2016/09/29 19:55
目標額達成いたしました!

皆様の多くのご支援を賜り、先ほど目標額の150万円に到達を致しました。

お一人お一人のお気持ちに心より感謝を申し上げます。

このお気持ちを大切に、本文に記載しました

東京屋久島の往復交通費、宿泊費、打ち合わせ費、地元関係者会合参加費などに

活用させて頂き、数千万円規模の撮影をするための、

本格的な準備活動へとつなげて参りたいと思います。

今回、改めて気づいたこと

このクラウドファンディングで、これだけ多くの方々が、

応援をしてくださり、温かいお気持ちを授けてくださったことが、

何よりの財産でした。

 

本作のメッセージに共感くださる方、OriHimeの可能性を信じている方、

開発者の吉藤オリィさんを応援している方、

前作「ノー・ヴォイス」から繋がる想いを応援しれくれている方、

本当に様々な想いの方々が、本作を楽しみにしてくださっていることが

一番大きな宝物となりました。

本作になぜOriHimeを登場させたいか

ロボットが生み出す心のあり方を描きたかったからです。

それはロボットが感情を持つこととは意味が違います

人間の心は、潜在的に強いものと思っております。

ですが、様々な出来事や突発的な遭遇により、人の心はふと、弱ってしまうものです。

その時に、ロボットが弱った心の人のそばで、

人間を支えてくれる役割であって欲しいと強く願う気持ちがあります。

 

震災以降、被災地に度々訪れて感じたことは、

震災に遭われた方の一番の問題は、心の拠り所だったと思っております。

家族と離散し、大切な家にも帰れず、仮設住宅の中で孤独を抱えながら生活をしている。

 

愛犬や愛猫とも離ればなれの高齢者の方の顔を沢山拝見した時に、

食料や物資も勿論必要ですが、心の悲しさを解消できないと

生きる希望が無くなってしまうことを目の当たりにしました。

 

ロボットが登場する映画やアニメは沢山あると思います。

自分がそれでも、ロボットを登場させる映画を作りたいと思ったのは、

物理的な力で解決するでも、仮想空間でバーチャルを体感するでもなく、

心としっかりと向き合えるロボットを映画を自分で観て見たいという

強い想いから生じております。

 



これだけテクノロジーが進化していくと、

人間が本来持っている強さがかき消されてしまうのでは、という危惧もあるのです。

 

だからこそ、ロボットが活躍するこの時代に、

人間が持つ潜在的な強さをロボットが支えながら、生活を共にしていく

そこには、自然や動物、見えないもの様々な存在への畏敬が不可欠だと感じております。

 

この映画は、この現代を生きている人だけでなく、

これからの社会を生きる子どもたちに向けて、

「生きることの素晴らしさ」を伝えていきたいと強く思っております。