2019/07/17 11:51

軽井沢キッズケアラボは2015年に始まりました。夏限定のスペースとして、今年で5回目の開催になります。
これまでクラウドファンデングはもちろん、参加者やボランティアとして、北は北海道から南は沖縄まで、たくさんの方と繋がり、様々な形でのご支援をいただき、続けてこられました。
そしてなにより地元軽井沢の方々の温かさが、これまでの活動の大きな支えとなっています。


2015年7月27日、軽井沢キッズケアラボのオープン2日目に地区の副区長さんが『ここは新しいお店ですか?』と声をかけてくださいました。活動の趣旨をお伝えすると、副区長さんは優しく頷きながら聞いてくださいました。そして『とても素晴らしい活動だ!そういった活動は引き籠っちゃいけない。どんどん外に出て、いろんなものに触れて、いろんなことを体験しなさい!地区のみんなには私から話しておくから』と言ってくださいました。

次の日、キッズ達と外へ散策に出ると、道ゆく人や商店の人たちが次々と声をかけてくださいました。売り物の珍しい野菜を次々と手に取らせてくださる八百屋さん。列に並ぶご近所さんに私たちを紹介してくれるたい焼き屋さん。地区の催しに誘ってくださる住職さん。

そこには障害児者に対する(特別な視線)はありませんでした。誰もが『楽しんでいってほしい』という思いからの言葉や行動であり、安心感とともに、もっといっぱい繋がりたい!体験したい!という思いに駆られました。

そんな温かく力強いスタートから5年。

初めての旅行

初めての新幹線

初めてのお泊り

初めてのお預かり

初めての川遊び

初めての温泉

初めての食べ物

初めての気球

初めてのお友達

たくさんの医療的ケア児がたくさんの初めてを経験し、初めて出会う人たちにたくさんの笑顔を届けて来ました。

笑顔がつないでくれた大きな輪は、今もどんどん広がっています。