▽ご挨拶

初めまして。

私は役者と、舞台の脚本/演出/主宰をしております、葉山なつみと申します。

この度、写真家の野中うみさんとの共同プロデュースで、舞台「ラブレター〜さよならきみどりちゃん〜」という作品の再演を行わせて頂く事となりました。2018年3月に初演を行い、有難いことに皆様から再演を望むお声掛けを沢山頂き、この大切な作品を、さらに前に進んだ状態で、もっともっと沢山の方の心深くにお届けしたいという強い想いから再演を決意しました。

今回は初めての試みとなる、東京&大阪公演の凱旋公演となります。

この再演を成功させるために、より質の高いものをお届けする為に、皆様のお力が必要です。

必ず、皆様にお届けできる作品に仕上げます。

どうか、舞台『ラブレター〜さよならきみどりちゃん〜』再演プロジェクトに応援の程、よろしくお願い致します。

▽公演詳細情報

野中うみ×葉山なつみ プロデュース公演

舞台『ラブレター〜さよならきみどりちゃん〜』


写真・詩・原案 / 野中うみ

脚本・演出 / 葉山なつみ

原作 / 写真詩集「さよならきみどりちゃん」

(写真・野中うみ/ 詩・ともちゃん9さい/モデル・あまの)


《あらすじ》

香山未来は強迫性障害を持ち、悩みながらも毎日を過ごしていた。

そんな時、未来はある写真集を見つける。

その写真集との出逢いが、未来の人生を少しずつ変えていく。

カメラマン野中うみの詩集を元に、脚本葉山なつみによって作られた

「どうにかやってこれた君だけに」送る、普遍的な世界を紡ぐ物語。


《キャスト》

【Aチーム】

吉志柚香 

藤主税(演劇ユニット愚者愚者) 

元女咲紀(演劇ユニット愚者愚者) 

相澤景太 

藤山ももこ

伊藤凛香 

豊里曖佳


【Bチーム】

國嶌りょう 

粟大和 

陽照アンジュ

玉川龍星

渡部令楓( 劇団空白ゲノム )

田口智晶

石川小梅


【シングルキャスト】

村木華子

大川内延公 (ラビット番長 / 演劇制作体V-NET)

川島祐樹 

増田宏祐

葉山なつみ(水透花)


※伊藤凛香と田口智晶は東京公演、豊里曖佳と石川小梅は大阪公演のみの出演です


《主題歌演奏》(全日出演)

天野花


《公演日時》

【東京公演】2020 年 3 月 12 日(木)〜3 月 17 日(火)

3月12日(木) 【A】19:30

3月13日(金) 【A】14:00【B】19:30

3月14日(土) 【B】12:30【A】16:30【B】19:30

3月15日(日) 【A】14:00【B】19:30

3月16日(月) 【B】14:00【A】19:30

3月17日(火) 【A】12:30【B】16:30

全 12 公演(W キャスト)


【大阪公演】2020 年 3 月 27 日(金)〜3 月 31 日(火)

3月27日(金) 【A】19:30

3月28日(土) 【B】12:30【A】16:30【B】19:30

3月29日(日) 【A】14:00【B】19:30

3月30日(月) 【B】14:00【A】19:30

3月31日(火) 【A】12:30【B】16:30

全 10 公演(W キャスト)


《会場》

【東京公演】シアター風姿花伝

〒161-0032 東京都新宿区中落合2−1−10 Tel 03-3954-3355 (劇場事務所)

【大阪公演】日本橋 Pollux Theater

〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-14-3


《スタッフ》

写真・詩・原案・プロデュース / 野中うみ

企画・製作・脚本・演出・プロデュース / 葉山なつみ

舞台監督 / 福元大介 領家岳丸

舞台美術 / 寺田真理

照明 / 小木曽千倉

音響 / 早川和男(サウンド工房 輪と和)

音響オぺ(東京公演のみ) / 金子賢太朗(演人の夜)

