2017/08/12 21:39


図書館プロジェクト

CHAD3期生 柴沼 茜音と申します。
図書館プロジェクトのリーダーをしております。
プロジェクトについて、少し説明させていただきます。


カンボジアでは、20年以上続いた内戦、そしてポル・ポトによる独裁政治によって、教員や医師などの知識人を中心にたくさんの人々が虐殺されました。また本は焼かれ、学校は壊されました。このような時代背景により、カンボジアでは現在でも学校の図書室の普及率が低く、教材や本が不足している状態です。


私たちは、図書室があまり普及していないカンボジアの子どもたちにもっと多くの本に触れられる機会をつくってあげたい、そして、本を通じて世の中にある様々なことを見つけてほしいと強く感じております。

また、本を手にすることによって、これまでよりも興味の幅が広がり、新たな夢が見つかるなど、子供たちの可能性が広がっていくきっかけづくりをしていきたいという思いを胸に、図書館プロジェクトを進めております。


図書館プロジェクトはカンボジアの小学校に絵本を届けるというプロジェクトです。届ける絵本は一般の方などからご寄付していただいたり、自分達で作ったりしています。手作りの絵本では、CHADメンバー全員に担当国があり、メンバー1人1人が国を紹介する絵本を製作しております。この絵本を通じて、将来この国を訪れてみたい、この景色を見てみたいと思ってもらいたい。さらには、世界の多様な文化を認め合い、尊重し合える大人になってほしい。そんな気持ちで絵本製作に取り組んでいます。

また、英語、もしくはひらがなで書かれた絵本は、カンボジアの大学生に翻訳をつけてもらい、小学生に手渡ししてきます。
このプロジェクトも今年度が初めての試みですが、皆様から寄贈していただいた本は責任をもって小学生に届け、継続性のあるプロジェクトにしていきたいと思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!