2017/11/07 08:58

こんにちは、古見茶屋オーナー小野寺です。

 

昨日の投稿の「ネコ部屋」ですが

なぜ「ネコカフェ」ではなくて

「ネコ部屋」なのでしょうか?

 

ネコカフェって言うと、お客さんの寛ぐ店内にネコがたくさん居て、一階に遊んだりお茶をしてる横で寝てたり、なんてイメージがあると思います。

 

じゃあネコ部屋は?

その名の通り

ネコたちのいる部屋です。

 

お店と宿泊の場所は1階に

ネコ部屋は2階に作り

ハッキリと分けるので

あえて「ネコ部屋」と言っています。

 

ネコにはアレルギーを持っている方も多いですし、食品を販売する上で店内をたくさんのネコがうろうろしていては衛生面でも問題になりますしね。

 

それでも、このネコ部屋を作るのは、ネコに対する意識がちょっとでも変わったらいいなと思ってのことです。

田舎の山の中では、あまりネコを飼うという感覚は無いようで、ウチの集落には他にネコを飼っている家はありません。

当然近所では里親さんは見つかりません。

そのことは特に悪いことでは無いのですが、問題はそんな山へ仔猫を捨てに来る人がいるということです。

この地域ではどうかわかりませんが、仔猫が産まれたら山へ捨てればいいと思っている人も少なからずいるようです。(前に住んでた地域ではいました。)

私も計画的に仔猫を増やした訳ではないので偉そうな事は言えませんが、だからこそ、ウチで生まれた命は最後まで責任を持って、良い里親さんを探すか、自分のところで面倒を見るしかないと思っています。

 

そして、この山奥で普通に家の中だけで飼っていてはなかなか里親さんを見つけることが出来ないので、直接触れてもらえる「ネコ部屋」をお店の2階に作ろうと考えました。

 

最初のお母さんネコの「きなこ」は矯正手術を無事に終えて、元氣にしています。

次のお母さんネコの「ソイ」は今授乳中なので、それが終われば手術をします。

 

人の勝手な都合で子宮を取ってしまうというのはどうなのか、ギリギリまで悩みましたが、これ以上たくさんの命に対しては責任を持つことが出来ないと思い決断しました。

 

ただ可愛いというだけではなく、どんなに小さくてもみんな一つづつ命があり、どれもかけがえのないものだと考え、感じてもらえる機会になれば嬉しいです。

 

ウチのネコたちが上手くご縁をいただいて里子に行くことが出来れば、将来的にはネコのシェルターの役割を持ち、不幸なネコが一匹でも居なくなるようにしていきたいと考えていますので、訪れる皆さまにもご理解いただけたら嬉しいです。

 

よろしくお願いします。