2020/06/23 21:40

こんばんは。
ご支援いただいている皆様にご報告したいことが色々とあり、長くなってしまいそうなのですがなるべくまとめて書かせていただきます。


薬が効かない…?

みなさまからご支援いただきMUTIANの投薬を進めておりましたが、6月10日頃から一切の食事と水分を摂らなくなり、どんどんと体重が減っていっていました(3230g→2890gほどまで…)。薬の効きが悪いのかもしれない、ということで協力病院で診察していただきましたところ、MUTIANを始めた当初はみられなかった肉芽腫があることが判明。他の病気も疑ったほうが良いかもしれないとのことで、大学病院での診察を勧められたため、かかりつけのお医者さまに紹介していただきました。


大学病院へ

大学病院で診ていただくまでの期間は毎日かかりつけの病院で皮下点滴をし、なんとか持たせているような状態でした。6月18日にやっと予約の順番が訪れ、大学病院に行きました。
様々な検査をしましたが、FIP以外の疾患の疑いは見られませんでした。

そこで改めてPCR検査を行い、結果次第では2つの治療の道があることを伝えられました。

①陽性だった場合
FIPだが、MUTIANが効かない体質である可能性が高い。対処療法をしていくしかない。
②陰性だった場合
陽性の場合でも陰性と出てしまう場合があるためFIPでないとは言い切れない(かつ、こたろんにはFIP以外の疾患の兆候が見られない)が、外科手術により肉芽腫を摘出し調べることでFIPなのか他の病気なのかの判断ができるかもしれない。また、手術時に胃チューブを設置することで給餌が可能になる。

どちらにせよ、この段階(投薬75日目でした)で体調が良くないということはMUTIANが効いていないと思います、と言われ、協力病院のお医者様にも相談し、この日を最後にMUTIANの投薬を中止しました。
「完全に100%の猫に効くわけではないと頭ではわかっていたはずなのに、でもなぜこたろんが…」「FIPだからと皆様に支援していただいたのに、いまさら違うなんて…」「もしかしたら他の病気かもしれない。そうしたら治療法が見つかる可能性があるかもしれない。」
とにかく色々な気持ちがないまぜでした。


検査結果

そしてPCR検査の結果が6月22日に返ってきました。陰性でした。
(紙面上はFIPではない、しかし事実上はFIPの可能性がまだある、という状況…。最近Instagramの更新もできていなかったのですが、中途半端な情報を投下することで皆様を混乱させたくないという思いと、なによりわたしの精神的負荷が大きかったからでした…。)

金額面での負担もさらに増えてしまい、そろそろ費用も尽きてしまいそうなことから外科手術をせずこのままゆっくりとやつれていくこたろんを寿命として看取る選択もありましたが、手術に耐えうる体力であること、胃チューブを設置しても猫本人はさほど気にならないらしいこと、食欲が戻れば胃チューブは取り外せることなどを聞きました。

なにがこたろんにとって幸せなのか。どこまで治療してあげるのが良いのか。無理やり生かしていることにならないか。どうしたらこたろんが一番苦しくないのか。

本当に色々と迷いましたが、お医者様と相談を重ね、手術をする決断をしました。


幸い、抗生剤の影響なのか一昨日から少しずつ食欲を取り戻しており、今は点滴も毎日ではなくなりました。ですがそれも応急処置であり、根本的な解決にはなっていません。


外科手術は来週行われる予定です。
MUTIANの効かないタイプのFIPではありませんように。
肉芽腫を摘出することで、不調の原因がわかりますように。
胃チューブを設置することで、こたろんの体調が戻りますように。

毎日毎日病気のことを考えているとわたしが参ってしまいそうなので、
いまはできるだけ明るく過ごすことを心がける毎日です。

「FIP治療」に対しご支援いただいた方には混乱を招いてしまい大変申し訳ございません。
どうか、こたろんの治療が良い方向にいくよう祈っていただけますと幸いです。


手術がおわったらまたご報告させていただきます。
いつもありがとうございます。