こんにちは。福井県鯖江市河和田地区で“ものづくり”と“まちづくり”に取り組む一般社団法人「PARK」です。
河和田ってどんなところ?
福井県鯖江市河和田地区は、1,500年以上の歴史を持つ越前漆器の産地。専門の職人が集まり、その技術を長年受け継いできました。 また、明治時代以降、この地域の職人が数多く眼鏡の生産にたずさわってきたことから“めがねの発祥地”とも呼ばれています。
河和田は、先人から受け継がれてきた“ものづくり”の精神と文化が、今もなお、脈々と息づいているまちなのです。
河和田は、三方を山に囲まれる自然豊かな地域。伝統薬味“山うに”や和のハーブティ“桑の葉茶”など、地域の気候や風土から生まれた独自の食文化も根付いています。
豊かな自然のもとで受け継がれてきたものづくりと暮らしは、河和田の魅力。近年、この魅力に惹かれ、移住者が集まりはじめました。
その一方、食生活の変化による漆器の需要減少や安価な海外製品の流入で、地元の産業規模は縮小の一途をたどっています。このような地域産業の衰退に伴い、人口減少も深刻な課題です。
PARKってなに?
PARKは、河和田のものづくりとまちづくりを推進するべく、2015年6月、移住者を中心とするメンバーによって結成されました。これまでに、『河和田 秋の実りの音楽会』や『さばえものつくり合コン』など、河和田の風土やものづくり文化を活かしたイベントを企画・運営。これらの取り組みは、月刊誌『ソトコト(2016年2月号)やウェブマガジン『greenz.jp』といったメディアでも採り上げられてきました。これまで企画・運営してきたプロジェクトについても、今後、詳しくお伝えしたいと思います。
また、PARKでは、結成以来、かつて眼鏡工場だった施設を活用し、“創造性や技術を発揮できるものづくりの場”と“ヒトとヒトとがつながる交流の場”を融合させたクリエイティブセンターの創設にも取り組んできました。2017年春のオープンを目指し、準備を加速させています。
PARKに誰がかかわっているの?
PARKを構成しているのは、東京でミュージシャンのマネジメント業に従事していた代表理事の浜口真一をはじめ、国際見本市『インテリアライフスタイル東京』のヤングデザインアワードを2015年に受賞した北海道出身の丸物木地師・酒井義夫、オランダでデザインを学んだ後、家業の関坂漆器を継ぐためにUターンした関坂達弘、デザイン+ものづくりユニット『TSUGI』を率いる京都精華大学出身の新山直広、環境教育支援NPOの職員である楳原秀典、眼鏡職人を目指し大阪から移住した今川心平、木工とその会社の社長の人柄に惚れ込み移住した永富三基、河和田がものつくりの聖地だと北海道から移住した山口大樹、山口のパートナーであり、札幌でのアーティスト活動を経てともに移住してきた森本めぐみ。いずれも、日本各地から河和田に集まってきた移住者と帰住者です。また、顧問の岡田康男氏と監事の丹羽栄恭氏も、PARKの志に賛同し、積極的に支援してくれています。メンバーたちの詳しい紹介は後ほど掲載します。
それぞれ異なる経歴を持ち、移住の動機やタイミングもバラバラだった私たちは、偶然、河和田で出会い、つながり、ともに悩み、考え、行動していくうちに、豊かな自然、生業としてのものづくり、日々の暮らしを営むまちが、ゆるやかに循環する“河和田らしさ”こそ、次世代に引き継ぐべき貴重な価値だと改めて感じるようになりました。
PARKは、なにを目指しているの?
PARKは、河和田の豊かな自然、長年受け継がれてきたものづくり、そして、僕たちが暮らすまちが、伸びやかに循環し続け、持続可能な未来につながるよう、願い、行動し、生きる、すべての仲間のために存在しています。
PARKでは、incubation(育成)、innovation(革新)、immigration(居住)の3つのアプローチから、仲間たちを応援します。
具体的には、木工工作機器や眼鏡工作機器のほか、最新のデジタル工作機器を備えたシェアファクトリーを開設するとともに、起業をサポートするシェアオフィスを併設。新しい商品・サービスやビジネスを生み出す場を提供します。
また、食事を囲んで仲間と集まり、交流できるカフェや定期的に開催するワークショップ、イベントを通じて、互いの創造性を刺激し合い、新しいアイデアが湧き出す自由な空間をつくっていきます。
もちろん、なじみのない土地で、日々、仕事に邁進するためには、安心かつ快適に心身を休めることのできる居住環境も必要。PARKでは、新しい生活への第一歩となるルームシェアスペースもオープンします。
何のためにクラウドファンディングするの?
PARKでは、結成以来すすめてきたクリエイティブセンターの開設に伴い、さらに積極的な活動を展開するべく、事務局の常勤職員1名を新しい仲間に迎えたいと考えています。
改修に伴う費用は会費やご寄付、銀行融資などで捻出してきました。しかしながら、想定外の工事やトラブルがあり資金不足が深刻になってきました。現時点で常勤職員1名を雇用する十分な資金が不足しています。私たちに新しい仲間を迎え入れさせてください。
クラウドファンディングの目標額はいくら?
400万円を目標額としてクラウドファンディングを実施します。これらの資金は、PARK運営事務局で新規採用する常勤職員の人件費、活動費に充てさせていただきます。
クラウドファンディングのお礼
ものつくりを目指し移住してきたメンバーが多いのでその紹介を兼ね色々なお礼を用意いたしました。鯖江まで足を運んでいただけない方にも、この豊かな自然文化あふれる福井の素敵な人たちが作る素敵な品々をお届けします。
最後のご挨拶
PARKプロジェクトも足掛け3年になります。妄想から始まった試みも後もう少しでスタートを切ることができます。その間に多くの方々からのご支援、ご教授がありました。そして沢山の仲間ができました。なかなかうまく進められず申し訳ありません。この場で改めてお詫びとお礼を申し上げます。これからは、より早く軽やかにワクワクと妄想を広げ楽しい場所にしていきたいと思います。ぜひ皆様からの応援を山間の町でお待ちしています。
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