2017/08/14 16:54

 私がCHADを愛する理由は「たくさんのCHANCEに溢れている」からです。実は”CHANCE”という言葉には様々な意味があり、①機会、好機 ②見込み、可能性 ③偶然、幸運 ④冒険、危険性があります。そして今回はこのCHANCEに沿ってお話したいと思います。

 まず私がCHADの一員になったのは大学2年生の夏でした。当時は違うサークルに所属しており、企画等の担当をしていました。大勢の人に対しての企画を考えたり実行することは好きで、やりがいもあり、楽しさもありました。しかし、私が本当に興味のある事、私が輝ける場所(活動を通し輝けたかどうかは分かりませんが、主観的には自信を持って行動する事が出来た場所でした笑)はここではないと感じていました。
 私は高校時代からボランティア活動や発展途上国支援に興味を持っており、こうした活動を高校時代のような「お金を寄付する」形ではなく、自身も直接携わってしてみたいと心の中で考えていました。そこで、1回生の終わり頃、某有名ボランティア団体の活動に参加しようとしていた丁度その時に、友人から現在のCHADが行なっている活動を一から自分達で考えて行う団体を作るんだけど、どう??という話が飛び込んできたのです。この時私は「これはチャンスだ。内容も面白そうだし、自分が興味のある国カンボジアに対して実際にアプローチできるなんて、これは逃してはだめだ。」と考え、CHADに入り、初々しい仲間との活動が始まりました。これが一つ目のCHANCE[偶然]でした。
 そこからの活動は、団体の基盤作りから始まり、多くが行った事のないカンボジアでどういう事が出来るのか、何があるのかと模索し二つ目のCHANCE[冒険]に挑戦しました。

 それからも次の活動向け始動するも三つ目のCHANCE[危険性]に遭ったり、自身がプロジェクトのリーダーとなり、自分の力を知り、カンボジアの人々・国に対して出来ることを学んだ四つ目のCHANCE[可能性]を得たり、現地の学生と共に活動し生の意見や考えを聞くことができたCHANCE[好機]。活動に興味を持ってくれ、意欲を持った後輩がCHADに入ってくれ、今もDNAを受け継ぎ活動し、設立当初から崩れることなくカンボジアに対し活動を行えている五つ目のCHANCE[幸運]。
 私はCHADに出逢い、このような多くのCHANCEに出逢い、このCHANCEから発展途上国の現実や本当に必要なことやその中から自分が出来ることだけでなく、仲間との絆やカンボジアの子供たちの思いといったCHADに居ないと学べなかった事を学ぶ事が出来ました[好機]。こうしたCHANCEには人やモノを動かす力があり、今、私は今後もこのような活動を続けるにあたり自身に足りない力を補充するためにも、入学当初は考えもしなかった新たな環境に身を置いています。
 

 このようにCHANCEは人やモノを動かし、考えもしなかった事を起こします。これはカンボジアにも言えることで、今はまだ発展途上国であり、カンボジアの人々が望む生活、環境、状態ではないかもしれないがCHANCEによっては大きく変化しうると考えます。なのでCHADの活動を通して人やモノを動かす力のあるCHANCEをカンボジアの人々にも共有出来た時、活動は成功したと言えると思っています。また、現在、カンボジアの未来を担う子供たちに次なる一歩を。という強い思いを持ち、夏の渡航に向けて活動を続けている後輩達にも多くのCHANCEと出逢いさらに成長して欲しいと思っています。

 その為にも活動資金や材料は非常に重要になってきます。しかし学生である私達にはアルバイトをして稼いだ資金だけでは十分ではないという現実もあります。今、私達の文章を読んで下さった方とCHADにも何らかのCHANCEがあり出逢いました。もしCHADの活動に興味を持って下さった方や、私達のような学生を支援したいと思って下さる方がいらっしゃいましたら、どのような形でも構いませんのでご支援のほど宜しくお願い致します。多くのCHANCEを共有し、カンボジアの明るい未来への一歩に共に携わっていけたら、と思います。

以上が私がCHADを愛する理由でした。長文お読みいただき、ありがとうございました。