《ネクストゴールにチャレンジします!》

5/1からスタートしたプロジェクトは、5/11に目標金額を達成し、お陰様で6月までの事業に対して見通しを立てることができるようになりました。!
本当にありがとうございます!
私たちの予想を遥かに超える多くの方々から温かいご支援を頂き、とても勇気づけられました。

そして今回私たちは、ネクストゴールに挑戦させて頂き、200万円を目標にすることにしました。
まだまだ収束の見通しが立たないコロナ禍の状況、7月のイベント中止がすでに発表され始めている島内状況を勘案すると、夏休みすらも厳しいのではないかと考えており、この夏場を乗り切る原動力にしたいと思っています。

さらに、みなさんに島にお越し頂いてお伝えできない奄美の暮らしぶりを少しでもこちらからお届けできるように通販サイトの立ち上げ、商品開発を進めており、追加リターンの設定も調整中です!

これら新規事業の立ち上げを踏まえるとさらに資金が必要な状況ではありますが、このクラウドファンディングのみならず、様々な方法にチャレンジし、本来目指している「奄美の暮らしぶりを将来に繋げていく」活動を進めていきたいと思いますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

はじめに・ご挨拶

みなさん初めまして!自然豊かな南国、奄美大島は龍郷町の秋名で活動する「一般社団法人E'more秋名(いもーれあきな)」代表理事の村上裕希(写真中央)と申します。E'more秋名は、長年の少子高齢化により限界集落目前となった地域の将来を案じて、住民有志が2018年に設立した団体です。空家を活用した一棟貸しを2棟運営し、地域ぐるみで地域の豊かな暮らしぶりを発信しながら、将来につなげることを目指しています。

設立発表会の様子


私たちが実現したいこと

龍郷町で最も過疎が進む5集落が連なる荒波(あらば)地区。この地区を通る県道81号線は、奄美らしい魅力的な景観と暮らしぶりが残り、島内有数のオーシャンビューが望めるドライブロードです。

県道81号線の前に広がる広大な美しい海

しかし、残念ながらその魅力は島内でもあまり知られていません。

今回、私たちはこの地区の豊かさに光を当て、観光客と地域の人が触れ合い、本物の奄美の暮らしぶりが体感できる交流拠点として飲食宿泊施設「荒波のやどり」を立ち上げることにしました。
この「荒波のやどり」、ただ食べる、ただ泊まるだけの場所ではありません。

荒波のやどり完成予定図

「荒波のやどり」は、荒波地区の”フロント”として、この荒波地区にやどる自然と調和した豊かな暮らしぶり、そしてそこに住む人々と情報がやどる”訪れる皆さんをお出迎えする”場所です。

そして、ここで提供する食事は、本来この地で食べられていた豊かな自然の恵をふんだんに生かした”懐かしいシマの家庭の味”を目指しています。もちろん、調理するのは全てシマの母たちです。
シマの母たちが切り盛りしますかつては当たり前のように旬が訪れれば旬の食材を山や畑から収穫し口にしていましたが、便利になった現在ではその旬を感じる機会が薄れつつあります。集落ごとに文化が異なる奄美の特徴そのまま、その時期その土地その人たちが受け継いできたそこだけの味を「荒波のやどり」ではお届けします。
旬のシマの食材をふんだんに使った懐かしい味

この構想は、ありがたいことにたくさんの運と出逢いに恵まれ3年がかりでここまでたどり着きましたが、「荒波のやどり」は私たちの地域を将来に繋げられる、まさにラストチャンスだと思っています。

私たちは、今回のチャレンジをきっかけにみなさんに県道81号沿線に足を運んでもらい、地域経済を動かす原動力になりたいと思っています。
この「荒波のやどり」で生み出される交流を通して、荒波地区、さらには県道81号線沿線でさらにチャレンジする人たちが集まり、奄美の暮らしを守りながら魅力的で活気のある地域作りに貢献していくことを目指しています。


荒波地区とは?

