上田市と練馬区の食と農の魅力をより多くの人に知ってもらいたい!
私たち中高生で2つの地域の魅力があふれるお菓子の開発に挑戦しています。
はじめに・ご挨拶
はじめまして!
東京学芸大学附属国際中等教育学校ソーシャルアクションチームのjimotoプロジェクトです!ソーシャルアクチョンチームは、社会問題解決への道を自ら切り開きたい中高生(現在32名)が集う部活動です。
その中でjimotoプロジェクトは「中高生が地域・日本の課題解決の原動力となる」をビジョンに活動しています。そのビジョンを達成するために私たちが一番重視していることは日本中の人々が地域問題を「ジブンゴト」として捉えることだと思っています。「地域問題なんて自分には関係ない」という思想そのものを根本的に変え、地域問題を「タニンゴト」から「ジブンゴト」として受け入れるために以下のプロセスを大事にしています。
jimotoプロジェクトとは??
jimoto プロジェクトという名前ですが、なぜ「地元」ではなく、「jimoto」なのだろうと不思議に思った方も多いでしょう。英語の方がカッコいいから!ではなく、ちゃんとした意味が込められています。
私たちはスタディーツアーとして宮城県女川町を始め、長野県上田市や山梨県小菅村など、応援したい地域に年に1度(2018年は2度)、足を運んでいます。それも、ただ1度行って終わるのではなく、継続的に通い、スタディーツアー後も地域で出会った方々と一緒にイベントを企画したり、商品開発をしたりと、まちづくりに貢献できるよう頑張っています。
スタディーツアーを通して知り合った人からは「いつでもおいで。」と言っていただき、その後再び訪れると暖かく出迎えてくれる方が大勢いて、気づくと女川町や上田市の方が練馬(私たちの学校のある地元)よりも地元だと感じる私たちがいました。
課題先進国と言われる日本。
みんながもっと「地域」に目を向けるようになったら、現状を変えられるのではないか?
「あの人に会いたい」「あの風景が好き」「なんか好きな場所だな」
それならだれでも、どこでも、いくつでも持てるはず。それを”jimoto”と呼ぼう!
jimoto プロジェクトが誕生した瞬間でした。
このように誕生したjimotoプロジェクトですが、今はスタディーツアーで過去3年間訪れている長野県上田市と、私たちの学校のある東京都練馬区をつなぎ、食と農の魅力や数々の課題をより多くの人に知ってもらえるように、上田と練馬の食材を使ったコラボ商品の開発に取り組んでいます。
コラボ商品開発をやろうと思ったきっかけ
このプロジェクトは3年前、2017年の上田スタディーツアーでの「NPO法人食と農のまちづくりネットワーク」さん(以後、食まちさん)との出会いをきっかけに始動しました。
食まちさんは長野県上田市に拠点を構えるNPO法人で、「地域で支える農業」をテーマに活動しています。地域の食材を使った商品開発や、地域の農家さんと消費者の方を繋げるファーマーズマーケットを開催している団体です。
上田スタディーツアーで私たちは食まちさんが経営している「松尾町フードサロン」で昼食をいただくと同時にNPOの活動についてお話を伺いにいました。
そこで私たちは「大根ブラウニー」に出会います。
大根ブラウニーには上田の地元の食材である山口大根と、上田の地粉が使用されていて、ユニークな商品ながらもとても美味しく、上田の食材の魅力が詰まったお菓子となっていました。
地産地消を元に食を通して人と地域が繋がる食まちさんの活動に共感し、私たちも自分たちのjimotoで同じような商品をつくってみたいと思いました。
そこで、私たちは「練馬の大根でも同じようにお菓子が作れませんか?」と食まちさんに相談したところ、「ぜひ一緒に!」と言っていただき、このプロジェクトが動き始めました。
私たちは商品開発を通してjimotoの食文化の魅力を伝えると共に、多くの人に上田と練馬という地域とつながってもらいたい思っています。そして何よりも、中高生ができる地域貢献のひとつの方法として”商品開発”というものを確立させたい思っています。
jimotoの魅力を伝える商品開発
実は今回の商品開発は2回目で、1回目のコラボ商品開発では、練馬の大根と上田の地粉を使用した「大根のパウンドケーキ」と、練馬の紫小松菜と上田の信州味噌を使用した「紫小松菜の味噌クッキー」を約半年かけて開発し、2019年5月に開催された地域のお祭りで販売しました。
第1弾では大根パウンドケーキは完売、紫小松菜味噌クッキーもほぼ完売という成果で終わりました。何よりも、練馬の農家さんやお菓子屋さんと繋がることができ、私たち自身も練馬の農の魅力や練馬の人々の暖かさを肌で感じることができた企画でした。
そして、「次は学園祭でコラボ商品開発を販売したい!」というメンバーの想いから今回コラボ商品開発第2弾を始めることにしました!
