キリシタン禁教のもと守り継がれてきた信仰の象徴を、後世に残したい!

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大刀洗町にそびえ立つレンガの双塔「今村天主堂」。キリシタンの弾圧を耐え抜いてきた歴史ある天主堂です。その教会も100年の月日がたち、老朽化が進み、耐震化工事が必要となりました。その費用は12億円以上と見込まれています。国の補助はあるにしても地元にも大変大きな負担となるため、皆さんからの支援をお願いします。

現在の支援総額
746,000円
支援者数
63人
募集終了まで残り
終了

現在74%/ 目標金額1,000,000円

74%
このプロジェクトはふるさと納税ポータルサイト「さとふる」に掲載されている、CAMPFIREがサポートしたプロジェクトです

※このプロジェクトの決済は、さとふるへ移動します。

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2020/03/31 23:59:00までに集まった金額がファンディングされます。

このプロジェクトは、2019-10-21に募集を開始し、63人の支援により746,000円の資金を集め、2020-03-31に募集を終了しました

プロジェクト本文

実施理由/背景

今村天主堂の耐震化工事にかかる費用は12億円以上が見込まれる

福岡県大刀洗町には、国内でも非常に珍しいレンガ造りのすばらしいカトリック教会があります。「今村天主堂」です。本田保神父により計画され、諸外国、特にドイツからの多額の寄付と信徒たちの勤労奉仕により1913年(大正2年)に建築されました。
教会建築の巨匠鉄川与助氏の最高傑作とも言われており、平成27年には国の重要文化財に指定されています。レンガ造りで双塔の教会は日本でも非常に珍しく、ステンドグラスひとつとってもフランス製でとても素晴らしいものです。
この地域はキリシタン弾圧の時代から今日に至るまで信仰を守り抜いてきた歴史があり、その信仰の象徴とも言える今村天主堂は信徒にとって、かけがえのない存在です。
この教会が今、大きな転換期にあります。
現在、教会は築100年を経過し、台風の際に柱が傾くなど老朽化に伴う変形や亀裂も進んでいます。平成29年~30年に耐震診断を実施したところ、工事費は12億円以上が見込まれるとの結果が出ました。
国等の補助もありますが、地元信徒の負担も多額の費用が見込まれており、大変大きなものになっています。

プロジェクト内容説明

弾圧の歴史と守り抜いた信仰の象徴

禁教令が敷かれていた江戸時代、今村地区でもキリシタンの厳しい弾圧が行われました。そのような中でも信徒は耐え忍び、その信仰を守り抜いてきました。1867年に今村の信徒が発見され、2017年には信徒発見150周年を迎えました。
厳しい弾圧の中で今村の信徒を導いたジョアン又右衛門は拷問を受け、棄教を迫られますが、それに応じずに見せしめとして磔刑に処せられ殉教したと伝えられています。
キリシタン弾圧の中で信仰を守り継いでいくことが当時どれほど厳しいものだったかを象徴する出来事でもありますが、同時に、当時の信徒がどれほど強い意志と忍耐をもって信仰を守ろうとしたのかもうかがい知ることができます。
今村天主堂は殉教したジョアン又右衛門の墓の上に建てられていると言われています。

国の重要文化財として広く公開

今村天主堂を信徒の方達だけの財産として保有するのではなく、国の財産として広く公開して、多くの方に知ってもらうために、国の重要文化財の指定を受けました。観光で見に来られた方は喜んで受け入れることとしています。
また、定期的に演奏会も開催されるようになりました。さらに、一定の条件を満たせば教会の壮大な空間のなかで結婚式を挙式できるようにもしています。

重要文化財の指定を受けたことで、最近は年間7000人程の方が訪問されるようになりました。以前は、大型バスを停めることのできる駐車場はありませんし、団体客が来られるとトイレが狭いため行列ができてしまっていました。しかし、ここ数年でその課題解決に向けて、町と協力してトイレや大型バスの駐車場の整備を進めているところです。

目指すところ

地域社会に貢献できる教会に。そして後世に伝えていく。

〈カトリック今村小教区委員会 信徒会長 久次 桂二氏からのメッセージ〉
教会は信仰を伝えていくことが本来の役割です。それは、開かれた教会としてあらゆる人に教会を開放し、福音を知らせる機会を持つということです。
また、天主堂を保全していくためにも、そして、大刀洗町の顔として存在するためにも、まず教会は地域社会の中で共感してもらえなければいけません。そうして、天主堂のある町を誇りに思い、若者がこのまちに帰ってきてくれることを期待しています。
さまざまな方が大切に想っているこの天主堂を守るために900人ほどいる信徒の方々や地域の方と「今、教会のために何ができるのか」を話し合いながら事業を進めていきたいと思っています。
そして、後世に伝えていくために、最善の方法で耐震化工事を実施していきます。

寄付の使い道

今村天主堂の耐震化工事にかかる費用にすべて使用させていただきます。

自治体からのメッセージ

町のシンボルでもある今村天主堂の保全にご協力をお願いします!

田んぼの真ん中にある今村天主堂。一度訪れたら、皆さん必ず息をのむほどの素晴らしい教会です。
ぜひ、まずは、今村天主堂に訪れていただきたいと思っています。そして、この取り組みに共感いただける方は、ご支援をお願いいたしますとともに、これから応援をしていただければ幸いです。よろしくお願いします。

【大刀洗町在住の皆様からのご寄附に関する注意事項】
大刀洗町では、町内在住の皆様からの寄附に関して、お返しの品の送付は対象外とさせて頂いております。予めご了承ください。

お礼品について

今村を舞台にした小説「守教」。帚木蓬生先生直筆のサイン入りです。

作者の帚木蓬生先生は、隣町の小郡市出身です。「守教」では、戦国期から江戸時代の終わりまで、今村天主堂がある大刀洗町を舞台に、弾圧期を経ながら信仰を守り続けた村人たちの姿が描かかれ、「第52回吉川英治文学賞」を受賞されています。
今回、この取組みに共感いただき、すべての本に直筆のサインをしていただいています。
先生からいただいたメッセージがこちらです。
「約60年前、中学生のとき実家の隣町で初めて今村天主堂を眼にしました。だだっ広い筑後平野のど真ん中にそびえ立つ、双塔ロマネスク式赤煉瓦の天主堂。今もその秀麗な建築は、250年にわたって受け継がれるキリスト教信仰の地として平野の中で偉容を誇っています。

『守教』で描かれたように、受け継がれた強靭な信仰、周辺の村々の人々の寛容さを具現する遺産として、今村天主堂をこのまま瓦解させてはいけません。百年前と同じく、今度はドイツ人ではなく、日本人の浄財での復活を節に願っています。 帚木蓬生」
(帚木蓬生先生からいただいコメント全文がこちら)
https://camp-fire.jp/projects/107792/activities#menu

事業スケジュール

令和元年:一般社団法人設立
令和3年:耐震化工事の実施設計
令和4年:耐震化工事着工
※上記は全て予定です。

【寄付に関する注意事項】
目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
お礼品をお受け取りいただける金額以上の寄付であり、且つ、お受け取り辞退のご希望がない場合は、目標金額到達の如何を問わずお礼品をお受け取りいただけます。
サイト上で表示される寄付金額の数値は、入金が確認できた寄付金の合計となりますため、即時反映されるものではないことをご了承ください。
受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

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