しました。そして、「WFFM (ウーフム) World Festival of Folklore and Music : 世界民族音楽祭実行委員会」の代表・中村有紀子さんの推薦を受け、この夏ベルギーで開催される「ジャンブ・ナミュール国際芸術祭」、「2017デンデルモンデ 世界の民族舞踏祭」の2つのフェスティバルに参加することが決定しました! 

このフェスティバルには、民俗芸能や民族舞踊に取り組むチームが国を代表して、世界中から参加しています。参加チームは演奏演舞だけではなく、自国の文化や生活様式などを観客に伝えるという役割も担っているため、自国の伝統衣装を身につけ、伝統楽器を用いた演奏や演舞をすることが義務付けられています。またフェスティバルの参加期間中は、開催地の地域住民や参加チーム間との交流機会をもつことで世界平和に寄与するという重要な面もあります。

 このような機会を得たことで、私たち自身が日本の文化を再認識できるようになるのではないか、またその良さを自分たちが世界に発信していくという行為が、継承すべき日本の文化を守るということに繋がっていくのではないかと考えました。そして世界各国の文化を伝承しているたくさんの人たちとコミュニケーションを取ることで、お互いの文化の良さも理解し合えるでしょう。

 

 

 
 
 
 
 

 

 ジャンプナミュールフェスティバル招待状1

 

 

 
 
 
 
 

ジャンプナミュールフェスティバル招待状2

 
 
 
 
 
 
 

デンデルモンデフェスティバル招待状

なぜクラウドファンディングをしようとしているのか、お金の内訳

 しかし「和(NAGI)」は結成してわずか8ヶ月のサークルのため、演目を行うための十分な道具や衣装が揃っていません。また現在、道具を保管する場所も足りておらず、大学の多目的室の端や顧問の先生の家に一時的に置かせていただいている状態です。またベルギーへの遠征が決まったため、遠征に掛かる旅費や足りない道具、衣装を揃えるために、メンバーそれぞれが稽古の合間を縫ってアルバイトをしたり、月一回のペースでおこなっている自主公演で活動資金を集めたりしています。ですがサークルと学業を両立していくうえでのアルバイトには限界があり、学費や生活費を自分で稼いで賄っている学生は、その費用を遠征費に回すため生活費を削っています。

 衣装の型取りに苦戦中

第1号の鯉口も完成!

 伝統芸能に取り組んでいる立場として、演奏演舞だけではなく衣装まで形あるものとして伝承していきたいという思いを強く持っています。そのため、手作りできる衣装や小物はメンバーで制作してなるべく経費を削減していますが、やはり和太鼓や篠笛、演舞で使用する面、本物の馬の毛を使用した毛采など、大量生産ができない職人の手作のものが多く、どうしても費用がかかります。

これらの道具類購入費、衣装制作費に加え、練習場所の借用費などで200万円、メンバー12人の遠征費や事務費用で300万円、合計500万円が必要となります。

 

資金が余りましたら、応援して下さった方々の周辺地域にて公演を行うための活動資金とし、今後の支援者と「和(NAGI)」の交流活動を進めていきたいと思っています。

 

 これまでの活動

・2016年10月30日 長野大学 大学祭にて演奏

       11月12日 長野大学創立50周年記念式典にて演奏

・2017年 1月15日 第1回自主公演

      2月12日 第2回自主公演

      3月19日 第3回自主公演

        20日 長野大学卒業記念パーティーにて演奏

      4月15日 上田市 上田太鼓祭りにて演奏

        16日 第4回自主公演

  最後に

 発足して1年も経たないうちに海外遠征への道が開け、メンバーたちの心の中には大きな喜びがあると共に、まだまだ未熟な私たちが日本代表として国際フェスティバルに参加することへのプレッシャーや、ベルギー公演まで残り4ヶ月弱という短い時間の中で、自分たちがどれだけ成長できるのか分からないという不安もあります。

でもこの好機を逃したら、学生生活の中で、もしかすると今後の人生の中で、日本の代表としてフェスティバルに参加するチャンスは二度と来ないかもしれない。それならば、自信が持てないからと諦め、後悔してしまうより、精一杯もがきながら全力を出して挑戦し、その経験を今後の糧にしていきたい、と強く思います。そして出会えた仲間を大切にし、共に苦労と喜びを味わって成長しながら、皆さんに自慢できるサークルを作り、民俗芸能の発掘と継承を続けていきます。

 

 

 

 

 

 

 
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