2020/03/11 23:46

ナマステ!ともみです!



東日本大震災から9年が経ちました。



当時私は大学2年生で、2011年2月22日にBEAMスクールの開校式を終え、春のスタディーツアーから帰国してほっと一息ついていた頃です。 



2011年3月11日14時46分。今でもはっきりと覚えています。私はインドで乾燥した空気にさらされパサパサになって伸びた髪をきれいにしてもらおうと、大阪のとある美容院で髪を切ってもらっているところでした。


「あれ?今ちょっと揺れたな?」と思いましたが、美容院が建物の1階にあり、美容師さんは立ってお仕事をされていたため揺れを感じなかったようで、その場では特にそのことについて話もせず、何事もなかったかのように、髪を切り終えお店を出ました。


「さっきのは地震だったのかな?」と思いながらツイッターを開いてみると、大変なことが起こっているという情報が入ってきて、BEAMの仲間や友人たちと連絡を取り合いました。


「大変なことになっとるからテレビ見て」と言われ、帰宅してからテレビをつけて呆然としました。とてつもなく大きな津波がたくさんの家や車を押し流している映像が流れていました。不謹慎ですが、とても現実のこととは思えず、友人たちと映画のワンシーンのようだという話をしたことを覚えています。理解が追いつきませんでしたが、とてつもない恐怖を感じました。


翌日には一部のメンバーで集まり、話をしました。団体設立以来のプロジェクトであったBEAMスクール開校を成し遂げた私たちは、次はどんなプロジェクトを打ち立てようかといろんな妄想をしてワクワクしているはずでした。


でも、日本でこんなに大きな地震が起こって、被災された方が大勢いらっしゃって、解決していかなければならないことがたくさんあって、支援の手がたくさん必要とされている中で、私たちはインドの教育支援を叫んでいいのだろうか、いや、まずは何か私たちにできることがないか考えるべきではないのか...


すぐに明確な答えを出すことはできませんでしたが、私たちはたくさんの方から協力していただいて「一人一人の力は小さくても、それが集まればとてつもなく大きな力になる」と信じていました。だからこそ、自分たちが微力でも行動したいと思い、他の団体の仲間と協力して、街頭募金を行いました。この募金のことを知って飛び込みで協力してくれる人もいました。「阪神淡路大震災の時たくさん支援してもらったから、そのお返し」と言って寄付してくださる方がたくさんいらっしゃいました。温かいなと思いました。



その後も葛藤はありましたが、私たちにはBEAMスクールを運営し続ける責任がある、これまでのようにきちんと伝え続ければ理解して協力してくださる人は必ずいる、それを何度も確認して、私たちは自分たちの活動を再開しました。



あれから9年。ここでも何度も書いていますが、本当に本当に数え切れないほど多くの方のご協力をいただいて、BEAMスクールの運営を続けられています。本当にありがとうございます。



BEAMスクールが支援に頼り切った運営から一歩踏み出し、歯車が回り始めるまであと少し。あと少し、皆さまのご支援どうぞよろしくお願いいたします。





-----


BEAMに聞いてみたいこと、気になることなどございましたら、お気軽にご連絡ください!

本ページのコメントだけでなく、各種SNSも毎日チェックしていますので、いつでもどうぞ◎


Twitterはこちら★ Instagramはこちら★


-----