2021/03/03 13:16

クルクメール代表の篠田です。

暖かい日が増え、冬のコートから少し薄手の春秋用のコートを使う日も増えてきました。

すっかり春になりましたね!



【カンボジアで市中感染が再・発生中】

 カンボジアは2月20日に再度、市中感染が起きました。

日本と違い、感染者ゼロを目指す戦略を取っているカンボジアでは、必死な抑え込み作戦が続いています。


 2月20日カンボジアへ入国後、ホテルで強制隔離中だった中国人が逃走、行き先のクラブでクラスターが発生し、あっという間に広がりました。しかし驚くべきはその後のカンボジア政府の対応。1人でも陽性者が出ると、住居のアパートをまるごと閉鎖、子どもの通う学校を閉鎖、職場も閉鎖する徹底ぶり。今回の市中感染は在住外国人(今のところほとんど中国人)の間で広がったため、外国人が多く住むアパートが閉鎖される(外に出してもらえなくなる)自体が多発し、ある日本人の方は、出勤しよう下に降りると自分のアパートが閉鎖対象とされて通勤できない、なんて事も起きているそうです。

 国によって戦略が違うコロナ対策ですが、独裁政権国家はこういう非常事態下では、有無を言わさない非常に強いトップダウンで物事が動いていきます。色々と考えさせられますね。。


 そんなカンボジアでは先月、中国からワクチンが60万回分届き、59歳以下に優先接種が始まりました。中国政府のワクチン外交、どんどん進んでいます。欧米発のワクチンは今のところ何もニュースが流れてきませんが、今後ワクチン接種をスムーズに行うため、カンボジア全土で体制が整えられているそうです。いつになるかわかりませんが、60歳以上も摂取できるワクチンが普及した際には、国境も再開されるのではないかと期待しています。

参考:https://www.nna.jp/news/show/2152513



【問題発生と新たな展開】

 クルクメール製品の日本販売のため、色々と動いてきた半年でしたが、問題が発生しました。

 日本に化粧品を入れる際、輸入認可が課題だと思っていたのですが、液体の空輸や化粧品を大量に空輸するには、カンボジア側の輸出認可も必要なことがわかりました。カンボジアの担当省である保健省に認可申請を続けていたのですが、市中感染が何度か起きたこともあり時間がかかりました。そして先月「認可は出せない」と連絡が来たのです。


 困った。カンボジアで生産して、輸出しようと動いてきたのに。


 色々検討をしたところ、オンラインショップを開設し、カンボジアからEMSを使って発送、お客様の個人輸入という形での販売だとできそうだと分かりました。EMSだと液体は輸送できないため、販売できる製品数が限られますが、先ずは越境ECと呼ばれるこの仕組での販売を今準備しています。


 今週末の開業を目標に、現在オンラインショップの準備を進めています。カンボジアからの発送となるため、少額の購入だと配送費が高くなるのが問題ですが、一定額以上購入頂くと配送費は無料になる予定です。


 あと数日でお披露目できると思いますので、楽しみにお待ち下さい!