荒波地区とは、秋名、幾里(いくさと)、嘉渡(かど)、円、安木屋場(あんきゃば)の5集落の総称です。
かつてこの地は、世界三大織物「大島紬」の生産が盛んな地域で、紬産業によって支えられた地域でした。紬で生計を立てる一方で、豊かな海、山、川の恩恵を享受しながらも、厳しい自然にも順応し、たくましくも豊かな暮らしぶりが培われてきました。
紬産業が衰退してからは、仕事を求める若者が都市部に流出し、少子高齢化が進行しましたが、今でも奄美らしい豊かな暮らしぶりが残っている地域でもあります。
広大なソテツ群生荒波地区の各集落の個性も豊か、秋名・幾里は国指定重要無形民俗文化財「秋名のアラセツ行事」、嘉渡は大島紬の代表的な柄である「龍郷柄」発祥の地、円は年に2回だけのチャンスに多くの写真家が集まりその姿から「龍の目」とも呼ばれれる「かがんばなの夕日」、安木屋場はジュラ紀を彷彿とさせる原始的で壮大な「ソテツ・バショウ群生」が広がります。

幻想的なかがんばなの夕日

なぜプロジェクトを立ち上げたか?

これまで私たちは住民主体、素人の集まりで動き出し、多くの方々に支えていただきながら何度も話し合いを重ねて一歩一歩進めてきました。

2017年:住民主催_伝統行事ツアー


2018年:法人設立


2019年:空家を活用した一棟貸2軒オープン


2020年:荒波のやどりオープン(予定)

順調に一棟貸も稼働し、観光客が集落内を歩く姿も地域でも定着し始め、集大成として、試食会を繰り返しながら、さあいよいよ「荒波のやどり」を立ち上げようと、6月オープンに向けて準備を進め、機運を高めていたところ、まさかのコロナショック
一棟貸は軒並みキャンセル、集落という居住区域にある宿として、外出自粛要請の状況でお客様をお迎えするわけにもいかず、一時休業とすることにしました。
関係者で夜な夜な話し合い

売上がほぼゼロの既存事業、オープンに向けて計画していたイベントも軒並み中止、その状況でこれから新たに「荒波のやどり」をオープンさせたところで、出ていく一方の資金状況からすると、このままでは全く事業を継続させられる目処が立ちません。

そこで、関係者で話し合い、3年がかりで取り組んできた地域の将来を掛けたこのラストチャンスを逃さない為にも、今回のプロジェクトを企画することにしました。
本当はもっと前向きな用途でプロジェクトを立ち上げたかったのですが、とにかく今はこの難局を乗り切り、当初想定よりもパワーアップした「荒波のやどり」を展開できるよう、ぜひみなさまの後押しをよろしくお願いします!

リターンのご紹介

◆プロジェクトの応援

◆荒波地区を感じるグッズや体験

◆「荒波のやどり」食事券、宿泊券

最後に、、、

奄美は、自然はもちろん、人、そして暮らしぶりがとても豊かな島です。
その豊かな人と暮らしぶりは、それぞれの集落(シマ)で独自に長い年月をかけて蓄積されてきた賜物。
自然はもちろん、シマジマの豊かな暮らしぶりが失われてしまえば、本当の奄美ではなくなってしまう危機感を持っています。
私たちはそのシマジマが持っているそのシマらしさを失いたくない、守りたい
そう思って活動しています。

3年がかりの地域の将来を掛けたこのチャレンジに、ぜひ皆様のご支援をよろしくお願いします!
コロナが収束し、みなさんと共にこの危機を乗り切った暁には、奄美大島の豊かな自然と日常、温かな人々との交流を体感しにぜひお越しください!
コロナ禍で心身ともにお疲れの方が多いとは思いますが、とにかく、この状況が少しでも早く収束することを心よりお祈り申し上げます。

施設情報
<宿泊>
荒波のやどり(鹿児島県大島郡龍郷町幾里423番地)
※6月オープンを予定していますが、国内情勢を考慮し延期する場合もあります。
 延期の際には、プロジェクトページにてご報告します。
GAMA屋(鹿児島県大島郡龍郷町秋名1787番地
どぅぬ家(鹿児島県大島郡龍郷町幾里39番地
<Webサイト>
https://e-akina.com/

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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