2017/04/29 08:37

高卒認定勉強会を行うのは、「どんな状況に置かれている子も、応援したい!!」と、強く思うからです。

私は、高校1年の時に線維筋痛症という病気を発症しました。でも、見た目ではまったくわかりません!友達といる時はだいたい笑っていたので、本当に病気なの?ってよく言われました。

実際は、常に痛みが身体中で動き回っていて、箸やシャーペンが握れないぐらいの痛みや握力の低下、日常生活を送るだけで肉離れを起こすぐらい筋力も落ちていました。

そんな状態で、学校を休むことが増え、
学校に行っても保健室で過ごしたり、授業に出ても全くついていけなかったです。
そんな時に、「おまえ休みすぎじゃん?」と笑って言われると、本当に悔しかった。

特に朝の痛みがひどくて、遅刻が続いていた頃。朝起きて家を出るまでは、
『痛い!けど学校に行かなきゃ!』という自分との戦いでとりあえず泣いて、薬飲んで、お母さんに背中を押されて、登校していました。

そうしてたどり着いた教室に入ると、
「遅刻多いなー」という一言に瞬殺されました。

遅刻するぐらいなら行かない方がよかったのか。
もっともっともっと痛そうな顔をした方がいいのかと思った。
この痛みが見えたらいいのにと思った。

 

だんだん、学校に行ってもしんどいだけと思い、頑張れば行けそうな日も休むようになりました。
今思うと、みんな心配してくれてたし、テスト前は勉強を教えてくれました。
しんどい時に一緒に泣いてくれた、友達や先生もいました。
でも、自分でもどうしようもない状態が続いていたから、どんな一言にも過敏に反応していたのかもしれません。

 

目に見えないしんどさは、みんな抱えていると思います。それは、ひとりひとり違っていて、比べられるものではないはずです。
学校に行けてない、辞めた背景にも、病気であったり、勉強についていけなくなった、友達とうまくいかなかったなど、抱えているものには、想像できないようなこともあると思います。

しんどい時は余裕がないから周りの言葉にも敏感になりやすい。そして、不安なのは誰よりも本人であると思います。

だからこそ私は、学校に行けてないことや辞めたことを否定せずに受け止めたいと思っています。
この勉強会の場所が、どんな状況も受け止められる場でありたい。
最初は私たちと話をするだけでもいい。
長い時間をかけて関わっていく中で、進む道を一緒に探っていけたらいい。
高卒認定という選択をした時には、勉強する環境を整えます。

もちろん、高卒認定という選択じゃなくても子どもたちが目指すところを応援出来るように、必要としている機会をつくったり繋げていきたいです。それがコミュニティーユースワーカーとして、私が目指す高卒認定勉強会です。