2023/03/24 03:28
いよいよ、今日(3/24)が「りとりと」のクラウドファンディングの最終日となりました。


最終日は20時から、妻であり、エフライフのパートナーでもある 佐久間香織 とライブ配信します。

もうすぐ年度が変わるというタイミングでもありますが、この1年間、夫婦ともにたくさん働きました。

この1年というか、2020年度から約3年間、二人とも全力疾走で走って少しばかり息切れしてきており、今のワークスタイルを続けると、夫婦どちらかの体調が崩れるだろうなという予感も感じています。

夫婦で「来年度はもう少し休みたいね」と言いながら、毎年実現できていないので、どこを変えると良いか、この年度末にしっかり振り返りをしたいと思っています。


「りとりと」が提唱するファスティング(断食)は、物理的に食べ物の摂取を減らして内臓を休ませる行為ですが、私にとっての「りとりと」サービスにはそれ以上の意味があります。


「余計なものをとらない、余計なことをしない」ということです。「自分にとって本当に必要なもの、たいせつなものに集中する」とも言えます。


たいせつなものに集中したいと思っているのに、なぜ私たちはそれができないのでしょうか?


「不安に駆り立てられてしまうから」という理由があるかもしれません。


「稼がなきゃいけない不安」「人の役に立たないといけない不安」「成長しなきゃいけない不安」「『イイね』もらわなきゃ不安」など、いろいろなありますが、不安をエネルギー源として行動すると、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと、「やらなきゃ」が増えがちです。


我々も、数々の不安から逃れようと、なるべくたくさんの仕事を請けたり、頼まれごとに応えようとしたり、売上や信頼を増やそうとがんばっちゃっているわけですが、前述の通り、心と身体の調子がこのままだと崩れるなと予感しています。


そこで、パターンを変えようというわけで、いろいろと試行錯誤していますが、次年度の経営方針・ライフスタイルとして以下のような優先順位を仮説として考えています。やりながら変わるかもしれませんが。


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■2023年度の方針案

エフライフのスローガンでもある「たいせつなものをたいせつにして生きていく」を実現するため、以下の優先順位で行動する。


(1)自分たちにとって本当にたいせつなもの、たいせつな人、たいせつにしたい時間は何かをしっかり時間をとってイメージを深め、共有する。(「理想の暮らし」のようなものではなく「これだけ守れたらOK」的なボトムラインをイメージできるもの)

毎月、たいせつにしたいと思ったものをたいせつにできているか、振り返りをする。


(2)自分たちの「たいせつにしたい」生活と、会社が持続可能となるために必要な、最低限の売上・利益をシミュレーションし、毎月、会計ソフト上でしっかり見える化し、振り返りをする。

「稼げるだけ稼ごう」じゃなくて、「いったん夫婦で●万円あれば、幸せを感じながら暮らせるね」というボトムをしっかり定める。


(3)個々人にとって必要な「休息の時間」、「食事の時間」、「運動の時間」、「学びの時間」、「家族・友人など人間関係のための時間」「その他、自分にとってたいせつな時間」をシミュレーションし、仕事の予定を入れる前に、スケジュール上でその時間を確保する。月一回、結果がどうだったかの振り返りも行う。


(4)自分たちの得意を活かして貢献できる領域&共感できる領域で、(2)で計算した最低限必要な利益を稼ぐ。そのために使う時間の目標も定めて、月一回、結果がどうだったかの振り返りも行う。


(5)残りの時間は、「売上・利益にはすぐに繋がらないし、理解されないかもしれないけど、自分たちが心からワクワクすること、意味を感じること、自分たちらしいこと」をする。それは、数ヶ月では成果に繋がらなくとも、数年・数十年の蓄積をした結果、誰も真似できない自分たちだけの資産になっているような取り組みである。

これについても、使う時間の目標も定めて、月一回、結果がどうだったかの振り返りも行う。


(6)以上の5つを(1)→(2)→(3)→(4)→(5)の優先順位で実行する。すぐにうまくいかったり、全部うまくいかなくてもOKで、振り返りをしながら、そのときにできる改善をしていく。

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なんとなくこんな感じ。


(5)の時間をしっかり確保できると、だんだん(5)の仕事で稼げるようになってきて、その利益を使って人を雇って、という風に良い循環が生まれることを想像しています。


どれくらい時間がかかるか分からない、すぐに成果に繋がらない、理解されないかもしれないけど、自分が信じることを続けられるかどうかが肝でしょうか。


「りとりと」サービスも、クラファン最終日の現時点では「あー、想像していたより、すぐに売上を伸ばすのはたいへんそうだなぁ」と感じていますが、自分が意味を感じる取り組みなので、コツコツとコンテンツを出していきたいし、思いっきり自分が面白いと思うやり方でクレイジーにやってみたいなとも思います。


上に書いた方針案は、私が今時点の整理として勝手に書いたことなので、まだ妻にも見せていません。

(ふだんからちょこちょこと相談したりしていますが)


今夜のライブ配信中に「どう思う?」と聞いてみてブラッシュアップもして、その上で、4月冒頭に夫婦合宿などして、具体的に(1)~(5)の中身を詰めていけると良いかなと。

その他のことも、いろいろとざっくばらんに奥さんと話したいと思うので、良かったらライブお聞きください(^^)


『りとりと』トークライブ|小笠原 隼人(プロデューサー/夫)×佐久間香織(デザイナー/妻)