2020/04/12 00:07

残り10日を切りました。 

 外出をできる限り避け、家の中でできる事を黙々と行っていますが、時間がとても長く感じたり、1日や1週間があっという間に過ぎてしまったり、生活のリズムというか、体内時計というか、ちょっとずつズレてしまっている気がします。

  さて、ちばぎんざ図書館復活プロジェクトとしてスタートしたこのクラウドファンディングも、佳境と言いますか、3月10日のスタートからちょうどひと月が経ちました。

  どうにもこのちばぎんざ図書館というのは歴史的な節目に翻弄される巡りあわせのようです。最初のオープンの時は以前も書きましたが東日本大震災によりオープンがひと月延期となりました。そして今回は新型コロナです。

  9年前は、困難を乗り越える過程の中で、地域におけるコミュニティの重要性を再認識し、我々もそこに向けて力を尽くそうというそれでも前向きな気持ちを向ける事ができましたが、今回は終わりの見えない中で、人と人とが直接的に同じ空間に滞在することのリスクが大きな壁となっている中、進むべき針路を正直なところ定めきれずにおります。 

人が集まる意義  

 僕らが目指していたのは直接的な人が滞留する空間です。これは現時点では中々推奨しづらい価値ですが、絶対にこれからの人類にとっても必要なものであると思います。

 我々は家族という小さな社会の中に生まれ、学校や地域というもう少し大きな社会の中で育ち、会社や職場という社会に身を置いて生きていきます。これらの小さな社会はそれぞれが重なり合い、今を生きる我々は大きな社会を構築しているわけです。

 僕らがこれまで目指してきたのは、この家庭や職場に次ぐ3つ目の社会・居場所として、地域の中に生きがいを得られるような空間や役割を作りたいと思って様々な活動をしてきました。この3つ目の場所=サードプレイスは、一本足や二足では得られない安心感や楽しさを、カメラの3脚のように三つ目を持つことで安定させる役割を持っています。 

商店街は人とお店が集まる場所

 商店街は文字通り商店が集まった街ですが、そこには単に生活に必要なものを買うだけではない価値があると思います。

 皆さんの思い出の中に商店街はありますか?子供のころに母親と買い物に行ったまち、学生の頃に友人と遊んだまち、旅先で訪れたまち。きっと誰しも思い出の中に商店街での記憶が残っていると思います。
 しかし、大型店が増え、通販や宅配が便利になり、思い出の中の商店街といま実際の商店街とでは随分と変わってしまっているのではないでしょうか?社会の変化や生活の移り変わりの中で、世の中のあらゆるものに一定の役割があり、その役目を終えたものは放っておくと無くなってしまいます。
 歳をとって行動範囲が狭くなった時、震災などが発生し物流が途絶えた時、そのほか様ざまな人生のシーンにおいて、歩いていくことができる買い物ができる街は皆さんにとって必要ではありませんか?

 ヒトやモノだけでなく、店や街も普段から使っていなければ、いざという時に使う事ができません。

 単に物を買うだけではない、地域のコミュニティとしての商店街活性に取り組むための拠点として、僕らはちばぎんざ図書館を復活させたいと思っています。 

そんな僕らを商店街の皆さんも応援してくれています。 

ということで、ようやく本題です。また、レポートでお知らせが遅くなってしまいすみません。 

以前お知らせしたクラフトビールのお店「Y.Y.G. FACTORY」さんに続き、商店街の皆さんからもお返し品の提供をして頂きました。

 

豆菓子等販売店「与三郎の豆 」さんより、ギフトセット新豆じまんチケット

まちづくりNPO「 まちづくり千葉 」さんより、いい街ちばフリーマーケット出店チケット

カフェ&ギャラリー「 呂久呂 」さんより、カツカレージャンボトーストチケット

カフェ&ギャラリー「 呂久呂 」さんより、オリジナルブレンドコーヒー作成講座参加チケット

 

 など等、商店街と図書館でちばぎんざを楽しんでいただけるコースがたくさん増えました。予定通りのオープンは残念ながら難しい状況ですが、新型コロナで傷ついて疲弊した地域を再度立て直すためにも、じっくりと僕らができる事を考え、新生ちばぎんざ図書館のオープンに向けて取り組んでいきたいと思います。

 

引き続き皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。