私たちの商品
●練馬産ブルーベリー×上田産ルバーブのスコーン
練馬区内には30ヶ所以上もブルーベリー狩りの農園があり、大粒のブルーベリーが有名です。
今回練馬産のブルーベリーとコラボさせるのは上田産のルバーブです。
名前は聞いたことがあるけど、いまいちどんな食材かはわからないルバーブ。
ルバーブとはセロリのような形をしている赤い食材で、強い酸味が特徴の野菜です。
日本では一般的にジャムにして食べられことが多く、私たちも今回の商品開発では甘酸っぱいジャムにしてスコーンの生地に練り込む予定です。
●練馬産ピーマン×上田産パプリカのパウンドケーキ
第1弾のコラボ商品の1つで大根のパウンドケーキを作り、今回第2弾ではピーマンのパウンドケーキに挑戦します。
苦味のあるピーマンを甘いパウンドケーキに入れると、苦味と甘さがぶつかってしまい、美味しくなくなってしまうのではないかと最初は心配でした。
しかし、試作で部員がつくってみたところ、意外なことにパウンドケーキに入れたピーマンは苦味は消え、風味だけが残り、ハチミツが効いた生地にとてもあったものとなっていました。
普段ピーマンが苦手で食べれない子供でもパクパク食べられるお菓子となっています。
プロジェクトで実現したいこと
①「中高生でも地域の魅力を発信する商品開発ができる」ということを伝えたい!
商品開発は難しくて、中高生にはできないという概念を今回のコラボ商品でくつがえしたいと思っています!中高生でも地域の魅力を発信する商品をつくることができ、販売まですることができるということを全国の中高生に知ってもらいたいのです。
私たちの活動を見て、「自分たちのjimotoでも同じようなことができるかも?」
と思ってくれる中高生が増え、全国各地で地域の魅力を発信する商品をつくれたら、まさに
中高生が地域・日本の課題解決の原動力になれると思っています。
②私たちのjimotoの魅力を発信したい!
練馬区は東京23区内で最大の農地面積を誇っています。
都市でありながら、農業と触れ合う機会が多く、農家さんと消費者の距離がとても近いのが特徴です。そんな練馬区産の食材は無農薬やオーガニックのものが多く、お客さんのニーズに応える安全で新鮮な野菜がたくさんあります。
このように、練馬区の農家さんの話を聞くと都市農業を引っ張っている練馬区の姿が見えてきたのです。
「もしかしたら、練馬区に住んでいながらも練馬のスゴさを知らない人がたくさんいるのでは…?」
「このままじゃもったいない!!」
また、私たちは3回の上田スタディーツアーを通して、食まちさんを始め、たくさんの人に出会いました。
私たちソーシャルアクションチームにとって第二の故郷のような上田。
「どうにかしてこの上田の魅力を発信したい!」
「いろんな人に上田に興味を持ってもらいたい!」
と、長年思っていました。
実際に農家さんにお話を聞いて発見した練馬の魅力。
3回のスタディーツアーでjimoto化した上田の魅力。
この2つのjimotoの魅力を私たちは食まちさんの大根ブラウニーのように地産地消を通して多くの人に伝えたいのです。
③商品開発だけじゃない!
今回のコラボ商品開発は第2弾ということですが、第1弾の販売から学んだこともたくさんありました。
学んだことの1つはコラボ商品の販売のみでは
「おいしいねぇ」
だけで終わってしまうということです。
なぜこのプロジェクトをやっているのか、私たちが思う練馬と上田の良さは何なのか、出来るだけ販売時にお客様にお伝えしようとしましたが、口頭のみでは全て伝えきることができませんでした。
という訳で、第2弾ではその反省を活かし、このプロジェクトについての“ZINE”を作ることにしました。
ZINEとはMAGA”ZINE”の“ZINE”語源であり、個人で作成した小冊子のことを指します。ZINEの良さは作成の手軽さとコンパクトさです。小さな冊子の中に自分が伝えたいことや好きなことがギュッと詰まっています。
私たちは8ページほどのZINEの中に、商品開発の過程、商品の紹介、上田と練馬の食と農の魅力を掲載しようと思っています。
作ったZINEは商品の販売時に配布する予定で、コラボ商品開発を食べて食材の美味しさを知り、
ZINEを読んでより深く私たちのプロジェクトについて・上田と練馬について知ってもらいたいと思っています。
リターンのご紹介
¥1,000
●サンクスメール
●ZINE
¥3,000
●サンクスメール
●ZINE
●レシピ
¥5,000
●サンクスメール
●ZINE
●レシピ
●手書きのサンクスカード
※ZINE、開発した商品のレシピおよび手書きのサンクスカードは郵送でお届けします。
資金の使い道
・ZINEの制作・印刷費
・商品開発費(試作等に関わる費用も含む)
・材料調達費
・商品の輸送費・通信費
・宣伝費
などに使わせていただきます。
スケジュール
6月
☑︎練馬の食材決め・商品の案だし
商品を販売する9月頃が旬の食材の中から使えそうな食材を選び、部員で商品を考えました。
7月
☑︎試作作り
自分たちで考えた商品を実際に学校の調理室を借り作ってみました。その試作を元に食まちさんに送るレシピを考えました。
8月
☑︎ZINEづくり開始
1人1ページを担当し、ZINEづくりを始めました。
□食材の手配
9月
□学園祭にて販売!
今後も....
第1弾、第2弾と続いているコラボ商品開発ですが、販売場所の拡大(地域のマルシェなどへの参加)や、広報の拡大、オンラインショップの開設⁈、など将来的に挑戦してみたいことはもりだくさんです。
新たなことに挑戦するためにもこのプロジェクトは第2弾では止まらず、第3弾へと繋げていきたいと思っています。
最後に
どうすれば上田と練馬の食材の良さが最大限に活かせる商品になるか、半年間試行錯誤しながら商品開発に取り組んできました。
上田と練馬の魅力を伝えたいのはもちろん、このプロジェクト自体を全国の中高生に知ってもらい、中高生が行う地域創生の可能性を広げていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞご支援の程よろしくお願い致します!
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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