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   ご挨拶

 はじめまして。スタジオレコード 代表の宮部友宏と申します。
 私たちは2000年、JR岐阜駅の公設民営施設・アクティブGにて、工芸家の共同工房として施設のオープンとともにスタートしました。
 その後、施設の運営方針の変遷もあり、陶芸と木工のファクトリーを併設し、アートイベントの企画などを行う工房兼教室として10年以上活動してまいりました。
 そしてこの11月、名古屋市の中心部にある古民家長屋を改装し「橦木町(しゅもくちょう)アトリエ」をスタートさせる予定です。

 今回費用の一部と、このプロジェクトを応援して下さる方々を募りたいと、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

[この夏、薪窯を一緒にやった講師仲間と教室出身の陶芸家と]


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「橦木町アトリエ」で行いたい活動 
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1.古民家をいかした空間で、陶芸をゆったりと体験してもらえる場所を作る。

2.陶芸を含めた美術を広める活動としてワークショップなどを行う。

3.江戸時代、名古屋城の下御深井御庭で焼かれていた御深井焼(おふけやき)作品を作ってもらえるようにする。

4.日本の文化を楽しんで知ってもらう場所として外国人向け陶芸体験プログラムを行う。


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橦木町という場所とスタジオレコード について
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 今回アトリエを始める橦木町という場所はかつての中級武士の屋敷地で、現在は町並み保存地区として趣のある建物が多く残っているエリアです。
 隣の建物も、名古屋市が保存指定した蔵がある、黒い壁の大きなお屋敷です。その100mほど先には国の重要文化財で大正時代に建てられた「名古屋市市政資料館」があります。ここは映画やドラマのロケ地としてもよく使われているそうです。
 そして明治から昭和にかけ、日本の輸出陶磁器の最大の産地・集積地でもありました。陶芸にとてもゆかりの深い場所でもあります。

[ 隣の黒い塀のお屋敷 ]

[ 名古屋市市政資料館 / 旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎 ]


 一方、スタジオレコード は2009年、施設が運営していた教室事業が突然閉鎖されたのを機に、そこに通われていた生徒さんを引き継ぐ形で、教室運営を手がけることになりました。
 そして、せっかく運営をするなら、美術の面白さを伝えられる場所にしたいと、陶芸や現代美術のワークショップの企画も行うようになりました。

スタジオレコード  HP

[ 鯉江良二ワークショップ ]

 ワークショップの第一弾は日本の現代陶芸界を代表する鯉江良二 氏(愛知県立芸術大学 名誉教授)でした。 翌年には、『日本列島「現代アート」を旅する10の傑作』(小学館新書)にも選ばれ、国際的に活躍されている現代美術家・三島喜美代 氏、さらにその翌年からはアクティブGが主催するアートイベントを企画協力する形で、美術館やギャラリー、県の技術研究所などの協力を得ながら、運営の一部も担うようになりました。

[ 三島喜美代ワークショップ作品 / 陶紙にシルク転写で新聞を印刷し、1240℃で焼成しました]


[ GIFUアートWEEK2017 ]
GIFUアートWEEKの企画では全国的に活躍する現代美術の作家や陶芸家、また国公立の芸大美大の准教授、名誉教授でありながら、アーティストとしても目覚ましい活躍をされている方々、認知科学の分野に属しながらも美術分野にも通じる活動をされる大学准教授などを招き、10回近くのワークショップを開催して来ました。

[ 過去のワークショップの様子 ]


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 撞木町アトリエについて
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内外装

 約80年前の建物の雰囲気をしっかり残しつつ過ごしやすい空間作りをしていきます。
 取り壊した室内の土壁は藁などを取り除き、アトリエの壁面タイルとして再生させます。

[ 橦木町の土壁から不純物を取り除いて焼成したテストピース ]

 スタジオレコード では以前から内装用のタイルを製作しており、愛知県一宮市のカフェのカウンター・タイルや、那須塩原市にオープンした美術施設の壁面タイル1万8000枚など、釉薬や素地の実験から製作・焼成まで携わってきました

『家庭画報』2019.7月号 / 世界文化社に掲載

『カーサブルータス』2019.8月号 / マガジンハウス (誌面P75左上にタイルの写真が掲載)
[ 那須塩原用タイル、釉薬実験、初期のテストピース ]
[ 釉薬実験、終盤のテストピース ]
WEB版でも青いタイルのことが紹介されています。→家庭画報

壁は漆喰を使用。床は杉の無垢材を使い、入口にかける暖簾は近江刈安という古来から使用されてきた植物で染め、格子は墨を使って塗装。この木製格子は元々あったデザインを継承。日本の素材、デザインを大切にしながら、ここにしかない空間を作り上げていきたいと思っています。


改装工事
解体は夏に終わり、もうオープンに向け床は張り終え、漆喰も塗りはじめ、配線工事もほぼ終わり、照明を増やすためには天井の補強が必要ということで、裏を覗くと。
もう終わったと思っていた汚れ仕事がまた出てきました。
こういうことが、あっちもこっちも出てくるのが古民家改装なのかもしれません。
でもお陰で天井を抜くことになり、開放的になりました。

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設備について
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 4台もしくは5台の電動ろくろと複数の作業台。小さな裏庭部分に小屋を建て電気窯を設置します。できればテスト窯のようなサイズのものを合わせ2基設置したいと考えています。
 釉薬はオリジナルを含め、20〜30種類を置きたいと考えています(現在、岐阜の教室では40種類の釉薬を常備しています)。御深井釉も。

 粘土も10種類以上。オリジナルブレンドの粘土も用意します。
 タタラ作り用の型、手回しろくろ、下絵の具。こじんまりとした空間なので定員は7名と少なくし、落ち着いて制作していただけるようにしていきます。

