2015/02/17 19:03
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支援者の皆様こんにちは。

プロジェクト主催者の北川勇介です。

僕は現在、カンボジアのシェムリアップに来ています。

 

今日は、現地で活動を助けてくれているカンボジア人から報告がありましたので、連絡をさせていただきます。

 

学校建設に向けて、よく質問されることが3つです。

①学校を建設して本当に子ども達は通学するのか?

②建設後の運営費用はどうしていくのか?

③教師の派遣や、教科書等の備品は誰が用意するのか?

ということです。

 

この件につきまして、カンボジア人からの報告も兼ねてお知らせいたします。

 

①について

まず、はっきり言えるのは建てれば子ども達は通います。よく聞く「建てたのに廃校になる。」というケースは、本当に必要な場所に建設をしていないことが考えられます。お腹がいっぱいな人に食べ物を差し出しても喜ばないように、支援というものも何が必要とされているかを考えて行わなくては受け入れてはもらえません。

私たちは周辺の村の様子や他の学校の様子などを調査し、村の人口や子ども達の様子、大人の理解等を図りながら活動を進めています。その上で、「私たちがやりたい!」ではなく、「ここに学校が必要だ」という事実の元に建設計画を進めています。

今回建設するロンデン村の周辺には、タニ村とルサイ村という村も存在し、今回ここに学校を建設することで、3つの村の子ども達が学校に通えるようになります。

 

②について

ここが、今回の報告に大きく影響する面でもあります。日本の学校にも私立学校と公立学校があるように、カンボジアにもあります。私たちは、建設後はカンボジアの国に運営を委託し、公立学校として認可してもらいます。公立学校にすることで、運営費をこちらで負担することなく学校は運営されます。さらに公立学校になっても支援を続けていく私たちが介入しやすいというメリットもあります。

例えば、皆様やそのお仲間が、実際に建設された学校を訪問し、日本語や英語、さらには音楽・書道・スポーツ・文化など様々な教育を施していくことも難しくありません。

今日は、カンボジアの教育省が私たちの活動を認可し、建設に向けて大変喜んでくれている、そして村の子どもたちが学校に通える日を心待ちにしているという報告を受けました。

 

③について

②と少し内容が重複しますが、公立学校になることで教育省から教師が派遣され雇用が生まれます。また教科書等の必要な備品は一人につき一冊という形は難しいかもしれませんが、各教室に必要な分が用意されて子どもたちが授業を受けるに当たり、不自由しない環境が整います。一つの学び舎から、限りない可能性が広がっているのです。

 

・今後の展望について

学校が建設された後、僕自身がカンボジアに住み込むとか、校長になるとか、嫁はカンボジア人とかよく言われますが全て違います。

一つの教育モデルを確立して、次の国や地域に活動は続きます。そしてその活動を日本の教育界にもフィードバックし、日本の教育にも外から刺激を与えていける存在になりたいと思っています。

僕たちはあくまできっかけです。建設後も課題は必ず生まれます。もちろん地球のどこにいても、その課題とは向き合っていきます。しかし、必要なものを全て与えるのではなく、自分たちの力で未来を創っていける世界の創造を僕たちは目指しています。その為に必要な支援を建設後も続けていきます。

 

少しずつではありますが、確実に毎日前に進んでいます。僕の活動を支えてくれているチームのみんながいる、支援をしてくださる皆様がいる、そして学校に通えることを願う子どもたちがいる。僕一人の夢ではなくなったこの夢の続きを是非一緒に見ましょう!

 

これからもご支援・ご声援よろしくお願いします!

 

北川勇介