楽曲提供 / 天野花

宣伝美術 / おおしまはるか

演出助手・映像オペ / 小川富行

制作 / 秋山ひらめ

当日運営 / 葉山眞弓


《ご協力》

演劇制作体V-NET / 演劇ユニット愚者愚者 / 演人の夜 / 株式会社I.R.E / 株式会社OFFICE MINAMIKAZE / 株式会社ミシェルエンターテイメント  / 劇団空白ゲノム / サウンド工房 輪と和 / 舞台プロデュースユニット水透花 / ミロディアエンターテイメント / ラビット番長 / 岩瀬朋未  /  オザワミツグ / 小山利英 (敬称略)


《お問い合わせ先》

舞台ラブレター 制作事務局 2020.loveletter@gmail.com


《ご予約はこちらから》

https://www.quartet-online.net/ticket/loveletter2020


▽プロジェクトを決意した理由

私は高校1年生の秋に、強迫性障害という診断を受けました。

病気を持っていると分かったのはその時ですが、きっとそれよりもっと前から、この病気と闘っていたんだと思います。私は9歳の時に、ミュージカルの作品で初舞台を踏み、そこから約9年間、大好きなお芝居で舞台に立たせて頂いていました。だけど、病気は私のいうことを聞いてくれず、お芝居を諦め、社会人として会社に就職しました。本当に色んなことがありました。普段、人からは全く普通に見える私は、一見病気などには見えないと思います。葉山なつみを辞めたい。消えてなくなればいい。どうせならもっと分かりやすい病気で生まれたかった。と、何度も思いました。2016年の冬、本気で死のうと思いました。お給料で貯めていた貯金で自転車を買い、その足で力いっぱい漕ぎました。遠くまで、遠くまで。誰にも迷惑のかからない所で死のう。そう思っていましたが、気付くと、私は記憶乖離になってしまっていました。自分が誰だか分からなくて、なんでここにいるのか分からなくて、それでも見知らぬ人達がいっぱい助けて下さいました。警察に行って事情を話すと、同じ服装の女の子の、捜索願いが出ていました。私は知らないうちに、大阪から三重まで来ていたのです。電話でお母さんとお父さんの声を聞いた時、全てがつながりました。今までのこと、どうして私がここに居るのか、出来るだけ沢山、溢れてくるままに持っていたノートに書き出しました。私は、愛されていた、一人の人間でした。その後はしばらく隔離病棟に入院しました。その間にいろんなことを考えて、一度きりの人生に、もう一度表現をすることに決めました。同年2017年の夏、表現のお仕事で身を立てる為、私は上京しました。


そしてその夏、写真家 野中うみさんの個展『ラブレター』に足を運びました。

写真を見て、私は今まで感じたことのない感情を感じていました。

「なんか、私でも良いのかもしれないなあ」「明日も、もう少し生きられるかも知れないなあ」「生きてみよう」心が、心臓がぎゅーっとなって、そっと、あったかく包まれていくのを感じました。私は個展を2周回った後、気づくと、その日に初めてお会いした野中さんに、泣きながら想いを伝えていました。「この感覚を舞台にしたいです!」野中さんに初めて会った私は、名前を名乗るよりも先に、こうお伝えしたと思います。野中さんは、その場で快く承諾して下さり、ここから舞台「ラブレター」の全てが始まりました。


昨年2018年の3月、あの時に出逢った感覚と強い強い想いだけで動いたこの舞台は、私と熱意の共鳴をして下さった皆さんのお陰で、無事に終演することが出来ました。3日間の全5公演、全公演満員で、約320名の動員数でした。有難いことに、舞台の日、そして初演から二年程経つ今でも、お客様から「再演をしてほしい」と、沢山のお声を頂いています。私がどうしても伝えたかったあの感覚を、口にしてくださるお客様もいました。だからこそ、この本当に伝えたい作品を、格段にレベルアップした作品として、もう一度再演したいと強く願い、今回のプロジェクトに至りました。

