2018/03/14 07:36

IDFC実行委員メンバーの中田直志です。

先日ミャンマー(ビルマ)の学生を日本に連れてくるというプロジェクトを無事実施しました。大学1年生時にミャンマーに出会い、まさか自分がミャンマーの若者を日本に連れてこられるなんて思ってもいませんでした。

自分たちで費用を負担してでも成し遂げたかったプロジェクトでもあったので、クラウドファンディングでも足りないお金は、自己負担を覚悟で実施しました。

しかし、この活動(ミャンマーの学生に生涯忘れられない体験を日本でしてもらう)を来年度以降も継続でき、本当にこのような機会が必要な人に届けるものへとつなげるためには、このクラウドファンディングを成功させることが重要な点だと思っています。

 

<何故この活動を成し遂げたかったか>
このプロジェクトの1日目に、僕が大変お世話になっているココラットさんという方を招き、ミャンマーの若者に話をしていただきました。ココラットさんは、在日ビルマ難民の方で、難民キャンプの支援も行っている方です。

ビルマは、長年軍事政権下に置かれていました。民主主義が当たり前だと思っていた僕にとって、思いの実現が制約される社会は衝撃でした。生まれた国に帰ることができない心情や、難民キャンプで暮らし「I have no chance」と語る友人の気持ちは、僕は想像することができません。ビルマの若者が海外に行こうとするたび、山のようなビザ申請書類を書かないといけないことを知った時は、疑問に思いました。学生会議のテーマ決めのたびにいちいち政治的なリスクを考えないといけなかった時は、少し悔しさもありました。

これらのもどかしい気持ちから、
「ビルマの学生を日本に連れて来たい」
という気持ちが沸いてきました。

そして、
ビルマの学生に、自分の国と新しい世界を知り想像の翼を広げてほしい。
そしてココラットさんに、次世代を担う若者へ「未来」の話を伝えて頂きたい。
という思いになりました。

これが、僕がこのプロジェクトに尽力した理由です。
プロジェクトの1日目、ココラットさんがビルマ語で学生にお話をしている光景を目にした時、僕はとても感動していました。ビルマの学生は間違いなく、自国の将来について思考し、自分の将来について想像の翼を広げることができたと思います。

 

最後に、ココラットさんが関わる団体メラウー難民キャンプ教育支援の会が難民キャンプにて撮影したビデオをご紹介します。
https://www.facebook.com/178293909210039/videos/183421722030591/

 

IDFC実行委員会
中田直志