2017/06/21 00:01

 みんなのサマーセミナー」実行委員をしています、百合学院で教員をしている吉川晶子です。
サマーセミナーと私の出会いから、どうして実行委員をしているのか?についてお話します。

かれこれもう3年以上前のこと。尼崎で行われたソーシャルドリンクスに参加していました。
そこで、衝撃的な話を聞きました。
「愛知サマーセミナー」という、みんなが先生、みんなが生徒になれるイベントがある。しかも愛知では高校生が運営の中心となって行われている。3日間で講座数は2000以上!
高校教員をしている私は、これこそ生徒たちにとっても、私にとっても、そして学校にとっても、みんなにとって最高の体験ができるイベントだと思い、その日は大興奮!
そのまま愛知に貸切バスで、尼崎のみんなと出かけて行くことになりました。
行きのバスの中で「会場についてはご心配なく!1回目の会場はぜひ百合学院で!」と、まだ何の話も決まっていないのに、宣言してしまったのです。でもその時、百合で第1回目のサマーセミナー開催、イケる!と何の根拠もなく思ってしまったのです。
そして、めでたく第1回目そして第2回目を百合学院を使って行うことができました。

百合学院を沢山の方々が、学び舎にしてくださいました。
老若男女の方々が集まって、笑顔で楽しんでいらっしゃる。そしてその中には自分の生徒達も一緒に混ざっている。私の出会った素敵な方達が、生徒たちにもつながっていく。この授業楽しかったよー、とか、○○さんと友達になった!と嬉しそうに話す生徒たち。こどもも大人もみんな楽しそう。みんなが混ざりあって、みんなが楽しんでいるその風景には、何とも言えない嬉しさがありました。

私が学校で働いていて、本当によかったなぁと思うことの1つに、自分が興味のあることだけでなく、興味のないものも仕事だから学ばなければならなかったということがあります。
教員をしていると、生徒たちに伝えなければならないことが、幅広い分野においてあります。その中には全く自分の興味のない分野もあります。
でも、その全く興味のなかったことについて調べてみたり、学んでみたりしていると、また新しい面白さに気づき、新しい自分が開かれていく。
自分の知らなかった自分の興味に気づくことも、そこから自分の世界がさらに大きく広がっていくこともあります。
人生は一度しか送れないけれど、学びは1つの考え方だけでない、いろんな生き方を持ってきてくれ、日常を違う風景に変えてくれます。
そして、それを一緒に体験できる友達まで連れてきてくれたりもします。
これが、学びの醍醐味!
その体験を私だけでなく、生徒たちにも、そして、町の人たちにも広げていきたい。
これが、私が「みんなのサマーセミナー」の実行委員をしている理由です。
そして、私自身もこのサマーセミナーを通して、同志と呼べる仲間が尼崎にたくさんできました。まさか、こんな近くでこんなに気の置けない仲間ができると、実行委員会が始まったときには思ってもいませんでした。
そんな仲間とお酒を飲みながら話しをする時間は至福のときです。

「みんなのサマーセミナー」、今年は双星高校で行われます。百合学院でないのはちょっぴり寂しいですが、学びの場が広がっていくこと。これがサマーセミナーの目的でもあります。
そして、この尼崎の学び舎が、うちの学校でもやってみたい!と広がっていったほどに認められ、定着してきたということでもあります。
それは私にとってもやっぱり嬉しいことです。

そして、私個人としては、今年はちょっと授業体験できるかな、と楽しみにしています。2年間百合学院で開催でしたので、走り回って、なかなか生徒を体験できませんでした。
今年の授業をみると、好奇心をくすぐられる、ワクワクする授業がたくさん!何と言っても350講座!
今年は、生徒になって授業を体験してみよう!新しい学びと、新しい人との出会いをつくろう!そう思って楽しみにしています。

「みんなのサマーセミナー」、今年も8月5日、6日に開催されます。
みんなの学び舎、みんなのつながりの場「みんなのサマーセミナー」を、みんなのクラウドファンディングで支えてください!
よろしくお願いします。