2018/11/16 18:33

クラウドファインディングにて、支援していただいて始まった ニットのウエディングドレスを作るプロジェクト。初めて完全オーダーメイドでのドレスを先日納品させていただきました。


今回は、「結婚式を終えた後も、ずっと着たい。」と お客様のご希望があったので、ノースリーブドレスと、トップスのセパレートタイプのドレスを提案させていただきました。


そうすることにより、クラシックなノースリーブドレスは、年齢を重ねても美しく着れます。その場に合わせジャケットやボレロに合わせることにより、着こなしに応用がきくようにしました。

トップは手作業での表現をふんだんに使用することにより、結婚式での華やかと豪華さを持ち合わせながらも、結婚式の後にはお持ちのドレスや、それこそジーンズなどに合わせてもらっても格好よく決まるようなデザインに仕上げてました。


今回の納品までの流れは、お客様のご要望をお聞きする ⇒ デザインの提案 ⇒ トワル生地での仮縫い ⇒ 最終フィッティング ⇒ 納品    の流れで製作させていただきました。


※今回は、東京・神楽坂のセレクトショップ【インタレスト】の顧客様に向けて制作させていただきましたので、打ち合わせやフィッティングはすべて【インタレスト】ショップ内にて行っています。私たちは普段は静岡県にいますが、ご要望いただければ出張も致しますので、お気軽にお問合せください。



デザイン提案を終えた後、まずはトワル生地にて【仮縫い】を行います。

↑ トワル生地で仮縫い用のサンプルを制作し、サイズ感や、シルエットの確認をしている様子です。


↑ お客様と一緒に生地を選びました。ノースリーブドレスはウール系の生地で、キレイなフレアーが出る生地を使用しました。今回は、あえて真っ白にはせず、上品なエクリュ色を選んでいます。



↑ どのようにニットモチーフを付けるか、お客様にご提案している様子の写真です。

トップスはタイトなシルエットにすることにより、クラシックさとフォーマル感を演出しています。そのため伸縮する生地を使用し、式以外で着用しても、ストレスができるだけ無いように考慮しています。



【仮縫い】を終えたら、パターン(設計図)を微調整をし、各工場に指示をしながら実際の生地で洋服を作ります。 その実際の生地でつくったドレスで【最終フィティング】を行います。


■フィッティングでOKがでたら、仕上げは全て手作業です。


↑ 一点一点 手作業でニットモチーフを編み、縫い付けます。

ニットはフランスビーズや国内ビーズを混ぜ合わせて 色を合わせながら編みこんでいます。


↑ お客様からヘアアクセサリーのご要望もいただいたので、ニットとチュール生地とビーズで製作しました。


最後は、すべて手作業になるため、時間はとてもかかりましたが、手作業でないと表現できない。作ることができない素敵なドレスに仕上がったと思います。


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ちょうど 先日 お客様が結婚式を終え、大変嬉しいメールを頂きました。


【こんなに素敵なドレスが出来て、私はとても幸せです。本当にありがとうございました。】と。。。


 こちらこそ 大事な日の大事なドレスに私たちのドレスを選んでいただけて、本当にうれしく、幸せものです。。。


お客様から、ご着用の写真をいただけたら、また改めてドレスの出来上がり全体写真をご紹介できればと思っています。


年内は、まだ2体オーダーをいただいております。

そちらも完成しだいご紹介します。


引き続きよろしくお願い致します。


★パトロンの皆様には 今秋に東京で展示会を行う予定とご連絡しておりましたが

現在 オーダーメイドドレスの発注が立て込んでおり、来春まで延期させてください。

楽しみにしてくださっているところ 大変申し訳ございませんが 何卒よろしくお願い致します。


村松啓市