2020/06/06 11:19

WEB配信・講義内容のご紹介

「陸から海への物質循環の変化と温暖化の影響」

株式会社海藻研究所 所長 新井章吾


「海を育てたければ森の木を伐採しなければならない」

耳を疑うような発言に隠された『真実』をリアルに語るのは海藻研究所の所長。

彼は日本各地の海にダイバーとして潜り、その目で確認し自身で採取・測定をする異色の研究者である。


彼の研究テーマに海と森を繋げる海底湧水にまつわるものがある。人々の生活の利便性や財政支出のための護岸工事や集水路の設置によって、地面から地下に浸透する水が激減しているという。結果、海底湧水が消えていき海が枯れていく...

海が枯れていっていることは皆が分かっている事実であるが確かな原因までは理解できていないだろう。

海底湧水が海の環境にどのように作用しているか、また、それが回りまわって私たちの生活にどのように関わってくるかがわかる目からウロコの講義を是非とも聞いてほしい。これまでに気づかなかった「地上と海の意外な関係性」に気づかされるはずだ。