美郷町に家族で移住して12年目を迎えるオーナーの堤咲子さん。
Tali Kasih(タリカシ)とはどんなお店ですか?と尋ねると
「私が美味しいと思えるものを提供するお店です。」と、
「ジャンル」でなく『意義』で答えてくれた。
それだけ拘りぬいたお店だ。
添加物不使用。食材も庭で採れたもの、地元のものなど、顔の見える食材しか使わない。
そんなTali Kasihの集大成とも言える料理がある。
『シュトレン』だ。
1年に1度だけの特別メニューで、リピーターさんへの感謝の気持ちで販売している。
あまりの美味しさに大手航空会社から、高く買わせてくれと懇願され、そして、断っている(笑)
そもそも「シュトレン」とは、ドイツの発酵菓子でキリスト教に由来しており、クリスマスを待ちわびながら少しづつ食べるものである。
Tali Kasihのシュトレンはドライフルーツを赤ワインと蜂蜜に1年間漬け込む。
3月(金柑)、5月(さくらんぼ)、7月(梅、ブルーベリー)、9月(へべす)、10月(生姜)…9月には栗の渋皮煮も。
昔の製法を大切に。機械を使わず、酵母を育て、材料を厳選し、薪で焼き上げる。
それからすぐにブランデーを染み込ませ、バターコーティング。その中でも酵母が生き続けるからこそ、味の変化が楽しく、長持ちする。
そして、赤ワインはキリストの血、白いお菓子の姿はキリストがおくるみに包まれている形まで忠実に再現している。
そんなTali Kasihのシュトレンは、人間と大自然がつくるものなので、
同じものは二度と出来ないと言う。
「即完売」なのには、確かな理由があった。
印象深いのは、このシュトレンの製造日の表記の仕方だ。
「令和元年12月◯◯日 生まれ」
まるで聖母のような温かな視線を感じる。
それは、Tali Kasihの名前の由来にも表れている。
「慈しみを注ぐ愛の心がくこと。」
そんな
『慈愛に溢れたお店』へ、いらっしゃいませ。
▼cafe&goods Tali Kasih
住所 美郷町北郷黒木1676-8
電話 0982-62-6382
時間 11:30~19:00
営業 土・日・月のみ
*現在自粛営業中。物販のみ営業。
近々オープン予定なので、SNSをチェック!!
▼人気メニュー
ワークショップ…3,000円
ランチ…1,200円
他多数
▼テイクアウト
オリジナルシロップかき氷…400円
Tali Kasihパン…300円~
焼き菓子…150円~
他多数