[ 改装前の古民家長屋外観、内部、中庭 ]


目標金額100万円

・内外装の改装と窯や電動ろくろを含む設備費として400万円を想定しており
 その一部として使わせていただきたいと思っています。
・リターン用の制作費として。
・CAMPFIRE手数料として。[ 現在改装中 ]

[ 名古屋城は橦木町アトリエから徒歩10分ほど ]


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リターンについて
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 自分たちの思いを実現する為にクラウドファンディングで支援を募るには迷いや不安もありましたが、より良い空間でより良い体験を皆さんにして頂けるようにしたいと思い、こうしたプロジェクトを試みることにしました。
 体験または作品という形でリターンをご用意しました。
 街の古民家ではじまる小さな空間。美術のほんの一部ですが、それを体験できる場所へ変わることを、応援して頂ければと思っています。

[ろくろ体験講座でお選びいただける釉薬の一部(約半数はオリジナルの釉薬です)]

<リターン・チケット>

①ろくろ体験(作品1点)ー 2,640円(20%off)
[ろくろ体験は毎週日曜日、月曜日に開講。また月に数日他の曜日に開講する場合もあります]

②入会費用 + [ 定期講座 -月2回コース ] ×3ヶ月 ー 22,880円(20%off)

③入会費用 + [ 定期講座 -月4回コース ] ×3ヶ月 ー 33,440円(20%off)

④入会費用 + [ 定期講座 -月2回コース ] ×6ヶ月 ー 33,880円(30%off)

⑤入会費用 + [ 定期講座 -月4回コース ] ×6ヶ月 ー 52,360円(30%off)

[定期講座の開講日]
[釉薬使用方法のサンプル / タグに手順が書かれています]
[オリジナル粘土の色見本]


⑥橦木町アトリエ・ティーパーティー 11月19日(火)13:00 - 15:00


<リターン作品>

⑴ レコード・オリジナルカップ 2点 + ご指名の作家による手描きポストカード1枚 ー 2,000円

⑵ 作家5名による各作品(スタジオレコード 陶芸教室講師)


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 講師紹介
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講師は個々の活動も積極的に行っています。ヨーロッパやアメリカ、アジア各国で作品発表を続ける者から、全国のショップやギャラリーで人気のある作家まで在籍しております。

小澤順一

宮部友宏


高山愛


伊藤みほ


森川昌美


伊藤真理衣


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 実施スケジュール
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2019年9月 橦木町 古民家長屋 改装工事とタイル制作
2019年10月前半 タイル施工
2019年10月後半 窯小屋建築 
2019年10月26日(土) プレオープン

2019年11月1日(金) オープン  / リターンチケット 発送
2019年11月5日(月) リターン作品(限定数1点または2点の作品) 発送 
2019年11月20日頃 リターン作品(限定数5点以上の作品) 発送 

窯はオープン後に設置予定です。 


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 スタジオレコード ・橦木町アトリエの場所
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〒461-0014    愛知県名古屋市東区橦木町1−1(古民家長屋の南端)
地下鉄名城線「市役所駅」2番出口より徒歩8分
地下鉄桜通線「久屋大通駅」1A 出口より徒歩10分
名鉄瀬戸線「東大手駅」より徒歩5分

市バス「市政資料館南」より徒歩3分(「市政資料館南」までは名古屋駅より15分ほど
※メーグルも停まります(メーグルとは市内中心部の観光地と名古屋駅・栄地区を巡回する市バスです)

●駐車場サービスについて
橦木町アトリエの北側に提携駐車場(リードパーク橦木町 25台)をご用意いたします。
詳しくはHPをご覧下さい。



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 最後に
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 4年程前、名古屋市の支援事業として名古屋市中区の国際デザインセンター内に、期間限定のギャラリーショップを半年間出させてもっらたことがあります。その時から名古屋市内にスタジオレコード のもう一つの拠点を作りたいと思っていました。

 それは名古屋が窯業地の瀬戸や常滑、あるいは多治見や土岐などにも近く、また東海地方では一番大きな街であること。観光客が少ないと言われる名古屋ですが、それでもこの場所なら、全国から、また海外からなど、より多くの方に陶芸や美術を体験しに来てもらえるのでは、という思いでした。
 陶芸や美術は、音楽や文学などに比べるとまだまだマイナーな存在だと思います。しかし、美術という文化がこれからももっと大きくなって、人々が生活していく中で、この古民家という場所で、何かのお役に立てればと思っています。



<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2019/11/02 12:08

    皆さまの厚いご支援のお陰で昨日無事にオープンすることが出来ました。まだまだ作り込みが必要な箇所が沢山ありますが、ひとまずスタート出来たことにホッとしたのと、クラウドファンディングの募集が終わり、ご支援いただいた方々のお名前などが私どもに開示され、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。今まで...

  • 2019/10/30 12:32

    たくさんの皆さまからご支援いただきながら最終日まで来ました。クラウドファンディングをやってみて、こうやって直接お会いしたりお話しをしない形でも応援して頂くことがエネルギーになるんだ、と実感しています。正直、汚れ作業には慣れているつもりでしたが、想像以上の埃とゴミ、廃材で、後向きな気持ちになりそ...

  • 2019/10/28 21:05

    クラウドファンディングも明日と明後日だけになりました。応援して下さった皆様にはとても感謝しております。アトリエの方は予定より遅いですが、什器やろくろを運び込み始めました。シンクも排泥用のトラップも取り付け終了しました。(アトリエ内は土足です)古民家の土壁を再生したタイルは、もうオープンには間に...

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