みなさん、こんにちは。わたしたちは「三陸オイスターフェスティバル実行委員会」です。

三陸の牡蠣生産者、仙台市内を中心とした飲食業者、食品検査会社、食にかかわる各種サービス業などの有志が集まった任意団体です。

まさしく「地産地消」によって、牡蠣を中心に宮城・仙台の食シーンを盛り上げることで、三陸の水産業の復興につなげるイベントを手がけてきました。

今回、仙台市内の各飲食店が参加して行われる「三陸復興オイスターフェア」で、三陸牡蠣についての冊子『三陸牡蠣――Oyster City Sendai』をつくります。

飲食店などを通じて消費者の皆さんにこの冊子を手に取ってもらい、三陸の牡蠣について知って、そして、美味しく食べてもらうこと。それが、このプロジェクトで実現したいことです。

『三陸牡蠣—―Oyster City SENDAI』の表紙デザイン(案)


このプロジェクトでは、フェアに先立ち、牡蠣の普及のために飲食店向けセミナーをおこないます。

そこで、このセミナー参加店に三陸牡蠣について安全な扱い方を知っていただくと同時に、さらにおいしく食べていただけるセミナー参加店を、この冊子やSNS、WEBなどを通じて広く消費者に知らせるキャンペーンを行います。

参加の各飲食店様の十分な理解のもと、三陸牡蠣料理の提供と相まって、生産者・飲食業者・消費者のあいだのつながりがいっそう深めることで、「オイスターシティ仙台」を目指しています。

牡蠣の産地であった三陸。2011年3月11日の東日本大震災の大津波で大変な被害にあいました。
そこから8年。牡蠣の生産は少しずつ回復してきました。

とはいうものの……ノロウイルスの風評被害などもあり、生食に向く、美味しい三陸の牡蠣なのになかなか震災以前のところまで消費が回復しません。復興は道なかば。

牡蠣は健康にも役立つすぐれた食材で、ワインをはじめとして各種のお酒にもとても合います。海外各地でもオイスターバーで提供されて人気を集めています。

ところが……せっかく産地が近いのに、牡蠣を提供するお店が仙台では広がらないことが悩みなのです。

東北最大の都市、仙台市はたくさんの人が訪れるところで、三陸海岸が近くにあります。ここでぜひ「牛タン」や「ずんだ」「笹かま」だけでなく、多くの方に三陸の安全で新鮮な牡蠣、さらに美味しいあらゆる牡蠣料理を食べてもらいたい。

そこで志ある飲食店が生産者とつながり、セミナーを開き三陸牡蠣とその安全な扱い方について学びながら、消費者の皆さんに美味しい牡蠣を提供したい。

そして、わたしたちはぜひとも、この仙台を西の広島に並ぶ、東の「オイスターシティ」にしたいのです。

私たち実行委員会は2017年3月・2018年3月~4月と、「三陸オイスターフェスティバル in 仙台」を開催してきました。仙台市の中心にある勾当台公園広場で牡蠣生産者や飲食店などのブース出店をするほか、朝市や牡蠣むき選手権、郷土芸能のお披露目もあり、約5万人を集めました。

このフェスティバルと並行して、2017年には「オイスターバル」、2018年には「オイスターフェア」として、安全な牡蠣の扱いについてのセミナーに参加した飲食店に認定証を出し、各店とその料理を紹介するキャンペーンを行いました。

飲食店向けのセミナーの様子 牡蠣の生産や安全な提供の仕方について真剣に耳を傾ける各店舗の参加者

今年2019年はフェスティバルは一度お休みとなります。

けれども地道に「オイスターフェア」の取り組みをつづけ、三陸牡蠣の普及につなげたい。
今回は飲食店だけに安全な牡蠣の知識をつけてもらおうというだけではなく、一般向けに冊子をつくり、牡蠣の安全性と魅力をもっと広く知ってもらおうというねらいなのです。

みなさまからの資金は「三陸復興オイスターフェア2019」で、飲食店からお客様にお配りする冊子『三陸牡蠣――Oyster City Sendai』の発行のため主に使われます。

1冊で三陸牡蠣のあれこれがわかる、こんななかみになっています。

(1)三陸の牡蠣がどんなふうに美味しく育てられているのか。
その歴史や未来についても紹介しながら、食材としての牡蠣の魅力についてお伝えします。

とくに「海のミルク」とよばれる牡蠣の栄養はバツグン!
心や体にさまざまなよいはたらきをもっていることを紹介します。

(2)しばしばノロウイルス感染の原因だといわれてしまう牡蠣。しかし本当はヒトからうつされてしまうことがほとんどで、牡蠣ではノロウイルスの予防のための検査がしっかり行われているんですよ。

生産者や飲食店の努力によって安全・安心な生牡蠣が食べられること、また加熱用牡蠣の安全な扱い方の知識についてもご紹介します。

(3)仙台市内でおいしく牡蠣を食べることのできるお店を紹介。
またお店ごとのオススメ牡蠣メニューや牡蠣料理のレシピものせちゃいます。

(冊子では複数の店舗をとりあげますが、ちょっとだけ先にご紹介。仙台市青葉区国分町のオイスターバー『オストラデオーレ』さんのメニューから)

牡蠣の鉄鍋焼き(オストラ・デ・オーレ)牡蠣のチリソース(オストラ・デ・オーレ)

三陸の牡蠣をもっと食べてもらおうというのですから、もちろん牡蠣!

えっ?

「『牡蠣は"R"のつく月に』『"R"のつかない月には牡蠣を食べるな』っていうよね。こんな時期でも大丈夫なの?」とお思いの方。

これはあくまでヨーロッパでのいわれ。
実は宮城・三陸の牡蠣は4月から6月にかけてが実入りが一番よいのです。つまり「隠れた旬の味」がリターンになるわけですね。レンジでチンする簡単な蒸し牡蠣から、カンカン焼き(蒸し焼き)、たっぷり太った3年熟成の生牡蠣と楽しみ方もいろいろ。生ムール貝のセットになったものや、三陸ワカメ・とろろ昆布がセットになったものもありますよ!

牡蠣をはじめとした海産物はクール便で送られます。
また、もれなく『三陸牡蠣――Oyster City Sendai』の冊子をお付けいたします。

三陸復興オイスターフェア2019
開催日時:2019年4月26日(金)~5月31日(金)
開催場所:宮城県内の飲食店 (30~60店舗の参加を予定)

★参加店スタッフ向けセミナー 「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー2019」
日時:4月16日(火)13:30~15:30 
参加者:オイスターフェア参加店舗

ぜひとも、この冊子を多くの人に手に取っていただき、安全性やおいしさだけでなく、実は歴史もあり、世界にひろがる三陸の牡蠣について多くの情報を知っていただきたいと思っています。

そして、たっぷりと身の入った三陸産牡蠣を、さまざまな飲食店やご家庭で、生のままでも料理でも楽しんでいただきたいのです。

2020年春の再びオイスターフェスティバルの開催に向け、この冊子を広く配布し、「三陸復興オイスターフェア」を盛り上げたい!

みなさまのご支援、どうぞよろしくお願いします!


※なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※ここに掲載された画像はすべて権利者の許諾を得たものです。

このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。

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