葉山なつみ

初めまして

写真家の野中うみと申します。


僕たちは伝えたい人がいます。僕たちは伝えたい思いがあります。


それは、もう会えなくなってしまったあの子に、

それはいつも支えてくれる友達に

思うように生きれない自分自身に、

小さな凹凸につまづいて、すべてダメになってしまったあなたに、

まだ出会えていないあなたに。


僕たちは伝えるために生きてるのだと思います。


それは日常の行動ひとつとってもそう、

たとえば服を着ることだって何かを買うことだって人に会いにいくことだって。

それが写真であったり、モデルであったり、詩や歌、演技であったりもするのだと。


僕はこれこそが「ラブレター」だと気付きました。


そうして2017年夏におこなった個展「ラブレター」

撮り溜めた写真と綴った詩を展示し、

同時期に作った写真詩集「さよならきみどりちゃん」(写真・野中うみ/ 詩・ともちゃん9さい/モデル・あまの)の公開もしておりました。


そこで出会ったのが、葉山なつみさんでした。

彼女は目に涙を溜めながらこう話してくれました。

「この気持ちを、舞台にしたいです。」


2018年3月9日

舞台「ラブレター」は幕を開けました。


強迫性障害という彼女が抱えたものは、とても細い針のようだと思いました。

目に見えないぶん、掴みかたが自分でも分からなくて、意思とは反して人を傷つけてしまう。

これを舞台として表現することはとても繊細な作業でした。


映像とともに詩を朗読して頂いたともちゃん9さい

ギター、ピアノ、サックスの生演奏で会場を包んで頂いた天野花、ゆりあ、朝岡りょうや

個展で使用していた詩を「かさぶた」という楽曲にして演奏して頂くなど

劇中では様々な表現を用いました。


全力で取り組んだこの舞台、終わった時に達成感はあったものの、やはり悔しい気持ちもありました。

もっとこうすれば伝わったのではないか?こうすれば沢山の人に見てもらえるのではないか?

そういった話し合いをしているうちに

もう一度したい、という気持ちが皆の中で芽生えてきました。


2年の歳月をかけ、葉山なつみは再演に向けて様々な準備を行なってくれました。

舞台会場を探しに大阪まで足を運び、舞台美術、照明、音響などサポートしてくださる方にお声掛けをし、

ついに今年の春に再演が決定しました。


2020年3月 舞台「ラブレター」


どうか、楽しみにしていて下さい。

そして、興味を持って頂いた方はどうか、応援して下さい。それはどんな形であっても。

ツイートをすることでも、友達に話すことでも、クラウドファンディングを購入することでも

どんな行動であっても、それが応援を伝えるという事だと思います。

それがあなたにとってのラブレターです。


野中うみ


▽資金の使い道

皆様からご支援頂きました資金は、

・リターンの製作費、郵送費

・舞台美術、照明、音響の費用

・キャスト、スタッフの凱旋公演の交通費、宿泊費

・舞台運営費

・物販製作費 等

に大切に使わせて頂きます。

※資金が予想を超えて集まった場合は、公演DVDを作れたら素敵だなあと思っております!


▽リターンについて

郵送物に関しましては、2020年4月中に発送させて頂きます。

・全て税込みの価格です。

・2つ以上のリターンの購入も可能です。同時決済はできませんので、お手数ですが個別のコースをそれぞれお申し込み下さい。

・お申し込み後のコース変更はできません。また、ご支援後、事情によりリターンを受け取れない、イベントに参加できないなどの場合も、返品は受け付けられません。ご了承の上、ご支援の程お願い致します。


▽最後に

 “どうにかやってこれた君だけに送る”この物語は私の実話を元に描いた作品です。

野中うみさんの個展「ラブレター」で出逢ったあの感覚を、初演の時よりも更にお客様にお届け出来る作品にする為に、心を削いで、削いで、新しい舞台「ラブレター」を本気で作ります。

資金を集める期間は40日間です。

どうか、応援の程、よろしくお願い致します。

葉山なつみ


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届け致します。

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